安近短黄金週間。
その中日の5月2日。
5年前の今日、
忌野清志郎が逝った。
1951年4月2日生まれ。
私より一つ上。
そして2009年5月2日没。
58歳だった。
惜しい人だった。
「誇り高く生きよう」
「誇り高く生きよう」
「誇り高く生きよう」
「誇り高く生きよう」
清志郎の最後のメッセージ。
誇り高く生きよう!
しかし、新緑の季節。
本当に美しい時に、
清志郎は逝った。
今日は横浜商人舎オフィス。
午後、増田伊作さん、来社。
1954年12月生まれの59歳。
元㈱マスダ社長。
茨城県のマスダは現在、
㈱エコスの子会社。
木村幸治社長のもと、
13店舗のスーパーマーケットを運営している。
私たちはもう、30数年の付き合い。
お父上の故増田一さんの思い出、
故渥美俊一先生や故杉山昭次郎先生の話、
ご家族のこと、息子さんたちのこと、
新旧チェーンストア理論の話題、
スーパーマーケット経営のこと、
2時間ほどもしみじみと語り合った。
橘曙覧『獨樂吟』より。
たのしみは物識人に稀にあひて
古(いに)しへ今を語りあふとき
2008年8月30日に、
やはり伊作さんは、
商人舎オフィスを訪ねてくれた。
当時はマスダ顧問だった。
その時、言葉を残していった。
「艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は
失望に終わることがない」
(新約聖書・ローマ人への手紙5章)
私はその時、伊作さんに、
著書と言葉を贈った。
著書は、
『お客様のためにいちばん大切なこと』。
ことばは、
朝に希望、
昼の努力、
夕に感謝。
今回は、
杉山昭次郎著『マス・カスタマイゼーション』を、
差し上げた。
そしてマザー・テレサの言葉。
Be careful of your thoughts,
for your thoughts become your words;
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。
Be careful of your words,
for your words become your deeds;
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。
Be careful of your deeds,
for your deeds become your habits;
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。
Be careful of your habits,
for your habits become your character;
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。
Be careful of your character,
for your character becomes your destiny.
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。
再び『獨樂吟』より。
たのしみは神の御國の民として
神の敎(おしえ)をふかくおもふとき
伊作さん、互いに、
誇り高く生きよう!
後ろ姿に、目でそう呼びかけて、
増田伊作さんを送り出した。
安近短黄金週間の間の、
日差しは強いけれど、
静かな日だった。
〈結城義晴〉