FORTUNEのGlobal500で、
ウォルマートが
世界第一位企業。
Daily商人舎で速報した。
2008年は1位、
2009年は3位、
2010年・2011年は2年連続で1位。
2012年は3位、
2013年2位。
そして2014年、
堂々の第1位。
ロイヤルダッチシェルが第2位、
エクソンモービルは第5位に落ちた。
代わって中国勢が3位、4位。
詳しくはDaily商人舎を見てほしい。
しかし石油エネルギー会社を、
ウォルマートが売上げ規模で凌ぐのは、
気分がいい。
小売業の世界ランキングにも、
ちょっとした異変が起きた。
さてダラス3日目。
そのウォルマートのスーパーマーケット、
ネイバーフッドマーケットを訪問。
このタイプは、
どんどん改革が進んでいる。
やがてウォルマートの
中核業態になるに違いない。
コーンは1個25セント、
つまり4個で1ドル。
天井は高く、
通路には島陳列。
エブリデーロープライスのパネル。
このブルーはなかなかいい。
Back to School売場も、
早仕掛けで充実。
よく売れている。
売場換えをした直後で、
クリアランス・コーナーがある。
20ドル以下、10ドル以下、
5ドル以下、3ドル以下。
これが参考になる。
昨日のウォルマート・ネイバーフッドマーケットは、
アルバートソンが撤退した後に、
居抜きで入った店だった。
昨日は、その前に、
アルバートソンそのものの店を見た。
それらと今日のウォルマートを比較すると、
ネイバーフッドマーケットの、
その改革のプロセスと中身がよくわかる。
平和堂の団員にはたいへんに、
いい勉強になった。
次に訪れたのがクローガー。
フレッシュ・フェアのフォーマット
都市型スーパーマーケット。
アダム店長にインタービュー。
そして団長の福嶋繁さんと写真。
若くて優秀な店長。
悪いけれど、
セーフウェイのトムサムの女性店長とは、
大きな差がついた。
店長インタビューも、
商人舎magazineで報告予定。
素晴らしい店。
全員が息を飲んだ。
コーンは2SKUで展開。
これがウォルマートとの違い。
オーガニック売場も洗練されている。
チーズショップ。
鮮魚コーナーは清潔感にあふれている。
奥主通路は精肉売り場。
ここにもプライベートブランドがずらり並ぶ。
ゴンドラアイル内はサインが見やすい。
もちろんFSPで分析された、
精密なアソートメント。
クローガーも、
コモディティのグロサリー分野で、
エブリデーロープライスを採用している。
それにWeekly特売を組み合わせる。
ウォルマートのロールバックの考え方だ。
レジでは、3人以上待たせない。
それがクローガーの信条。
だから通常のレジと、
15アイテム以下のエクスプレスレーン、
そしてセルフレジの三種類のチェックスタンド。
そのうえ、クイ・ビジョンというシステムを採用。
ウォルマートとの大きな違いを出す。
そのために150人の従業員全員が、
レジに入るスキルを訓練されている。
凄いインタビューだった。
最後にHEB。
ダラスのローカルチェーン。
フォートワースのこの店は、
この地区の橋頭保。
だから早くもリニューアル。
青果部門が圧倒的に強い。
コーンは1ドルで5本。
一番安い。
ペッパー売場が増強された。
寿司ショップは一番目立つところに、
デンと据えられていて、
これは変わらない。
肉はインストアで、
ブッチャーが切りたてを販売。
それを強調している。
店舗奥主通路中央には、
キッチンサポートコーナー。
ゴンドラエンドは、
シンプルなエブリデーロープライス。
HEBもウォルマート対策として、
エブリデーロープライス政策をとっている。
だから牛乳は、
1ガロン1ドル47セント。
1ガロンが3.8リットルだから、
1リットルにすると39円。
主通路沿いにも、
島陳列で、
ウォルマートの真似。
しかしウォルマート以上にインパクトがある。
中通路も見通しが良くて、
見やすいサインで構成されている。
リニューアルで新設されたバルク売り場。
アメリカのテキサスでは、
バルク方式が必須であることを示している。
そしてレジ。
ナイスルッキングの男女を配置して、
きびきびと対応してくれる。
それがHEBの作戦。
ウォルマート、
クローガーにHEB。
三者三様を学んで満足して、
全員写真。
その後、ついでにクイック・トリップへ。
FORTUNEの働きがいのある企業。
そのランキングに必ず入るコンビニ。
セブン-イレブン・インクがベンチマークする対象。
何よりフレンドリーサービス。
そしてホットドック。
これは日本のセブン-イレブンの弁当惣菜。
そしてコーヒー。
セルフサービスだが、
広くて豊富。
クイック・トリップにも、
大満足。
その後、ジョンFケネディ暗殺現場へ。
1963年のダラスの暑い日。
唯一の観光スポット。
あのビルの6階から、
オズワルドに射殺されたとされる。
4店を、大満足のうちに研究して、
ダラス・フォートワース空港へ。
そしてフライト。
3時間40分で、
サンフランシスコ・ベイが見えてきた。
今日も、一日、
ドキドキ・ワクワク。
ありがとう。
(つづきます)
〈結城義晴〉