Everybody! Good Monday!
[2014vol43]
2014年も第44週。
そして今日は文化の日。
三連休の最後。
11月には三連休がもう一回ある。
22日土曜日、
23日日曜日の勤労感謝の日、
24日月曜日の振替日。
この後半の三連休はもう、
年末年始商戦の前哨戦のようなもの。
今年最大の盛上りをつくりたい。
世界一もの言はぬ民秋祭
〈日経俳壇 郡山市・齋藤宏文〉
日本人は何事にも控えめだ。
それが全く悪いとは思わない。
しかし、もの言う商人でありたい。
主張するナレッジマーチャントになりたい。
アメリカでは11月第4木曜日に、
感謝祭のサンクスギビングデーがあって、
それを含めてホリデーシーズンとなる。
そして自己主張のオンパレード。
それがレース型競争のなかの、
ポジショニング戦略となる。
さて私は昨日、
成田空港から飛び立って、
九十九里浜。
太平洋上を11時間ほどフライト。
日が沈んで、日がまた昇った。
アメリカ大陸は、
雲に覆われている。
その雲の隙間から、
見てきた。
ダラス・フォートワース地区。
着いたらすぐに、店舗視察。
実際の順番とは違うが、
まずウォルマート・スーパセンター。
入口の花売場が、
また変わった。
実に気合の入った店。
そしてこれ。
コンペティティブブランドの、
Price First。
牛乳1ガロン1ドル47セント。
3.8リットルが147円。
予想的中。
この店は競合が激しいので、
この劇薬を多数、投入している。
もちろんサイト・ツー・ストアも、
全店で告知。
ホリデーシーズンも疾走する。
その意欲にみなぎっていた。
隣のアルディ。
1万平方フィート(281坪)の、
ボックスストア。
コンペティティブブランドだけで、
品揃えしたような店。
ミルク1ガロン1ドル39セント。
ウォルマートを凌いだ。
新価格のお知らせも、
目立つ。
こんなに買ってくれた家族連れ。
そしてこの国際級の2店舗と闘うHEB。
テキサスのローカルチェーン。
日本の地方スーパーマーケットの、
モデルのひとつ。
現在、店舗改装中。
店頭にストアマネジャーからの告知。
もの言う商人だ。
ここに入口があった。
いま店舗前面を改装中。
しかしそんな時にも、
「彼ら」を意識している。
彼らとはもちろん、
ウォルマートさん。
寿司売場も改装して、
立派になるはず。
その脇で、一所懸命の仕事ぶり。
天井が高くて快適、
ホスピタリティに溢れている。
そのうえ商品は豊富で鮮度よく、
安い。
ファーマシーからバルク売場、
ここも前面が改装中。
「彼ら」との闘いは、
無制限に続く。
ウォルマート、アルディ、
そしてHEB。
三つ巴の価格競争。
安いから汚い、
安いから無愛想、
安いから悪い。
これでは絶対に、
勝ち残れない。
安くてきれい、
安くてフレンドリー、
安くて良い。
これしかない。
サンアントニオやオースティンの、
すごいイノベーションがこの店にも、
お目見えするに違いない。
さてそのHEBのアップスケール版。
セントラルマーケット。
相変わらずため息が出る青果部門。
ワンウェイコントロールで、
サービスデリまでつないで、
そしてイートインコーナー。
素晴らしい。
食した。
それからトレーダー・ジョー。
入口はサンクスギビング演出。
私はこの店が一番、好きだ。
店内サインなどは、
プロのアーティストの仕事。
いつも素晴らしい。
到着日最後は、
アウトレットモール。
ニーマンマーカス・ラストコール。
サックスフィフス・アットフィフスも。
百貨店のオフプライスストアが2店、
それ以外にもオフプライス御三家と、
アウトレットストア満載。
ここで私は、
日本の総合スーパーにとって、
極めて重要な指摘をした。
それはいずれ明かそう。
その後、夕食は、
ステーキ。
まず地元テキサスのビール、
「シャイナー・ボック」で乾杯。
地の米の地の蔵元の今年酒
〈日経俳壇 岸和田市・妙中正〉
どんな酒も地元産が一番。
濁り酒喉を鳴らして飲みにけり
〈同 東京都・森正美〉
テキサス・ビールを私も、
喉を鳴らして飲んだ。
そしてこのフィレミニオン。
テンダーロインをレアで。
みんな疲れが癒された。
受付嬢が笑顔で、
送り出してくれた。
長い長い一日。
考えてみると、
文化の日をまたいだ30数時間だった。
お疲れ様。
では、みなさん。
今週もGood Monday!
(つづきます)
〈結城義晴〉