今日は日本列島、
雨雨雨。
傘マーク。
明日から台湾の台北に赴くが、
あちらは曇り時々雨。
一方、地球の裏側の南米チリ北部では、
マグニチュード8.2の地震。
日本時間で昨日2日の午前8時46分。
この地震の余波は、
ハワイ島に58センチの津波をもたらし、
日本には今日午前6時52分に、
岩手県久慈市で最大60センチ、
茨城県大洗町と北海道えりも町で30センチ。
しかし2010年の2月にも、
チリ地震で津波が報じられ、
それが翌年の3.11の予告のようになった。
一番大きかったのは、
1960年で、この地震波は地球を3周した。
日本でもチリ地震津波と命名され、
三陸地方に被害を及ぼした。
大船渡のマイヤは、
この津波被害の復興資金で創業。
3.11は50年目の二度目の被災だった。
今回もみなさん、不安だったと思う。
心中、お察しする。
しかし、大きなものでなくて、
本当によかった。
今日は一日、
横浜商人舎オフィス。
朝から、来客。
飯塚正彦さん。
それから高木勇輔さん、
福島道夫さん。
飯塚さんはこの4月1日に、
㈱ショッピングセンター丸正総本店社長に就任。
やがて丸正チェーンの総帥になる。
コーネル・ジャパン伝説の第1期生。
社長就任、心からおめでとう。
高木勇輔さんは、
㈱ロピア社長で、会社は絶好調。
福島さんはその右腕の取締役。
飯塚さんが35歳のトップ、
高木さんも33歳の社長。
若い人たちの時代がやってきた。
商人舎は商人の舎(とねり)。
飯塚さんや高木さんが、
互いに切磋琢磨しつつ、
どんどん成長してくれることを願うものだ。
うれしいなぁ。
午後には、
㈱スポットライトのお二人。
右が社長の柴田陽さん、
真ん中がマネージャーの雑賀光太郎さん。
柴田さんは、
価格比較アプリ「ショッピッ」の開発者。
それ以外にもいくつものベンチャーを立ち上げ、
現在は「スマポ」を生み出し、
「楽天チェック」と合体して
大活躍中。
29歳。
㈱スポットライトの主催で、
4月24日に講演会が開催される。
私と柴田さんが競演する。
その打ち合わせ。
イノベーションに立ち向かう若い人々。
私の全力を挙げて応援し、
日本の小売りサービス業の発展に、
ともに貢献したい。
昨日は打って変わって、
商業経営問題研究会。
通称、RMLC。
こちらは十二分に実績を積んだ人々。
その研究会。
日本チェーンストア協会会議室。
最年少の私が図らずも、
座長を務めさせていただいて、
杉山昭次郎先生、
磯見精祐先生の後を継いだ。
どちらも故人となられたが、
全員がお二人のご遺志を尊重して、
社会貢献しようと研究活動をしてきた。
今年は、その研究成果を、
社会化する年にする。
つまり研究成果の発表の年度になる。
ご期待いただきたい。
学会の報告会のような形式で、
誰でも聴講し、議論できる場を、
提供していきたいと考えている。
研究会が終って、
マッカーサー道路を背景に、写真。
右から井口征昭さん、
加藤勝正さん、
高木和成さん、
村上篤三郎さん、
山口紀征さん、
杉田幸夫さん。
その後、有志で、
前たいらや社長の村上さんの慰労会。
最後は、
日本酒の舛酒をぐいぐい飲んで、
気分爽快。
パワーは若い人たちに負けない。
話題は、セゾン創業者の故堤清二さん、
その右腕だった故上野光平さん、
岡田卓也さんや清水信次さんに及ぶ。
20代、30代の経営者、
60代後半から70代の人々、
そして80代、90代の化け物級。
私はそんな人々の間をつなぎ、
世代を超えた思考のネットワークをつくる。
まことにありがたいことだし、
責任の大きさをひしひしと感じるものだ。
さてニュースを1つ。
日経新聞が消費欄で報じた。
セブン-イレブンが、
惣菜・弁当など600品目すべてを、
全面刷新する。
4月・5月の2カ月間。
この全面刷新は、
創業以来初めてのこと。
それだけ消費増税を、
重く見ているということ。
一昨日のテレビ東京『ガイアの夜明け』。
セブン&アイ・フードシステムズの大久保恒夫社長。
メニューの全面刷新を図った。
同じことをセブン-イレブンが行う。
既に3月末までに、
主力中の主力弁当20品目を、
原料・製法、容器や表示などを見直し、
価格も変更。
商品体系のリエンジニアリングをした。
品目数は全品揃え3000アイテムの2割、
売上げの約4割、利益の5割近く。
その刷新は勇気がいる。
目途が立った段階の今、
マスコミ発表したわけだが、
これは消費増税をバネにして、
飛躍的な成長戦略を練っていたことを意味する。
発表したからには、
成就させる。
それがセブン-イレブンだ。
イオンの消費増税戦略とは全く違っていて、
1品1品による全面マーチャンダイジング変換。
セブン&アイ・フードシステムズ、
セブン-イレブン、
ヨークベニマル。
セブン&アイが、
マーチャンダイジング・カンパニーを
志向していることが、
露わになってきた。
〈結城義晴〉