結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年04月23日(水曜日)

与党「軽減税率」対象品目選定基準合意と二協会合併延期の影響

バラク・オバマ米国大統領、
世紀の来日。

国賓としての来日は、
1996年のビル・クリントン大統領以来、
18年ぶり。

もっともっと、両国の交流は、
頻繁であるべきだ。

少なくとも、4年に一度の、
オリンピック並みに。

毎日新聞『余禄』は、
この首脳会談が「表敬」に終わってしまうか、
認識の溝を埋めて首脳同士の信頼関係を築くか、
「目を離せない国賓の2泊3日」と表現。

表現自体は、つまらん!

朝日新聞『天声人語』。
中曽根康弘元首相時代の、
「ロンヤス関係」を出しておいて、
「米英中心の世界の潮流から
はずれないといった中曽根氏の外交原則は、
いま応用できなくはない。
ナショナリズム一辺倒では
外交は立ちゆかない」

これは安倍晋三首相への警告。

いずれにしても、
世紀の来日にしてもらいたいと、
懇願するものだ。

一方、女子プロゴルファーの横峰さくら。
メンタルトレーナーの森川陽太郎さんと結婚。
さくら選手が28歳、
森川さんが33歳。
お目出度い。

横峰は、昨年4月から、
森川さんを専属のメンタルトレーナーにした。
その結果、前期は4勝。

これからも専属のメンタルトレーナーとして、
支えてもらうようだ。

しかし、メンタルトレーナーと結婚というのは、
果たしていいのかどうか、
門外漢の私にはわからない。

戦果が上がらなくなったら、
どうするのだろう。

そんな時にこそ、
メンタルトレーナーが必要なのだろうが、
毎日一緒に暮らして、
いざという時に、
メンタルをケアできるのだろうか。

つまらないことのように見えるが、
夫婦げんかしたら、
どうなるのだろう。

毎日、一瞬一瞬が、
メンタルトレーナーの仕事だとしたら、
これはこれで辛いだろう。

余計なお世話だろうが、
心配しつつ、
お目出とう。

さて私は今日も、
横浜商人舎オフィス。
岸本真一郎さん、来社。
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㈱ゴードン・ブラザーズ・ジャパンの
アセットソリューション部部長代理。

昨年5月の「ハーバード・リテール教室」で、
お世話になった。

あれから1年が経過しようとしている。
アナンス・ラーマン教授の言葉を、
思い出す。
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「在庫生産性は炭鉱のカナリア」

岸本さんとは、
いろいろ情報交換をして、
商人舎Magazineへの執筆を、
検討してもらうことになった。

「チェーンストアの在庫問題」。
重要な内容になりそうだ。

その後、東京・池尻。
東邦大学医学部付属大橋病院。

富田剛司教授の診察。
2時間も待たされた。

しかし眼圧は右目12、左目13。
私は右目が悪いが、
ずいぶんといい結果。

その後、処方箋を書いてもらって、
向かいの山手薬局へ。
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いつもの点眼薬が、
消費税後約1500円も値上がりしていた。

これを、典型的な「便乗値上げ」という。

門前薬局の所為ではないだろうが、
これはいけない。

小売商業は絶対に、
便乗値上げはいけない。

李下に冠を正さず。

さて、各紙取り上げ、
テレビでも放映されたが、
次の増税時の「軽減税率」問題。

自民党・公明両党の与党両党。
22日の与党税制協議会で、
軽減税率の対象品目の選定基準を合意。

消費税の恒久的な低所得者対策として、
軽減税率導入をする。

その考え方は、
「生活していくうえで必要不可欠で、
購入頻度が高く日常的に消費する分野」

NHKの報道では、
「生活必需品のうち、
食料品など毎日のように消費し
負担感が重いもの
に限ったうえで、
さらに必要最小限に対象を絞り込んでいく」

つまり、食品を中心に検討が進むが、
この枠を広げすぎると、
肝心の税収が減ってくる。

例えば、消費税率を10%として、
食品を対象に5%の軽減税率を適用すると、
2.5兆~3兆円の減収が想定される。

だから「必要最小限」に絞り込みたい。

その際、問題になるのが、
「対象品目と他品目との線引き」。

与党両党は、
5月のゴールデンウィーク明けに、
具体的な品目の選定作業に着手。

さらに5月中に制度の骨格案を策定し、
6月下旬から関係団体との協議に入る。

この関連団体の一つが、
日本チェーンストア協会や、
日本スーパーマーケット協会、
新日本スーパーマーケット協会など。

ここで、4月1日に合併するはずだったのが、
日本スーパーマーケット協会と、
新日本スーパーマーケット協会。

合併していれば、
「食品を中心」にした軽減税率に対して、
業界の総意を主張することが可能だった。

日本のスーパーマーケット業界は、
実に、実に、惜しい時期を、
逸してしまったことになる。
「戸籍ある産業」への道が阻まれてしまった。

残念至極。

どんな団体や協会にも、
そして会社や組織にも、
高い志がなければならない。
それを喪失してしてしまったら、
協会に集う意味がない。
会社を経営し運営する価値がない。

絶対多数を誇る政府与党は、
軽減税率導入時期に関して、
具体的な時期は決めていない。

合意しているのは、
「消費税率10%時に導入する」こと。

しかしそのタイムリミットは、
「是非を判断する今年末まで」。

今さら、延期された協会合併話が、
進捗する気配も見られない。

誰もが、
自分の利益ではなく、
広く国民への貢献を果たすことを、
志向しなければならない。

それなくしては、
産業の未来はない。

私はまだ、
希望を捨ててはいない。

みんなで、
国民のために、
お客さまのために、
協力しましょう。
力を合わせましょう。

それが健全な産業をつくることになる。

お願いします。

〈結城義晴〉

2014年04月22日(火曜日)

はんしんビジネスカレッジ『竹林舎』講義と「小型店は難しい」

今日も雨。

春の長雨?

指折り数えてみると、
2週間ぶりの我がオフィス。
横浜の商人舎へ。

自分のデスクに座ると、
きれいに片付いていて、
気分が落ち着く。

ありがたい。

そして午後2時半頃、
そのオフィスを発って、
埼玉県飯能へ。

2時間の旅。

飯能は、
故杉山昭次郎先生の住処。
通称「飯能の流通仙人」。
商人舎最高顧問。

『マス・カスタマイゼ―ション』が、
絶筆となった。
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発刊は㈱商人舎。

いい本です。
私の現在の主張と、
完全に同期しています。

その飯能信用金庫研修所で講義。
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はんしんビジネスカレッジ『竹林舎』。

飯能信用金庫と、
立教大学ビジネスデザイン研究科の、
コラボレーション講座で、
今年で第8期となる。

まず、木﨑幾久さんの挨拶。
竹林舎コーディネーター。
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それから猪股信吾講師。
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8月の講座を担当するが、
今日はその事前質疑。

猪股さんは、ご存知、
結城ゼミ第2期生のWebコンサルタント。
商人舎Web会議でもいつも、
鋭い提案をしてくれるが、
竹林舎でも重要な役割を果たしている。

そして今日の講師は、結城義晴。
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テーマは、
コモディティと脱コモディティのマーケティング。
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私が最近専門にしているテーマ。

Prologueは、
「店は客のためにある」。

そして『商売十訓』。
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その『十訓』のスライドを背負って講義。

最近はほぼ必ずと言ってよいほど、
「商業界精神」の伝道者を演じている。

写真撮影は猪股さん。
上手だ。

午後5時過ぎから8時過ぎまで、
10分の休憩をはさんで、
約3時間。

最新の情報を込めて、
一気に語った。
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結論の一つは、
「変化に慎重であれ」
憶えておいてほしい。

そして最後に、
ひとりずつに課題レポートを課す。

講義をしっかりと聞いて、
その後、自分でしっかりと考える。
その時間こそ、経営者にとって、
何よりも大事だ。

議論することは、
極めて有効だ。

しかし最後は自分の頭で、
自ら考えなくてはならない。

考えるためには何より、
書くことが良い。

講義と夕食が終ってから、
事務局のお二人と写真。
立教大学准教授の青淵正幸さんと木﨑さん。
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ありがとうございました。

そしてレッドアロー号で池袋まで。
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西武鉄道池袋線の特急。

3時間立ちっぱなしの講義は、
ちょっと疲れたが、
心地よい疲労だった。

さて、講義のなかでも語ったが、
今日の日経新聞一面トップ記事。
「スーパー、出店の4割小型店に」

この記事が一面トップを飾ること自体、
私にとってちょっとうれしい。

「スーパーが都市部で、
小型店の出店を増やす」。

しかし日経の「スーパー」という言い回し。
いつも気になる。

業態概念では、
「総合スーパー」と「食品スーパー」は、
明らかに異なるからだ。

欧米では、鮮明に分類する。
総合スーパーはハイパーマーケット、
食品スーパーはスーパーマーケット。

前者は「ハイパー」と略され、
後者は「スーパー」と略される。

そしてこの記事に見る限り、
固有名詞で登場したのは、
「ハイパー」の事例ばかりだった。

しかし「小型店問題」は、
2007年に㈱商業界を退社して以来、
私の主張の基調を成しているテーマだ。

2007年の11月、
偶然にも私は、
米国ロサンゼルスで、
フレッシュ&イージーのオープンに、
立ち会った。

その時に強く感じたのが、
今後、都市部の小型店開発が、
急速に広がること。

英国テスコが、
満を持して米国進出。

その先兵となったのが、
新フォーマットのフレッシュ&イージー。

このインパクトを受けて、
ウォルマートがマーケットサイド、
セーフウェイがザ・マーケットを、
それぞれ出店した。

いずれも新しいフォーマットだった。

しかし、この小型店は難しい。
これも一貫した私の主張。

フレッシュ&イージーは米国撤退、
マーケットサイドはプロジェクト変更で、
ウォルマート・エクスプレスへ転換、
ザ・マーケットは2店だけで、
止めてしまった。

アメリカで成功させているのは、
ドイツのアルディ、
そしてトレーダー・ジョー、
ホールフーズ・ミニ。

テスコはイギリス本国で、
テスコ・エクスプレスを、
大成功させている。

テーマ資源としては、
実に大きな市場が潜んでいる。
しかし実行して成果を上げるには、
これまた実に大きな課題がある。

その「ダウンサイジング」。

日経記事は、指摘する。
主要小売業22社の2014年度の出店数は
合計195店。
このうち84店、
「全体の43%が、
標準より小さい店舗となる」。

「小型店の定義は各社で異なるが、
売り場が1000平方メートル以下の場合が多い」。

イトーヨーカ堂。
食品中心の店舗を最大12店。
大型標準店はたった1店。
13年度は全体で9店、
小型が6店、大型が3店だった。

ダイエー。
小型ディスカウント店ビッグ・エーを、
20店出店予定。

これは13年度比2倍超。

ドイツのアルディの日本版で、
このビッグ・エーが、
最初に日本に登場した時にも、
私は『食品商業』誌上で、
レポートし、分析した。

ユニー。
出店44店のうち、「ミニピアゴ」が38店。
13年度の出店実績の3倍になる。

記事は小型店出店加速の理由を二つ挙げる。
第一が人口問題。
総務省の人口推計では、
人口増加率トップは東京都の0.53%。
これは12年10月から13年9月までの推計。

さらに高齢化が進む。

国立社会保障・ 人口問題研究所の推計。
2010年、東京都の65歳以上の高齢者数は、
20.4%だった。
それが2025年に25.2%に上昇する。

第二は建築コスト問題。
小売業六重苦などといわれる。
その一つの建築コストの高騰。

2014年度の新規出店設備投資額。
それを公開した10社の総額は753億円。
前年度実績比プラス5%に過ぎない。

高騰しているのに微増。
それは小型店計画が多いから。

記事でも指摘されているが、
コンビニの側は逆に大型化。
標準型よりも面積が広い店をつくる。
ローソン・マートがそれだし、
セブン‐イレブン登戸店実験がそれだ。

こちらは大型化。

かくて、300㎡から1000㎡、
300坪未満の小型スーパーマーケットが、
大流行することになる。

私はこれらを、
コンビニエンスストアに対して、
エクスプレスストアと名づけている。

これらの現象は、
業態からフォーマットへ、
大変化してきた証しでもある。

しかし再びみたび、
声を大にして言っておこう。
「小型店は難しい」

大いに可能性がある、
魅力的なテーマは、
それ以上に大いに、
困難な課題を有している。

〈結城義晴〉

2014年04月21日(月曜日)

岡田元也社長の説く「イオンの本質」と高齢化社会の「現場の希望」

Everybody! Good Monday!
[2014vol16]

2014年第17週、
4月も第4週。

来週から飛び石連休の黄金週間。

その前の週。

今週の販促企画は、
商人舎Magazine。
Weekly商人舎日替り連載。
「月曜朝一」。

ゴールデンウィークはもとより、
5月第2日曜の母の日の、
「早仕掛け」を提案している。

Monthly商人舎の連載、
「小売りの暮らしカレンダー」も、
母の日を提案している。

公開中のDaily商人舎は、
「イオンが新店で袋詰めサービス」をする話。

月刊『商人舎』2月号のインパクトは大きかった。
「特集・Check-out Service革命」

それからWeekly商人舎の週刊特別企画。
「岡田元也CEOのイオンの本質」
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これは、実にいい。
イオングループ社員はもとより、
お取引先、ライバル、
すべての商人に読んでほしい。

といっても、
年極め購読者の皆さんか、
その仲間のIDをもっている人たちだけだが。
申し訳ない。

1人1カ月300円。
是非、5人一組で、
商人舎Magazine読者になってください。
申込みはこちら。

さらに商人舎Magazineのデータベースは、
先週末に各社の決算データを掲載した。

(株)吉野家ホールディングス
(株)高島屋
(株)ファミリーマート
J.フロント リテイリング(株)
DCMホールディングス(株)
(株)ニトリホールディングス

ご活用ください。

さて今日は、東京・横浜、
雨雨雨。

その今日は、
英国エリザベス女王の誕生日。
88歳。日本でいえば米寿。
まだまだ若い、と感じる。

一方、明後日の23日から、
米国バラク・オバマ大統領来日。
こちらは52歳。
もう、そんな年かと思う。

だとすると、
英国のほうが米国よりも、
幸せかもしれない。

先週、ロンドンを訪れて、
そんなことも感じた。

25日までの2泊3日。
日米の協力で、
世界の課題を、
解決の方向に向けてほしい。

一銭にもならざる事をつづけるも
(し)が信念をつらぬくがため

〈日経歌壇より 清瀬市・石井孝〉
こんな市井の人もいる。

残る月昇る太陽従えて
早朝勤務へ自転車を漕ぐ

〈同 半田市・榊原めぐみ〉
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早朝勤務の行先は、
スーパーマーケットだろうか、
ドラッグストアだろうか。
それともコンビニ?
真夜中の光あふれるコンビニに
影を持たずにおでん買ふ客

〈同 仙台市・岩間啓二〉

コンビニも歌になる。
しかし、この客は不気味。

さて日経新聞の今日の社説。
「外国人の活用に『国家百年の計』を」

「足元の人手不足、
中長期的な労働力不足の
それぞれについて、
戦略的に外国人受け入れ政策を
練る必要がある」

基本的に賛成。

国立社会保障・人口問題研究所の推計。
「日本の15歳から64歳までの生産年齢人口は、
13年の約7900万人から
39年には6000万人を割る」。

しかし、毎日新聞17日の社説。
「人口減と高齢化」。

総務省の人口推計。
2013年10月現在、
日本の人口は前年比21万7000人減、
65歳以上の高齢化率が4分の1を超えた。
これは初めてのこと。

毎日の社説は訴える。
「過度な悲観は禁物だ」。

そしてつづける。
「統計数字で
一喜一憂してはならない」。

現在、65歳以上を「高齢者」、
15〜64歳を「生産年齢」としている。

日経社説もそれを採用した。

しかし、毎日。
「65歳を過ぎても
健康で働いている人は
大勢いる」。

そこで、提案。
「人口は減っても
『支えられる側』の人が
『支える側』に回れば、
社会保障は安定する」。

『65歳を超えても働き続け、
自らの選択で年金受給を遅らせれば、
今の制度でも年金は加算される」。

私は85歳まで、
現役で働き続けることを宣言している。

「働ける間はみんなが働き、
社会保障の枠に入ることが、
老いや病気や障害で
本当に働けなくなったときの安心につながる」。

そして結論。
「統計数字にはない希望が
現場にある」。

日経社説にも基本的に賛同するが、
毎日社説の訴えも、
理想論ととらえてはならない。

「現場に希望がある」

そうです。
そうなんです。

では、みなさん、
月曜日には、
希望をもって、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年04月20日(日曜日)

ジジとおとうさんの休日[日曜版2014vol16]

ジジです。
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ユウキヨシハルのおとうさん。
きょうは、おやすみ。
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きのうは、イカホで、
サクラをみてきた。
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きょうは、ゆっくりしてる。
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でも、あさ、
自由が丘にいった。
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サクラのつぎは、
新緑。

いつもの花屋さん。
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色とりどりの花。
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いい季節です。
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公園の赤いツツジ。
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白いツツジ。
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ことしは、すこし、
はやいでしょうか。
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公園のチューリップ。
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おうちのベランダのチューリップ。
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これも。
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ベランダにもたくさん、
お花がさきました。
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うれしい。
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コデマリ。
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マーガレット。
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でも、おとうさん。
つまんない。
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ボク、つまんない。
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あ~あ、
たいくつ。
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あ~あ。
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ねむくなった。
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おやすみなさい。
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・・・・・・・・・。
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おきた。
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ねえ、おとうさん。
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なに、してるんですか?
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おなか、すいた。
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ねえ、ねえ。
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おとうさん、あれ。
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あれ、ください。
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とんとん。
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・・・・・。
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とんとんとん。
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・・・・・・・。
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あれ、ください。
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・・・・・・・・・・、
・・・・・・・・・・。

ありがとう。
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ゆっくりやすんで、
よかったですね。

こんな日を、
もっとつくってください。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年04月19日(土曜日)

伊香保のゴルフと桜、「書き記すこと」による「自己管理法」

今日は、伊香保温泉で目覚めた。
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昨夜の霧とは打って変わって、快晴。

伊香保カントリークラブでゴルフ。
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18番ホールからは、
渋川の街と赤城山が見えた。

スコアは思い出したくないほどだったけれど、
天気は上々。

しかもバルセロナから帰国したばかりで、
痛風発作後ということを考えると、
無事ラウンドできたことだけでも、
十分に満足。

伊香保の桜は飛び切りよかった。
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今年は、
東京・横浜の桜の最盛期に、
台湾に行ったり、
ヨーロッパを巡ったりして、
実に残念な思いをした。

だからその桜のご褒美を、
標高700メートルの伊香保で、
堪能させてもらった。
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桜吹雪を、ゆったりと楽しんだ。
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メンバーは、
㈱クスリのマルエ会長・江黒純一さん、
ユースキン製薬㈱取締役・齊藤和之さん、
そして大日本除虫菊㈱西田欣哉さん。

元気な桜はいい。
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静かな桜もいい。
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ありがたい。

さて、ジョイフル本田が東証1部に上場。
矢ケ崎健一郎社長。
「強みである超大型店を
2~3年に1店は出店したい」。
日経新聞のコメント。

矢ケ崎さん、おめでとう。

そして『ほぼ日』の「今日のダーリン」。
糸井重里さんが書く。

「とにかく、
書き留めるだけで効果がある。

体重のことでも、買い物のことでも、
クスリのことでも、仕事のことでも、
たぶん愛だの恋だののことでも」

賛成。

「ぼく自身は、かなり長い間ずっと、
朝起きて小用後のいちばん軽い体重と、
夜入浴前のいちばん重い体重を
計って記録している。
おおざっぱにだけれど、
夕食などもメモしている。
体重のがーんと上がった日には、
言い訳も記す」

「たったこれだけのことで、
けっこう体重の管理ができる」

世間では、記録式ダイエットと呼ぶ。

私も朝の体重と体脂肪を測り、
スマホのアプリに記録する。

「計って書いておくだけで、
なんにもしてないように
思われるかもしれない。
でも、それはちがうのだ。
『あ、そうか』と思ったり
考えたりしているのだ」

ここが大事。

「なにかしら思うのだ。
思うことによって、だんだんと、
よくないことは
避けがちになるものなのだ」

ここが、いい。

書くだけ、
記録するだけ、
メモするだけ。

どこにでもいい。

手帳にでもいいし、
カレンダーにでもいい。
パソコンやスマホのメモ欄でもい。

さらに読み返さなくてもいい。

「むだ遣いをしやすいと思う人は、
買い物のことを書いておくといいはずだ。
ぜんぶを記録しようと思わなくてもいい」

「書き記すということは、
実に力のある管理法なのだ」

糸井さんは、30年前、
「ぜんそく日記」をつけながら、
定期的に病院に通って、
ぜんそく発作を治した。

書き記すと、
よくないことは、
避けがちになる。

私のブログも最近、
ずいぶん自分のことを書くようになった。

そして「記録式管理法」の効果を、
実感するようになった。

ピーター・ドラッカー先生の二つの方法。
「時間管理」と「フィードバック分析」。
これらも「記録式」をベースにしている。

前者は「自分の行動の時間」を記録する。

後者は「何かをすることに決めたら、
何を期待するか」
を書きとめておく。

書くこと、
記すこと、
記録すること、
メモすること。

誰かに提出するなんぞということを、
一切、考えなくていい。

自分のために、
書く、記す。

それが「自己管理法」の基本である。

今日は、いい話だった。

今日のゴルフの「避けねばならない点」も、
記録しておこう。

では、みなさん、
良い週末を。

〈結城義晴〉

2014年04月18日(金曜日)

商人舎ハワイツアーとビッグデータ300社連携とAJD協力会講演

バルセロナから、
ロンドン経由で帰国。
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羽田国際空港に到着するや、
4階の江戸小路へ。
うどん屋「つるとんたん」に直行。

カレーうどんを注文。
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カレーうどんでも、
七味はしっかりかける。
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日本人に生まれてきて、
良かったなあ。

しみじみと実感。

カウンター席には、ロピアの面々。
社長の高木勇輔さん、
取締役の福島道夫さんをはじめ、
皆でうどんに舌鼓。

しかし、ロピアの連中はよく食べる。

ロンドンでも、バルセロナでも、
試食試飲の量と頻度はすさまじかった。

写真など撮らずに、
見て、聴いて、
食べる、食べる。

それがロピアの学び方。
それがロピアの商品力、
それがロピアの強み。

最後にJTB西日本の事務局2人と写真。
左が営業の小阪裕介さん、
右はカリスマ添乗員の佐藤公彦さん。
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2人は大活躍してくれた。
心から感謝したい。

今度は、9月上旬。
ハワイ視察ツアーでご一緒する。

間もなくこのホームページ上で告知募集するが、
商人舎ハワイ視察ツアーは、
ビギナー・コース。
だから3泊5日の短期集中ツアー。
格安料金。

日本の商業者が初めて学んだ、
所縁(ゆかり)のあるハワイ。

そのハワイの地で、
結城義晴が、
米国小売業の素晴らしさや、
その産業としての在り方、
そこで働くことの意義を、
誰よりも、どこよりも、
わかりやすく、熱く、
指導します。

つまりは知識商人養成の、
初めの一歩のコース。

新入社員や入社候補者には、
小売サービス業のロマンやビジョン、
そして基礎知識と心構えを、
説きます。

パートタイマーさんたちには、
現場を支える仕事の大切さ、
アメリカ流通業の楽しさとホスピタリティを、
訴えます。

他産業の人々には、
小売りサービス業の基本構造や、
社会的機能、競争の仕組みを、
示します。

楽しくて、ためになって、
そしてやる気がわき出てくる。
そんなビギナー・コース。

そのために、
体験型の最適プログラムを組みます。

ぜひ、ご参加ください。
ぜひ、ご派遣ください。

さて今日は、
朝から東京・大門。

カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
通称CCL。
その臨時取締役会。

この会社のスピード感はすごい。
注目しておいてください。

しかし昨日の日経新聞一面トップ。
「ビッグデータ300社連携」の記事。

「個人の買い物履歴などのビッグデータを
他社と互いに活用しあう専門組織」が、
今年5月に設立される。

名称は「データエクスチェンジ・コンソーシアム」。

設立時に約30社が参加。
2017年に300社への拡大を目指す。

「企業間だけではなく、
国や自治体が持つ公開データも活用」とあるから、
経済産業省と日経新聞の仕掛けだろうが、
ビッグデータを交換する専門組織は、
日本で初めてのこと。

カスタマー・コミュニケーションズの役割は、
ますます重くなる。

その後、東京駅から、
新幹線たにがわで、高崎へ。

それから上越線で渋川へ。
そしてタクシーで伊香保温泉。

「福一」。
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第77回AJD協力会東部総会。
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AJDはオールジャパンドラッグ。

その記念講演会。
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演題は、
「2014年流通産業の潮流と戦略」

司会は、本間靖明さん、
大洋製薬㈱取締役本部長。
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ちょっと早く始まって、
ちょっとオーバーして、
100分ほど。
淡々と講演した。
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2014年の潮流と戦略を、
傾向と対策の両面から、
語りきった。
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ご清聴を感謝したい。

語り終わったら、
旅館の外は、
霧に包まれていた。
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講演会のあとは、
温泉に入って、
それから懇親会。

まずオールジャパンドラッグ協力会会長の挨拶。
野渡和義さん。
ユースキン製薬社長。
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私の中学高校の機械体操部の先輩。

そのこともご披露くださって、
会が始まった。

乾杯の音頭は、江黒純一さん。
㈱クスリのマルエ会長。
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そして温泉旅館の料理長が、
腕を振るった料理。
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踊りあり。
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和太鼓あり。
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純日本的な宴会は久しぶりだが、
懐かしさがこみ上げてきた。

その後、二次会はカラオケ大会。
請われて「時の過ぎゆくままに」を歌ったら、
コットン・ラボ㈱営業部の前田桜子さん(32歳)に、
「カラオケでよく聴きますが誰の歌ですか」と、
尋ねられた。

それでも、
日本人に生まれて、
良かったなあ。

〈結城義晴〉

2014年04月17日(木曜日)

郊外大型SCの「後進の先進性」と最後の晩餐の「自ら、変われ!」

帰国しました。
第15回商人舎海外視察研修会。
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第15回だから右手を開いて、
5を表わしている。

それぞれが凄い成果をもって、
一人ひとり「蛻変(ぜいへん)」してくれるに、
違いありません。

それが私の仕事、私の喜び、
私の生きがい。

よろしくお願いします。
頼みます。

さて昨日の視察最終日。
その最後は、郊外大型ショッピングセンター。20140416174411.jpg

2層のリージョナル型ショッピングセンター。
もちろんエンクローズドモール。
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一方の極にはシネコン。
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この1階にメルカドーナが入っているが、
モール吹き抜け部分付近には、
フードコート。
そのマクドナルド。
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1階モールの途中には、
低い天井のテナント街。
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これが全体にアクセントをつけ、
変化を与えている。

子供用品のDRIM。
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なかなかよい。

そしてBAIX COST。
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強力なディスカウンター。

BAIXはカタロニア語でLow。
つまり「ロー・コスト」という店名。
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非食品のオフプライスストア。

モール中ほどにZARA。
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スペインのインディテックスが展開するバナー。
海外売上げが8割の、
世界最大カジュアルファッションチェーン。

ZARA HOME。
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ドイツ発のファストファッションC&A。
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そして一番奥の核は、
スウェーデン発のH&M。
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この3社はヨーロッパの香りを、
プンプンさせている。

しかしその反対の極の核店舗が、
メルカドーナ。
20140416181051.jpg
この店についても、
商人舎Magazine5月号で、
丁寧に掲載予定。

是非、購読してください。

バルセロナ市街の商業は、
伝統的な街づくりを壊さず、
スーパーマーケットも、
上手にはまっている。

メルカドーナは闘牛場に、
入居してしまった。

しかし郊外ショッピングセンターは、
世界最新型が登場している。
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「後進の先進性」。

ショッピングセンターという商業施設は、
それが最も典型的に表れるものだ。
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巨大商業施設を後に、
バスは都心のスペイン広場へ。
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闘牛場とメルカドーナ。

そしてホテルへ。
夕方、レストラン。
知る人ぞ知る「カバレイラ」。
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スペインのレストランは、
夜8時から顧客を入れる。

この店もそうだが、
特別に7時過ぎから、
商人舎の団体を迎えてくれた。
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最後の晩餐。
まず乾杯のご挨拶。
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静鉄ストア社長の竹田昭男さん。
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研修の成果を、
きっぱりと総括してくれた。

みんな、自分の感慨にふける。
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それぞれに思いがある。
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そんな思いをまとめて、
乾杯!!
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それから旨いうまい地中海料理とワイン。

私は痛風病みなので、
ビールはもちろん飲まず、
白ワインをチビリチビリ、
そして痛風に悪いものは一切口にせず。

それでも旨いうまい酒と料理。
みんな堪能した。

最後の最後に結城義晴のスピーチ。
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「自ら、変われ!」

自分が変わらねば、
仲間を変えることはできない。
自分が変わらねば、
職場を変えることはできない。
自分が変わらねば、
店を変えることはできない。
自分が変わらねば、
会社を変えることはできない。

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全員が、ひとつになった。

最後のディナーが終ると、
ホテルの最上階、
ルーフバルコニー付きの部屋で懇親。
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室内でも、熱い懇談。
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ロピア取締役の福島道夫さんが、
ひときわ饒舌だった。
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バルコニーでも、
地中海の風を受けつつ、
深い経営論が展開された。
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痛風病みの結城義晴。
いつもよりずっと冷静に、
経営論を披露した。

深夜2時近くまで続いた。

明けて、午前4時半ホテル出発。
私は90分ほどの仮眠。

バルセロナ国際空港に着いて、
ロンドン行きの英国航空に乗り込む。
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西には月。
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くっきりと大きな月。
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東からは日が登る。
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飛び立つ頃には、
全貌を現わした。
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ヨーロッパ大陸は、
寒気団に覆われていた。
20140417190115.jpg

しかし透明な空気のなかを、
我々の成果を載せたジェット機が、
突き進んだ。
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墨絵のような光景だった。

ピレネー山脈も、
日差しの中で輝いた。
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ドーバー海峡。
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そしてグレイトブリテン島。
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ロンドン郊外の緑が見えてきた。
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ヒースロー空港に降り立って、
2時間半。
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解団式。
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ひとり一人の大きな成果を、
祈念した。

そして人差し指で、
一本締め。

よーっ。
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静かにチャチャチャン、
チャチャチャン、
チャチャチャン、
チャン。
20140417190323.jpg
ありがとう。

ロンドン・ヒースロー空港を飛び立つ。
20140417190332.jpg

私は成果の大きさを噛みしめた。
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そして12時間後、
東京湾の羽田空港。
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ヨーロッパ便は、
羽田着が飛躍的に増えた。

商人舎ヨーロッパ研修会。
また、やります。

みなさん、ありがとう。

〈結城義晴〉

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コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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