Everybody! Good Monday!
[2014vol30]
2014年第31週。
7月最終週にして、
8月第1週が今週。
抱かれては蹴られては夏布団かな
〈朝日俳壇 洲本市・高田菲路〉
夏布団は軽い。
布団の立場に立てば、
抱かれたり蹴られたり。
しかしこの二日ほど、
猛暑だったにもかかわらず、
夏布団のお蔭で、
よく寝られた。
ありがたい。
先週の火曜日に帰国して、
その後もあっちこっちへ。
そして今週、
元気を取り戻して、
月刊『商人舎』8月号の入稿。
さて明日は土用の丑。
言ってみれば「鰻の日」。
第24回うなぎ川柳。
金賞や銀賞よりも、
ただの入賞に、いいのがある。
咳払いひとつして入るうなぎ屋へ
この気分、わかるなあ。
しかし江戸時代の古川柳は、いい。
左見右見して鰻屋へ山の芋
「左見右見」は「とみこうみ」と読む。
左をみたり、右を見たり、
つまりあっちを見たり、こっちを見たり。
そうして鰻屋へ入るのは、
「山の芋」。
これは僧侶のこと。
俳句も鰻をテーマにする。
私はこれが好きだ。
うなぎ屋の団扇働く音をたて
〈『新版川柳歳時記』創元社刊より 出口夢詩朗〉
鰻屋のうちわほど、良く働く道具はない。
その音が心地よい。
丑の日のけむり窓より昇天す
〈『日本大歳時記』講談社刊より 五所平之助〉
こんなことを書いていると、
やはり商人舎オフィス前の野田岩で、
土用の鰻、楽しみたくなる。
〈写真奥のビルが商人舎オフィスが入るビル〉
〈200年の伝統を誇る野田岩の横浜店〉
〈㈱商業界のそばに麻布の本店があって、それをよく利用したが、
横浜の商人舎オフィスの目の前にも野田岩があった。妙な縁がある〉
ただし、このお店の鰻、
美味いとは限らない。
念のため。
もう7月も、あとわずかだが、
今月の商人舎標語は、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!
今月が終ろうとしている今、
最後にそれをもう一度、
ガツーンと実感したいものだ。
さて、今朝の日経新聞一面トップ。
「イオン、42万人を適正配置」
私など一流新聞の一面トップに、
小売流通業がとり上げられるだけで、
うれしくなる。
この記事は、
イオンの人材データベース構築の話。
ホールディングカンパニーとしてのイオンは、
国内外の主要子会社約90社を対象に、
従業員42万員の、
特技や資格、海外での滞在経験、業務評価などを、
デジタル情報化して、活用する。
イオンの連結子会社は現在、約260社。
日本以外にも中国、東南アジア計13カ国に及ぶ。
そのうちの約90社が対象。
イオンリテールやイオンモール、
イオンフィナンシャルサービスなど。
海外子会社の優秀な現地社員には、
日本本社に抜擢され、
役員や幹部への登用のチャンスも生まれる。
データベース登録42万人のうち、
8割の34万人は国内のパートタイマーやアルバイト。
現在、パートから正社員への登用は、
本人の希望に任せられているが、
このデータベースをもとに、
会社側から正社員登用を働き掛ける。
さらにスキルアップの機会を提供し、
人材育成に活かす。
構築の期限は2015年度末だが、
その後、16年度末までに、
管理職以上の評価基準の統一も検討する。
現時点では、
イオン傘下の主要子会社間で、
ミドルマネジメントの評価基準が、
バラバラになっている。
それを統一し、
公正公平な基準にして、
役員や幹部候補を、
所属する会社を超えて、
機動的に登用し、配置する。
岡田卓也イオン名誉会長が言いだして、
イオンは、三つの産業を標榜する
「平和産業・人間産業・地域産業」。
その人間産業としてのイオンの、
礎になるのが人材データベースだろう。
しかしデジタルツール構築の際にも、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコを、
その根底においてほしいものだ。
日経一面トップ記事の意義も、
ここにあるはずだ。
今週の私のスケジュール。
まず、今日は横浜商人舎オフィス。
商人舎Magazineの、
WeeklySpecialに、
記事を公開しました。
[Focus up]
「ヤオコーのECOストア
相模原光が丘店」
明日はイオンの記者懇談会。
トップマネジメントとマスコミとの懇談会。
明日があるから、
日経は話題の少ない月曜に、
リップサービスしたのかもしれない。
読み過ぎか?
水曜日は、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱、
定例役員会。
そして木曜日が、
月刊『商人舎』8月号責了日。
8月に入って、
2日(土曜)、3日(日曜)は軽井沢。
立教大学院・結城ゼミの合宿。
今年3月にビジネスデザイン研究科教授を退任。
しかし結城ゼミOB・OG会には30名が登録して、
活発に交流を続けている。
その夏合宿。
楽しみだ。
来週は、火曜日と木曜日に、
その立教社会人大学院と、
日経bizアカデミーの共同企画に、
出講する。
名称は「MBA Intensive 2014」。
いわゆる「サマー・スクール」。
猛暑の夏にも、
学ぶ者たちあり。
これもドキドキ・ワクワク・ニコニコ!
みなさんも、そんな感じで、頑張ってほしい。
では、今週も、
Good Monday!
〈結城義晴〉