結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年06月30日(月曜日)

準備万端・風を読み流れを掴み・一所懸命「人間同士・変わらない」

Everybody! Good Monday!
[2014vol26]

2014年第27週。
今日で6月が終り、
明日から7月。
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梅雨明けすれば夏本番。
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新ジャガをまずそのままでつぎバター
〈日経俳壇 仙台・村上かつこ〉

食べもの商売は、
いいねえ。

扇面に書きたるメニュー夏料理
〈宝塚・広田祝世〉

涼しそうな夏の外食。
これもいいねえ。

ねえあなた先に野菜を召し上がれ
それからお肉よ最後にご飯

〈日経歌壇 多摩・田中章子〉

はい、です。

それにしても、
FIFAワールドカップ。
決勝トーナメントに突入して、
見逃せない。

寝足りし日寝足らざる日や明易き

〈朝日俳壇 磐田市・谷公子〉

寝足りない日の夜明けは妙に早い。
納得の句。

今回のワールドカップで、
22歳の新星登場、
コロンビアのハメス・ドロリゲス。

アルゼンチンのメッシ、
ブラジルのネイマール。
彼らを超えるかもしれない。

そのハメスに負けたジャパン。

さらにギリシャもコスタリカに、
ぺナルティキック戦まで持ち込む善戦。

このギリシャにジャパンは予選リーグで引き分け。
コスタリカはイタリア、イングランドに勝って、
トップで決勝トーナメントに来た国。

前に書いたように、
微差の勝負。
紙一重の違い。

それが現代のワールドカップ。

現代の商売と、まったく同じだ。

このワールドカップ・ブラジル、
7月14日まで。

好きな人々は、
まだ半月も楽しめる。

しかし日本列島は梅雨。
大気の状態が不安定で、
昨日は関東に大雨。

沖縄は6月26日に梅雨明け。
これは昨年よりも15日遅く、
平年より3日遅かった。

昨年の梅雨明けは、
関東甲信が7月6日、
九州から、近畿までが、
7月8日。

平年は近畿・関東が7月21日ごろ。

まだまだ梅雨と付き合わねばならない。
梅雨さん、よろしく。

今週の販促は、
Weekly商人舎の、
日替り連載「月曜朝一」。
よろしく。

この1週間ほど、原稿書きに忙しい。
中国流通業のことも分析する。

今朝の朝日新聞巻頭コラム『天声人語』が、
指揮者・小澤征爾さんのコメントを載せた。
78歳で、中国公演への意欲満々。
「お互いの政治がぎくしゃくしている。
人間同士はそんなことあり得ないよ。
政治っていうのは変わるけどね、
我々人間同士は変わらないもん」。

民間交流への厚い信頼。

芸術もスポーツも。
そして小売りサービスビジネスも。
民間交流は尊い。

私も6月上旬には、
北京・上海を訪れ、
小売業のトップや幹部に会ってきた。
そして交流を深めた。

「我々人間同士は変わらない」
それを実感した。

さて、『6月の日銀短観』。
つまり6月の経済動向。
本来、明日の7月1日に発表されるが、
日経新聞は湯元健治さんに依頼して、
先駆けて発表。

湯元さんは日本総合研究所副理事長。

まず「大企業の業況判断指数(DI)」。

「消費増税の影響は事前の想定より小さい」

3月の短観の3カ月後の先行き判断。
つまり3月時点の6月の景気判断。
「駆け込み需要の反動によって
製造業でプラス8、非製造業でプラス13。
3月の実績から9~11ポイント悪化」の予想だった。

ところが、民間調査機関22社の6月の予測は、
「製造業がプラス15、非製造業がプラス19。
3月から小幅の落ち込みにとどまる見込み」。

「7~9月期以降、
景気が回復軌道に戻る」。

これが日経短観の予測。

この勢いを、
店に表現しよう。
商品に表そう。

サッカー日本代表の力は、
直接対戦したコロンビアや、
引き分けたギリシャの戦いぶりを見れば、
それほど落ち込むものではなかった。

もっともっと準備を万端にし、
風を読み、流れを掴んで、
一所懸命やれば、いいところまで行けた。

7月の商戦も、
準備万端、
風を読み、
流れを掴む。
そして一所懸命。

さて今週。
前半は月刊『商人舎』7月号の入稿、責了。

木曜日は、
日本スーパーマーケット協会総会。
懇親会は、帝国ホテル孔雀の間で、
17時から始まる。

14時45分から15時15分まで記者会見。
テーマは「価格表示と低所得者対策に就いて」

15時から16時30分まで記念講演。
国際基督教大学教養学部・八代尚宏教授。

私は懇親会から参加。
その後、成田へ。

前泊して、
翌日から6日間、アメリカへ。
ダラスとワシントンDC。
7月は、上旬と中旬、
二度、渡米。

そして最後にお知らせと願い。
9月に商人舎ビギナーズコース。
ハワイ小売視察研修セミナー。
9月4日~8日の3泊5日。

ワクワク・ドキドキで勉強もする。
とにかく初めてアメリカを見る人、
小売業以外の人も、
ウォルマートもホールフーズも、
主要企業はみんな学べる。

商人舎・結城義晴と、
JTBのカリスマ添乗員・佐藤公彦さん。

全力で、ワクワクドキドキの体感を、
教授し、演出します。

ご検討ください。

今朝の段階で19人のご参加申し込み。
だんだん枠が狭くなってきます。
お早めに。

もちろん、ハワイでも民間交流。
「人間同士は変わらない」

サッカーも商売も。

だから、やりがいがある。

では、みなさん。
月曜日は、Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年06月29日(日曜日)

ジジと梅雨の合間の真夏のような日[日曜版2014vol26]

ジジです。
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おひるね。
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梅雨のあいま。
そとは、まぶしいくらい。
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いい天気です。
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でも、ちょっと、
小腹がすいた。
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ユウキヨシハルのおとうさん。
すぐに、くれた。
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おいしい。
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ごちそうさま。

でも、おとうさんは、
きのうからずっと、
シゴト。
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ごくろうさまです。
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パソコン。
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ネコのオブジェ。
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ときどき、
あそんでくれる。
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ありがとう。
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ヒゲもはえて、
つかれてるかな。
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それでも、
うちにいると、
いいですね。
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たいへんだけど、
たのしい。
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シゴトがおわったら、
もっとあそんでください。
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いつでも、ボクは、
まってます。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年06月28日(土曜日)

たいへんだ~っ、たいへんだ~っ、たのしいな~!

童謡『汽車ポッポ』。
昭和12年発表。
富原薫作詞、草川信作曲。

汽車 汽車
ポッポ ポッポ
シュッポ シュッポ
シュッポッポ
僕等をのせて
シュッポ シュッポ
シュッポッポ
スピード スピード
窓の外
畑も とぶ とぶ
家もとぶ
走れ 走れ 走れ
鉄橋だ
鉄橋だ
たのしいな

汽車 汽車
ポッポ ポッポ
シュッポ シュッポ
シュッポッポ
汽笛をならし
シュッポ シュッポ
シュッポッポ
ゆかいだ ゆかいだ
いいながめ
野原だ 林だ
ほら 山だ
走れ 走れ 走れ
トンネルだ
トンネルだ
うれしいな
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2年前だったか、
お座敷列車を仕立てて、
越後湯沢までの旅をした。

この童謡のノリで、大声で歌う。

たいへんだ~
たいへんだ~
たのしいな~

いま、そんな状態。

月刊『商人舎』7月号、
最終締め切り。

原稿が間に合わない。
土日もない。
休みもない。
昼も夜もない。

今月は、すべて内製原稿。

私も、30数ページ書く。

たいへんだ~っ
たいへんだ~っ
たのしいな~!

〈結城義晴〉

「追伸」

商人舎Magazine、
DailyNewsは二つ公開中。

Japan Newsは、
ライフ・ヤオコーとベニマルの
惣菜子会社の話


子会社を本体に吸収するライフとヤオコー。
インディペンデントな存在で行くベニマル。
どっちがどうか。

World Newsは、
America’s Worst Companies to Work For
つまりFORTUNEの働きがいのある企業100の、
裏バージョン。

ここに小売業が多い。
百貨店のディラードなど、
2年連続ワースト10。

あ~あ。

2014年06月27日(金曜日)

日経MJ日本の小売業調査の11の特徴をシンプルに!

毎日更新宣言第2501回。

シンプルに。
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FIFAワールドカップ・ブラジル。
予選リーグが終り、
決勝トーナメントへ。

南北アメリカ大陸。
大躍進。

アメリカ合衆国、
メキシコ、
コスタリカ。

ブラジル、アルゼンチン、
ウルグアイ、コロンビア、チリ。
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アルゼンチンのリオネル・メッシ。
すごい。

半分が南北アメリカ。

ヨーロッパもさすがに、
6カ国が残った。

ドイツ、フランス。
オランダ、ベルギー。
それにスイス、ギリシャ。

あとはアフリカ2カ国。
アルジェリアとナイジェリア。

16カ国が、トーナメントで、
最高峰を目指す。

アジアは全滅。
アジア枠の4.5カ国は、
次は削られるに違いない。

ジャパンの名前がないのは、
寂しいけれど、仕方がない。

それでもこれからの一戦一戦。
ものすごく面白い。

ジャパンが抜けているから、
むしろ冷静に客観的に、
見ることができる。

そしてサッカーの奥深さを、
知ることができる。

至福の時間だ。

真夜中の1時と、
早朝5時からだけれど。

何度も書くが、
今回のNHKはいい。

至福の時間を、
さらに高度に洗練してくれる。

と、こんなふうにサッカーに関する雑感を、
マクラにして書いていくと、
長くなる。

ここで緊急のお知らせ。

商人舎ハワイビギナーズコース。
9月4日~8日。
3泊5日。

新入社員、来春入社予定者、
成績優秀パートタイマー、
小売業以外の製造業・卸売業などの営業職。

ワクワクドキドキのアメリカ体験。

これまでの商人舎研修会と違って、
軽いノリなので、もしかしたら、
集まらないかとも思ったのですが、
もう10人のお申し込みがあって、
これは実行しなければならないということになった。

結城義晴が直接、
楽しみ方を指導し、
同時にエッセンスを教授します。

ハワイでも、
ウォルマートとホールフーズを学べる!

さらに今回は、
JTBのカリスマ添乗員・佐藤公彦さんも、
同行して、ハワイを満喫してもらいます。

佐藤さんは、年間220日、
海外添乗しているプロ中のプロ。

JTBの添乗員教育講師を務めています。

楽しみ方は、十二分に、
伝授してもらえるはず。

さて、第47回日本の小売業調査。
日経MJ恒例の企画。

日経ランキングだけを指標にして、
特徴を上げてみよう。

特徴の第1は、
イオンとセブン&アイ・ホールディングス。
両雄の純粋持ち株会社が、
それぞれ売上高を、
12.5%、12.8%伸ばして好調。

イオンは昨年度、
ダイエー、ピーコックストアなどを傘下に入れて、
売上げではセブン&アイを引き離した。

来年3月にはマルエツ、カスミ、
それにマックスバリュ関東を統合させて、
首都圏スーパーマーケット連合を構築する。

セブン&アイは、経常利益プラス14.6%と、
収益性でイオンを凌いだ。

第2の特徴は、
コンビニの絶好調。
日経小売業調査は、
決算書を基にした調査で、
本部年商が基準の企業分析だから、
1番手のセブン-イレブン・ジャパンは13位。
2番手はローソンで20位、
3番手はファミリーマートで34位、
4番手のサークルKサンクスが82位、
5番手ミニストップが84位。

トップ3とそれ以下との格差が開いてきた。

寡占から三占へ、まっしぐら。

第3の特徴として、
Eコマースのアマゾン・ジャパンの11位。
年商7400億円。

ジャパネットたかたの86位、
千趣会の87位、
ジュピターショップチェンネル90位、
ベルーナ93位、
ディノス・セシール95位、
ニッセン98位と、
年商1000億円台が続く。

今回の第4の特徴は、
家電チェーンの上昇機運。
ヤマダ電機は第3位、
ビックカメラが第9位、
エディオンが第10位、
ケーズホールディングスが第12位、
ヨドバシカメラが第13位。
ちょっと離れて上新電機が27位。

その結果、ベスト10に、
ファーストリテイリングを含めた専門店が、
4社食い込んできた。

専門領域に特化して、
このランクに入ってくる。

凄いことだ。

第5の特徴は、
百貨店のじわりじわりの低下のなかの頑張り。
第4位に三越伊勢丹ホールディングス、
第5位にJフロントリテイリング、
第8位に高島屋、
第14位にH2Oリテイリング。

そして第6の特徴は、
かつての総合スーパー業態企業数が、
減少してきたこと。

ダイエーがイオン傘下に入り、
イズミヤがH2Oリテイリングへ。

だから残るは、
第7位のユニーグループ、
第16位のイズミ、
第26位の平和堂、
第42位のフジ。

そして第78位だが、
収益性抜群の沖縄サンエー。

第7の特徴は、
スーパーマーケットの上位収斂。
業界1番手のライフコーポレーションは、
小売業順位17位。
2番手のアークスは21位、
3番手のバローは22位、
4番手のマルエツは40位、
5番手のベイシアは41位、
6番手のオークワは44位、
7番手の万代が46位、
8番手のヤオコーが48位、
9番手のオーケーがちょうど50位、
そして10番手のサミットが52位。

ここに連結子会社ながら、
ヨークベニマルが28位、
マックスバリュ西日本が49位に入って、
スーパーマーケット順位では、
4位と10位になる。

マルエツが来春、
イオン首都圏連合に参加してトップに躍り出るが、
上位企業同士では、
あっと驚く経営統合などなさそうだ。

もちろんアークスは、今後も、
積極的なM&Aを展開する。

第8の特徴は、
ドラッグストアでも、
同じような動きが見られること。
業界1番手のマツモトキヨシは、
小売業第19位。
以下、2番手はサンドラッグで23位、
3番手はスギホールディングスで30位、
4番手はココカラファインで32位、
5番手はツルハホールディングスで35位、
6番手はウェルシアホールディングスで38位、
7番手はコスモス薬品で39位。
以下8番手、富士薬品43位、
9番手カワチ薬品54位、
10番手クリエイトSDホールディングス70位。

こう見るとスーパーマーケットとドラッグストアが、
拮抗する企業規模となってきたことがわかる。

第9の特徴は、
ホームセンター
1番手のDCMホールディングスが、
小売業24位。
2番手は、カインズで29位。
3番手はコメリで37位、
4番手はコーナン商事の45位、
5番手はナフコの57位、
そして6番手にジョイフル本田の71位。

第10の特徴は、
アパレル・ファッションストア
ファーストリテイリングが圧倒的なトップで、
小売業ランキング6位。
2番手はしまむらで18位。
ずいぶん差がついた。

3番手は、青山商事の60位。
4番手がAOKIホールディングスの73位。

この業態別分類に入らないのが、
第11番目の特徴で、
ドンキホーテの15位、
ニトリホールディングスの28位、
大創産業の33位。

従来の業態分類に入らない企業こそ、
新しいフォーマットを構築しているわけで、
これらはもっともっと伸びるに違いない。

総合スーパーが低調な代わりに、
ドンキが大きくなっている。
ホームセンターが全体で低調である代わりに、
ニトリが伸びている。

ダイソーもユニークな足取りで独壇場。

アメリカでもオフィスサプライが低迷して、
ステープルズとオフィスデポが苦しむ。
その時にコンテナストアは着実に成長している。

営業収益や経常利益、純利益を、
敢えて無視して、
売上高順位だけで語っても、
面白い現象が起こっている。

そしてそれが、
日本小売業の未来を見せてくれる。

シンプルなブログ、
なかなか難しい。

長文を読ませてしまって、
申し訳ない。

明日の2502回は、
シンプルを目指します。

〈結城義晴〉

2014年06月26日(木曜日)

[毎日更新宣言ブログ]2500日目の感謝と新たな決意表明

[結城義晴のblog毎日更新宣言]
おかげさまで、
2500日連続更新。

心から感謝したいと思います。

6年と10カ月余り。

毎日更新宣言を発したのが、
2007年8月23日。
木曜日。

タイトルはそのまま。
「凡事徹底・有事活躍で
[毎日更新宣言]を発します」

私は㈱商業界代表取締役社長で、
この月の末日での退任が決まっていました。

無印となるのを機に、
毎日、ブログを書こうと決めたのでした。

始めたばかりの8月には、
㈱商業界のホームページの、
「Message」と題したコラムのページを、
毎日更新宣言用に使いました。

その後、2007年9月9日9時9分9秒、
yuukiyosiharu.comのアドレスをとって、
そこを本拠地に、ブログを続けました。

さらに2009年1月9日(金曜日)
商人舎公式ホームページを、
大リニューアルして、
現在の形になります。

この日のタイトルは、
[あなたは数字が好きですか」と
言いつつリニューアル

2008年2月1日には、
㈱商人舎を設立。

2008年10月から、
コーネル大学RMPジャパンがスタートし、
私は副学長として日本代表。

2009年4月からは、
立教大学大学院教授に就任。

コーネル・ジャパンは初期の3年間、
産業内大学の基礎を確立して退任。

立教でも5年間に30人の結城ゼミ生を送り出し、
200人以上の履修生に教授して、退任。

充実した日々でした。

しかし2011年3月11日には、
あの東日本大震災が起こりました。

そしてこれらの出来事や交流は、
すべて2500回のブログに、
克明に表現されています。

とてもすべてを読み返す時間はありませんが、
それでも辿り直そうと思えばそれができる。

私自身の軌跡だけでは、
もちろん、ありません。

日本や欧米、アジアの、
小売流通業界の動向、
それぞれの消費社会の動静、
考え方の変遷など、
貴重なこと、大切なことが、
綴られています。

いちにち、一日、
絶対に手を抜くことなく、
書き続けてきました。

ご愛読を、
心から感謝します。

私は85歳まで、
現役を続けることを、
宣言しています。

もちろん命が続く限り、
という前提はありますが。

それはこのブログの、
連続1万日を意味しています。

そしてその4分の1が果たされた。
そんな気分です。

起承転結のたとえを借りるならば、
これまでの2500日は「起」でした。
つまり「序章」。

これから「承転結」となります。

そしてもう、
体と頭さえ丈夫ならば、
1万回更新は可能であるとの、
自信も生まれました。

次の節目の5000日連続更新は、
6年10カ月後。

「承」の章はどんな展開になるのか。
2021年の4月まで。

東京オリンピックも終わり、
日本の社会は一段と、
進化しているのでしょうか。
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楽しみでもあり、
不安でもあります。

1万回は、
それからさらに14年弱。
2034年の初め。

「転結」となって、
ますますドラマティックに展開されるか、
あるいはどんどん枯れていくか。

2034年の日本の予測人口は、
1億1792万2800人。

それほど悲観することもない。
ただし政策的に手は打たねばならない。

中国の予測人口が13億8388万5600人で、
インドは15億6853万8000人。

インドが中国を追い越しています。

そんなとき、
人々の生活は、
どう変わっているのでしょうか。

ネット社会はどうなっていて、
人間は幸せなんでしょうか。
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そして日本商業の現代化は、
どこまで進んでいるのでしょうか。

日本の知識商人たちは、
どんな活躍をしているのでしょうか。

2500日連続更新の今日、
そんなことを夢想します。

私は自分の命をかけて、
商業現代化のテーマに、
取り組んでいきます。


最後に一つ、反省。

2500日分の結城義晴のブログのページを、
つらつらめくっていて感じたこと。

最近の私のブログは、
長すぎる。

だんだん、言いたいことが多くなってきて、
あれもこれもと言いすぎる。

自慢話と宣伝ばかりのブログも多いし、
常に、それだけはひかえようと、
気をつけてきた。

それでも長すぎます。

最近は、
商人舎magazineの、
Daily商人舎の記事も書くし、
Weekly商人舎の特別企画も、
もちろん月刊『商人舎』の主論文も書く。

それ以外にも、
あっちこっちから頼まれて、
書きまくり、語りまくっている。

だからブログも、
やや冗長になっている。

2500日目の反省。

短くて、シンプルなブログも。
ときどき、書きます。

よろしく。

末永く、ご愛読ください。

〈結城義晴拝〉

2014年06月25日(水曜日)

ワールドカップの微差と万代ドライデイリー会講演、神と客の降臨

FIFAワールドカップ・ブラジル。
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グループリーグ最終戦。
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相手はコロンビア。
FIFA世界ランキング8位。

日本は46位。
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前半が終わって1対1。

同時に行われた同グループの試合が、
ギリシャ対コートジボアール。
こちらはギリシャが1対0でリード中。

だから日本が1点取って勝利すれば、
決勝トーナメントに進むことができる。

この瞬間、全日本人の期待は、
最高潮に達した。

その後、大久保嘉人、
オーバーヘッド・シュート。
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しかし、大差がついて、
4対1で敗戦。

本田圭佑は虚ろに、
ビッグマウスの非を認めた。
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ワールド・レベルとの差を思い知らされたが、
しかしそれは、なんというか、
微差の積み重ね。

その微差の努力に、
神が降りてくる。

これは小売りサービス業の、
店舗現場の競争に似ている。

ホスピタリティでも、
商品の品質でも、
いくつかの提供側の間の微差が、
顧客にとっては、
決定的な店舗選択要因になる。

微差の努力に、
客がやってくる。

ジャパンは、
準備段階からシビアなゲームと、
シビアなマネジメントをして、
もっともっとシビアに、
相手を研究しなければならなかった。

そして第1戦から、最低でも、
勝ち点を取るゲームメークをする。

それが微差の優位となる。

微差の積み重ねが、
オペレーターたちの自信となる。

今回のジャパンのメンバーだって、
もしかしたら紙一重の違いで、
自分たちでも信じられないくらいの、
働きを見せたに違いない。

本田圭佑や香川真司は虚ろだった。

それは微差の積み重ねが、
途方もなく大きな格差であることを、
実感しているからこそ、
より深刻なのだと思う。

アマチュアのゴルフは、
シングル・ハンディになってからの、
ハンディキャップの一つの差こそおおきい。
微差を埋める弛まぬ努力に、
支えられている。

ましてプロフェッショナルの、
それも超一流のプロの微差は、
途方もない格差を秘めている。

日本の小売業の店舗間格差も、
そのレベルに達している。

さて今日は、朝から、
東海道新幹線で、
大阪へ。
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このあたりに、
富士の姿があるはず。

今日は残念ながら、
拝むことはできなかった。

新大阪に到着して、
タクシーで堺へ。

アゴラリージェンシーホテルへ。
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万代ドライデイリー会総会。

ヤタニ酒販㈱広域担当部長の中川猛さんが、
私の前に中国視察勉強会発表。
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とてもよく勉強してくれて、
しかも実に真摯に発表してくれた。

その後、結城義晴の講演。
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まず、この視察勉強会の目的と意義。

それが何より大事なこと。
加藤徹㈱万代社長の言葉、
よく、噛みしめてほしい。

その後、中国の経済や消費、
そして小売業の競争の動向。
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最後は、永輝超市のイノベーション。
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詳細は、次の月刊『商人舎』に書く。

ご期待いただきたい。

今回は、かなり高度な講演となった。
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辛抱強く聴いてもらった。
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微差や紙一重の差は、
高度な仕事の完遂によって生まれる。

だから高度な講演内容となる。

その後、各分科会。

それから親睦会。
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開会の挨拶は、関浩さん。
ドライデイリー会副会長で、
㈱日本アクセス執行役員大阪支店長。

その後、怒涛の懇親。
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怒涛の親睦。
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私も司会者の女性と写真。
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もちろん加藤徹さんとも、
硬い握手。
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そして、締めの挨拶。
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ケイ低温フーズ㈱社長の山名昇さん。
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エイエイ、オーと締めた。

店頭における微差。
それは取引先の協力と、
従業員の努力によって、
生まれる。

そこに神が降り、
客がやってくる。

〈結城義晴〉

2014年06月24日(火曜日)

森乳の大野晃さんとの懇親とサントリーへの新浪剛史移籍の話

やっと梅雨らしくなってきた、
東京・横浜。

横浜商人舎オフィスのそばを、
新田間川が流れる。
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川べりの歩道。
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歩くと、水の匂いがする。
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梅雨には梅雨らしく。
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それが何より、いい。

昨夜は、東京・赤坂。
ANAインターコンチネンタルホテル。
その広東料理の「花梨」。
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本当に久しぶりに、
森永乳業㈱代表取締役会長の大野晃さんと、
懇親。

写真うしろは、
右から専務取締役の野口純一さん、
商人舎エグゼクティブプロデューサー松井康彦、
常務執行役員リテール事業部長の髙桑唯雄さん。

大野さんとは、
1996年(平成8年)に、
パリでご一緒した。

今もホームページの「あゆみ」に記されているが、
アロエヨーグルトがSIAL(パリ国際食品見本市)で、
金賞を獲得。

当時、社長だった大野さんは、
単身パリを訪れて、
授賞式に出てくださった。

私はそのとき、
シアルドール日本代表選考委員。

大野さんは日本人離れした国際人で、
私は28カ国の審査委員たちにも、
それからSIALの事務局長たちにも、
誇らしい気分で一杯だった。

アロエヨーグルトは、
たいへんに評価が高く、
各国の審査員からも、
原材料のアロエべラのことや、
その製法などを、
しつこく尋ねられた。

私も大野さんとともに、
それに丁寧に答えた記憶がある。

大野さんは1985年、
森永乳業㈱代表取締役社長に、、
2003年、会長にご就任。

2006年には旭日中綬章を受章して、
業界の重鎮。

現在も、代表権を持った会長として、
森永グループを引っ張る。

満で数えて77歳の喜寿。
しかし、iPhoneを使いこなし、
アマゾンで買い物をし、
好奇心と行動力は衰えない。

2020年までの、
日本と世界の流通について、
大いに議論をし、有意義な宴だった。

野口さん、髙桑さん、
これからもよろしく。

さて、梅雨らしい今日は、
東京・浜松町。

貿易センタービル3階、
ワールドカンファレンスセンターで、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱の、
定例株主総会。

取締役は三人増え、
新任の女性執行役が誕生して、
次の年度は大飛躍します。

米倉裕之代表取締役社長、
さすがに経営力が充実してきた。

ご期待ください。
ご支援ください。

必ずや日本のCRMとFSPの進化に、
貢献します。

さて今日の日経新聞「交遊抄」。
エバラ食品工業社長の宮崎遵さんが登場。

長沼孝義さんとの交流。
カルビー前副社長で、
「みちのく未来基金」代表理事。
出会いは、1992~93年ごろ。
マーケティング調査会社主催の交流会の場。

長沼さんは当時、カルビーの課長。
30歳代の「小僧」の宮崎さんに、
目をかけてくれた。

宮崎さんは、今年5月に結婚した。
30歳代で出会って、50歳代で実を結ぶ。
ロマンティックな熟年結婚。

長沼さんからメール。

「東証二部上場、本社移転、結婚。
勢いのある時ほど細心の注意を払って下さい。
目を凝らして情勢判断抜かりなきよう」

いい先輩の、いい心遣いだ。

さて「交遊抄」が日経最終面ならば、
日経一面トップ記事は、
「サントリー、外部から社長」。

ご存知、ローソン会長の新浪剛史。
しかし、新浪さんも、もう55歳。
サントリーホールディングスが、
10月1日付で社長に招く。

これも日経新聞のスクープ。

朝日も読売も毎日も、
手が出ない技。

佐治信忠会長兼社長は、
代表取締役会長に専念。
佐治さんも、もう68歳。

新浪さんは、近く、
ローソンの取締役会長を退任し、
サントリーの顧問になり、
10月に社長就任

創業家出身者以外で初のこと。

ローソン社長は12年間。

社長に就任したばかりのころ、
私は故倉本初夫商業界主幹と一緒に、
激励に行った。

ダイエー傘下だったローソンを頼みます。
そんな心持だった。

以来、2014年2月期まで、
11期連続営業増益を達成。

もちろん新浪さんは、
三菱商事出身。
ハーバード大学に留学して、
経営学修士号を取得。

商事からローソンへ。

日経記事は「プロ経営者」の時代を強調する。

資生堂の魚谷雅彦さんは、
日本コカ・コーラ社長、会長。

ベネッセホールディングス会長兼社長の、
原田泳幸さんは、
日本マクドナルドホールディングス会長。

LIXILグループ社長の藤森義明さんは、
ゼネラル・エレクトリック幹部。

新浪さんが社長となるサントリー。
今期業績予想は2兆2200億円。
前の期比9%増。

これに5月に買収した蒸留酒ビームが加わる。
その年商約2000億円。

そしてキリンホールディングスを抜いて、
国内の食品・飲料企業最大手。

新浪さんは、
日本の食品最大製造業のトップになる。
もちろんローソンは、
今年の第1四半期連結営業利益が、
前年同期比2割増で170億円弱。

4年連続第1四半期過去最高更新。

圧倒的に強いセブン‐イレブンへの対抗馬として、
玉塚元一社長とのコンビで、
もっともっと活躍してほしいところだ。

惜しい人財をサントリーに獲られた。

小売業に足場を置く結城義晴としては、
そんな感慨の方が強い。

しかし新浪さんには、
新浪剛史の人生がある。

玉塚元一にも、
そして佐治信忠にも、
宮崎遵にも、
大野晃にも、
それぞれに人生がある。

梅雨の雨に打たれつつ、
水の匂いのする川べりを歩いて、
結城義晴はそんなことを考えた。

季節感はまったくないが、
去年今年貫く棒の如きもの
(高濱虚子)

「勢いのある時ほど細心の注意を」。
長沼さん、いいことを言う。

〈結城義晴〉

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