今朝は、新横浜から、
東海道新幹線。
このあたりに富士山があるはず。
しかし霧がかかって拝めない。
『日経ビジネス』の特集。
「セブン鉄の支配力」
挑戦的なタイトルだが、
80歳の鈴木敏文さんの、
最後の執念のようなものを感じさせる。
ご存知、セブン&アイ・ホールディングス会長。
「オムニ・チャネル」をコンセプトに、
セブン&アイ全体のセブン-イレブン化を図る。
それが特集の趣旨。
しかし私はセブン&アイだけではなく、
メーカーも含めたセブン-イレブン化だと思う。
安藤宏基さんも、コメントする。
日清食品ホールディングス社長。
「先端的な技術を提供することに関しては、
社内に様々な反対があった。
だが、鈴木会長の
『価値あるものを作ってほしい』という
情熱には応えざるを得ない。
NBの開発チームにも
刺激になると考えて決断した」
一方、鈴木さんは平然と語る。
「どんな一流のNBメーカーでも、
PBなんて作らないとは
言っていられなくなる」
これは産業全体のセブン-イレブン化である。
もちろん産業の片面のセブン化である。
そしてそれは戦略的同盟の時代が、
到来していることを示している。
アメリカではウォルマートが、
同じような存在だ。
もちろん47歳のCEOダグ・マクミランは、
80歳の鈴木さんのような発言はしないが。
さて昨日は東京・日暮里。
パチンコホールの㈱ダイナム本社で講演。
㈱ダイナムジャパンホールディングスは、
2012年8月に香港証券取引所に株式上場。
その原動力となったのが、
パチンコホールのチェーンストア化だった。
現在、沖縄を除く46都道府県に、
376店のチェーン展開。
故渥美俊一先生はこの業界の、
チェーンストア産業化を支援したが、
私は今回、その軌道修正のための、
講演を試みた。
「純粋渥美俊一批判」である。
今回はマネジメント編。
その論拠は、
マネジメント理論の歴史にある。
1時間50分ほどの講義と、
その後の質疑応答。
チェーンストアの本部の役割に関する質問には、
安土敏さんの「作演システム」を使って答えた。
日本の大企業やチェーンストア志向企業には、
『躍る大捜査線』や『半沢直樹』の組織DNAがある。
それを正すのが私の役割。
尊敬するからこその、
「純粋渥美俊一批判」。
ご清聴を感謝したい。
ダイナム社長の佐藤公平さんと写真。
ダイナムジャパンホールディングス代表執行役。
こちらのテーマは、
「Check-Out Service革命」
その中のサービスとホスピタリティに、
特に重点をおいて講演。
午後1時から始めて、3時まで。
そして「ロイヤルカスタマー」を、
増やし続けることを訴える。
最後は久しぶりに、
「人間力経営」。
こちらもご参集とご清聴を、
感謝したい。
講演が終わってから、
名刺交換と意見交換。
和歌山から、
㈱ヒダカヤ社長の川端隆さんと、
専務の川端慎治さんが来てくれて、
話した。
写真には写っていないが、
元ローソン・ジャパン社長の都築冨士男さんも、
駆け付けてくれて、話した。
懐かしかった。
それから、
関西スーパー社長の井上保さんも、
控室に来てくれて、
寺岡精工常務の山本宏輔さんと、
三人一緒に写真。
さらに㈱マルナカ会長の藤本昭さん。
ありがとうございました。
それから衣笠真佐美さん。
㈱いいねいいねドットコム代表。
やっと会えた。
その後、「森・田中会」。
森雅之さんと田中文夫さんが、
幹事を務めてくれた会。
森さんは㈱キョーエイ前常務で、
コーネル・ジャパン実行の第3期生の「顧問」。
現在、退任し、オフィス・ヒューマンプラス代表。
田中さんは現在、㈱サンプラザ。
平和堂の夏原陽平さんや、
AJSの前田伸司さんも、
さらに寺岡精工の山本さんまで、
急遽、参加してくれて、
盛り上がった。
私の隣は、
「豆助」女将の新武由佳子さん。
各地で講演をして、
各地で人々と交流する。
支配はしたくない。
交流をしたい。
それが私の幸せ。
朝に希望、
昼に努力、
夕にも努力、
夜にも努力、
深夜に静かに感謝。
〈結城義晴〉