浅田真央のソチ冬季オリンピック。
最後に真央は、
フィギア・スケーティングを楽しんだ。
そして泣いた。
日本人すべてが、
感動した。
しかし尖閣問題で対立する中国でも、
その人民が真央を絶賛している。
中国版ツイッター「簡易投稿サイト」では、
検索ランキング1位で17万件のコメント。
「演技を終えて涙を流したMao!
この瞬間、テレビの前のどれだけ多くの人が喜び、
感動し、あなたと一緒に涙したことか。
素晴らしい演技と感動をありがとう!」
「外国人選手の試合で初めて泣いた。
あなたはキム・ヨナより素晴らしい、本当に」
「真のスポーツ精神とは
金メダルをいくつ獲得したかではなく、
自分を乗り越えて、
自分に勝てたかどうか。
浅田真央の完璧な幕引きは
金メダルよりも確かなものだ」
「王者が優勝するとは限らない」
「あなたをずっと応援してきた者にとって、
ずっと見たかった完璧な試合」
「4年前、私は泣かなかった。
今回は本当に泣いた」
「他の選手は審判を征服し、
Maoは観客を征服した!」
これらはすべて中国人のコメント。
それが浅田真央の魅力の、
すべてを表わしている。
ご苦労さん。
日経新聞に、
イオン岡田元也社長登場。
3月1日付の組織改正と新人事体制を語る。
「アジア、都市、シニア、デジタルの
4つの分野で戦略を加速する」
「14年度からは新たな体制で
4つの戦略に合った商品開発を進めて
果実を取りにいく」
「関連性のある複数の主要事業を
50代の役員に任せて、
店や商品の改革のスピードを上げる。
意思決定を早め、
ビジネスモデルを革新する体制にする」
50代の若い役員の体制にする。
馬力とスピード。
それが時代を切り拓くという認識。
「日本はシニア層や共働き世帯の増加など
社会構造が大きく変わり、
4月の消費増税で
消費者の行動は激しく変化する」
「小売業界の再編につながる動きも多い」
「中国や東南アジアの小売市場も
競争が激しくなっている」
「若さをエネルギーにすることで、
これまでの成功体験をも否定し、
グループ全体でビジネスを変えることへの
抵抗感や恐怖感を減らす」
イオンは「若さ」を前面に出す。
これはセブン&アイ・ホールディングスと対極的。
「今は駆け込み需要が広がっており、
その分の反動が来る。
1997年の増税時は『1億総中流』時代の最後で、
皆が増税で苦しんだ。
今は人口動態や世帯構成が大きく変わり、
所得の格差も広がっており、
増税に対する消費者の反応は分かれる」
消費増税後への見解が、
岡田さん自身、
ちょっと変わってきた。
消費者の反応に分岐が出るという判断。
これ、当たっていると思う。
新体制の詳細に関しては、
商人舎MagazineのWeekly商人舎で、
来週特別企画を掲載予定。
その今週のWeekly商人舎、
週刊特別企画は、
[Photo Report]
スーパーマーケット・トレードショー2014。
トレードショーを訪れることができなかった人、
訪問したけれど再確認したい人、
ご覧ください。
さて今日の結城義晴。
午前中は歯医者。
歯周病の治療で、
昨年末から完全治療中。
こういったことは完璧にしたい。
午後、立教大学院の今年の修了生二人、
商人舎オフィスを訪れてくれた。
入江泰之さんと塩田木綿子さん。
ありがとう。
頑張ってください。
それから東京・目白の学習院大学へ。
学習院マネジメントスクール(GMS)の
「DSCM基礎コース」最終講義・桜実会講演会。
私は毎年、GMSの最初の講義で、
「流通概論」の講座を担当している。
5月にスタートし、
2月にこの最終講義で修了する。
開会の挨拶は、
学習院常務理事の東園基政さん。
最終講義は、毎年、著名な実務家を迎えて
記念の講義をしてもらう。
今年はヤオコー会長の川野幸夫さん。
日本スーパーマーケット協会会長。
講演者の紹介は、大塚明さん。
元ヤオコー常務、協会前専務理事。
そしてGMS顧問。
川野さんは、
「志の高い企業を目指して」をテーマに、
70分にわたって講義してくれた。
ヤオコー経営のミッションとその実際が、
丁寧に語られた。
会場には100名を超えるGMSの現役生、
卒業生、関係者が集まった。
川野さんの話はいつも明晰。
ヤオコーの基本理念から、
スーパーマーケットづくり、
個店経営と全員参加の商売、そして、
日本一働きたい会社への企業体質づくりまで、
実にわかりやすく語ってくれた。
講演後のQ&Aでも、
丁寧に率直に答える。
川野さんの人柄と
スーパーマーケット商売への真摯さが感じられた。
本当にいい講演会だった。
総合司会・磯部泰子事務局長の指名で、
私もスピーチ。
一昨日までの沖縄サンエーの理念、
大阪・万代のミッション、
昨日の福島ヨークベニマルの創業精神、
そして今日のヤオコーの志。
四者に共通することこそ、
小売りビジネスの本質である。
続いて2013年度の卒業生の修了式。
壇上には皆勤賞の皆さんが登壇し、
GMS所長・経済学部教授の上田隆穂さんから、
修了証が授与された。
上田さんの閉会の挨拶で、
講演会は無事に終了。
会場には、現役講師、元講師の皆さんも参加。
エスエス製薬の楢村文信さん。
戦略プロジェクト推進部長。
デロイト トーマツ コンサルティングの矢矧晴彦さん(右)。
お二人はGMS元講師。
矢矧さんからは、
テスコの最新翻訳本をもらった。
うれしい。
講演会終了後は、
創立百周年記念会館の会議室に場所を移して、
GMS修了生たちの集い「桜実会」懇親会。
開会挨拶は、
学習院院長の波多野敬雄さん。
思い出を振り返る映像が流れる中、
和やかに懇親。
廣田正さんと久々にお会いした。
三菱食品元顧問。
川野さん、村上篤三郎さんと。
村上さんは㈱たいらや社長。
昨年の最終講義で講演をしていただいた。
ヤオコー秘書室長の高田泉さん。
高田さん、応援しています。
そして皆さんも加わって。
ヤオコーIR広報室の下池周子さん、
ライフコーポレーション営業企画部の金子和夫さん(中)、
ヤオコー人事部マネジャーの林秀晃さん。
金子さんは今年のGMS修了生。
おめでとう。
名誉教授の湯沢威先生には、
先生の著書にサインをいただいた。
そして懇親会参加者の全員で記念撮影。
最後は特別室の前で、
上田先生、大塚さんの3人で写真。
特別室には、
皇室の方々しか入れないらしい。
さすが学習院。
学習院マネジメントスクール。
快調です。
この講座には理念がある。
掲げるだけの理念は、
看板倒れとなる。
何ごとも根本に、
ミッションとビジョンが、
なければいけない。
単なる「〇〇商店」ではいけない。
志がなければ、
それをする意味がない。
〈結城義晴〉