Everybody! Good Monday
[2014vol19]
2014年第20週。
ああ、もう52分の20。
ということは26分の10、
すなわち13分の5。
38.5%で約4割。
5月も第2週日曜日の母の日が終って、
第3週。
1年で一番いい季節です。
月刊『商人舎』5月号発刊。
昨年の5月号が創刊号だから、
2年目に入ったことになります。
なんとか発刊し続けることができました。
数々の話題を提供し、
トレンドをつくることもできました。
心から感謝いたします。
2年目に入って、
これからが本番です。
私自身、まだまだ、
働きが足りないと感じています。
まだまだ、さらにいっそう、
雑誌に打ち込みます。
よろしくお願いします。
さてこの間、海外企業特集を三度。
昨2013年6月号でトレーダー・ジョー、
7月号でホールフーズ、
そして11月号でメルカドーナ。
今回は、イギリスのテスコ特集。
その目次。
特集 TESCO顧客伝説
世界最大スーパーマーケットのカスタマー戦略物語
Message of May
顧客に聴け!
Legend Retailer
ひとつの柱と四つの強み
結城義晴
TESCO 企業概要
イギリス発巨大小売企業の経営数値推移と発展略史
中興の祖テリー・リーヒー10の経営哲学
デロイトトーマツコンサルティング㈱パートナー 矢矧晴彦
ジェイソン・フィンチ店長Interview
テスコ一筋31年、大繁盛Colney Hatch Extra大型店の仕切り方
4 Formats of Tesco
Extra storeからExpress storeまでの
マルチ・フォーマット戦略を俯瞰する
Colney Hatch Extra store
Kensington Superstore
Goodge Street Metro store
South Kensington Express store
web版の商人舎Magazineには、
さらに追加記事。
ビル・バーチ店長が語る
「セインズベリー市場攻略戦略」
ウェイトローズ
Canary Wharf店の「アンビアンスセクション」
特別企画
再びMERCADONAの奇跡
ジョアン・ジリ広報ディレクター・ロングロングインタビュー
最新店舗MERCADONA ànecblau店
結城義晴のBlog [毎日更新宣言] Review
正直であることは忘れないでほしい。
今月号も自信作です。
これからの講演など、
イントロダクションでお話しします。
テスコとメルカドーナの素晴らしさ。
まだまだ、海外企業特集、
やりたいものです。
ご期待ください。
さて、一昨日から微熱。
ずっと寝たきりだったが、
なんとか回復。
温かい土日曜に病い。
昔からこの傾向があった。
あたたかや今日も生命をたまはりぬ
〈朝日俳壇 奈良市・吉田淳〉
今週の私のスケジュール。
今日と明日は、
横浜商人舎オフィス。
オフィスにいると、
朝一番で、来客。
㈱MESファシリティの前田仁さんと、
JTBの小阪裕介さん。
6月と11月の海外視察研修の打ち合わせ。
よろしくお願いします。
そして昼食は裏の魚盛。
いつも満足。
手造りのコロッケ旨き裏町の
肉屋のおばさん今も健在
〈日経歌壇 浜松・鈴木れい子〉
今週水曜日からは、
アメリカ・ラスベガス。
商人舎USA研修会Basicコース。
来週まで。
楽しみです。
一番いい季節の日本を離れ、
一年中いい季節のラスベガスへ。
一年中いい季節よりも、
一番いい季節のほうが、
いい。
不思議だが。
それでも一番いい季節の国から、
一年中いい季節の地へ。
贅沢な幸せ。
さて今日の日経MJ〈フード〉欄。
「カスミ、店長権限を拡大」の記事。
「これまで各店舗が
独自のPOPを掲示したり、
総菜など店内調理品を
開発したりする場合は、
本部の承認を受ける必要があった」
「今後は、原則的に
店長の判断でできるようにし、
本部は支援する立場になる」
小濵裕正会長がコメントする。
「本部とのやりとりなどから
店長を解放しなければいけない。
店長には、『本部の声を聞く暇があるなら、
現場の従業員の声を聞け』と言っている」
その根拠は、
「生き残りには
地域のファンづくりが欠かせない」
もちろんカスミは、
イオンの持ち分法適用会社だ。
だからチェーンオペレーションの部分も、
出来上がっている。
そのイオンも、
特にイオンリテールでは、
店ごとにポジショニング戦略を、
確立しようとしている。
だからカスミも、
標準化はもう当たり前のこととして、
その上で、店ごとに、
「それぞれの地域のカスミ」になる。
「画一的、標準的な取り組みをやめることで、
店舗の従業員らが新たな発想を出し合って
店をつくってほしい」
アメリカのチェーンストアでは、
standardizationはもう、当たり前だ。
だから殊更にそれを強調することはない。
日本人が質問する。
「どのくらい標準化が進んでいますか。
どのくらい店の判断できめていますか」
アメリカの店長が答える。
「全部、私の判断でやっている」
しかし店舗には、明らかに、
そのチェーンストアの標準がある。
トレーダー・ジョーも、
ホールフーズも、
HEバットも。
標準化とは、たとえて言えば、
パソコンの扱いのようなもの。
パソコンは標準化されていなければ、動かない。
標準化された手順を踏まなければ、
動きもしないし、便利にも使えない。
しかし、パーソナル・コンピュータと言う如く、
自分仕様で使いこなす。
チェーンオペレーションの標準化が進めば、
あとは個店仕様に徹するばかりだ。
カスミも、
そのレベルになってきたのかと、
私は思う。
全店が自社の標準を、
完璧にマスターしたうえで、
独自の店づくり、売場づくりをする。
それでもその企業らしさに満ち溢れている。
それが多店化する小売業の在り方だ。
そんな競争の段階に入ってきた。
この理屈は理解しなければならない。
もちろん「標準化」と言っても、
企業ごとにその尺度は違っていい。
そんなことを知るには、
アメリカを見ることが役に立つ。
ギリギリで病を食い止め、
水曜日から、私はラスベガス。
皆さんも、頑張ってください。
では、月曜日は、
Good Monday!
〈結城義晴〉