今日は午前中に、
YCATからリムジンに乗った。
靄のかかった横浜港が、
見送ってくれた。
羽田空港第2ターミナル。
正午のANA3823便で関西国際空港へ。
暑いあつい東京。
空の上は涼しい。
1時間で関空へ。
チェックインして、
待合室へ。
今回は平和堂アメリカ研修。
もう4年目。
夏秋、夏秋、夏秋と続けている。
それぞれに収穫を報告し合って、
数珠つなぎになる。
これこそチェーンストア。
着実に成果を上げている。
アメリカの現在は、
Back to School商戦のとば口。
日本と違って彼の地では、
9月から新学期が始まる。
そして7月初めから夏休みに突入。
だからは7月4日の独立記念日には、
チェーンストア店頭は、
このプロモーションに入り、
ディスプレー変更をする。
しかしここでも、
「早仕掛け、早仕舞い、際の勝負」
6月初めに売場変更をしてしまう企業もあるほど。
Back to School商戦は、
サンクスギビングデーから、
クリスマスに至る商戦の次の書き入れ時。
7月から9月初めが、
Back to School。
これが1年の後半の始まり。
次が、10月31日のハロウィーン、
ちょっと小型だが、
ここに向けてのアクセントのあるプロモーション。
その次が11月第4木曜日の、
サンクスギビングデー。
この週はサンクスギビングウィークで、
日本の正月のような長期休暇。
そして12月25日、
クリスマスに向けた商戦。
ピークはChristmasイブ。
全米小売業協会の調査。
今年は約5200万人の親が
School Supply Listにそって
買い物をする。
スクールサプライ・リストは、
ノートや筆記用具など、
新学期に必要な備品のリストだ。
この時期に学校から配布されるリストには
そういった文房具以外にも、
生活用品などの雑貨も含まれている。
アメリカには、
TeacherList.comというサイトがある。
この中で児童・生徒の親たち、
あるいは学生たちが、
学校や先生とSchool Supply Listを共有。
その数40万件。
このリストが、
Back to School商戦の中核となる。
今年のリストに含まれるアイテム数は、
去年までは平均14アイテムだったが、
今年は18アイテム。
ウォルマートはこの時期、
Classrooms by Walmartを公開。
個々の先生がスクールサプライ・リストを登録。
児童、生徒、学生やその親たちが、
学校名と学年からアクセスしてそのリストを共有。
こういったアクションこそ、
オムニチャネルの一環。
日本にはTeacherList.comもないし、
Classrooms by Walmartもない。
Back to Schoolは、4月。
しかし、先生たちと親たちの情報交換はある。
それを入手して、Promotionする。
ウォルマート並みのきめ細かさは、
実現できないだろうか。
亡くなった杉山昭次郎先生は、
マス・カスタマイゼーションを提案した。
これこそカスタマイズしたサービスであり、
それをマスにするアクションだ。
そんなアメリカで学ぶ平和堂の精鋭、
参加者全員が集合して、
結団式。
団長は福嶋繁さん。
平和堂食品統括部長。
コーネル大学RMPジャパン第3期生。
私の愛弟子のひとり。
楽しくて充実した研修になりそうな予感。
北口から出発。
UA34便です。
では、元気に、
行ってきます。
いざ、サンフランシスコへ。
〈結城義晴〉