アメリカのブラックフライデー。
今年2014年は、今日の11月28日。
ウォルマートは絶好のスタートをきった。
デイリー商人舎でそのことを報じた。
USウォルマート上級副社長
「ブラック・フライデー商戦」
スタート勝利宣言?
今朝の私は、
横浜市内の中山へ。
㈱アイダスグループを訪問。
鈴木國朗さんとディスカッション。
月刊『商人舎』12月号で、
それは掲載される。
大いに楽しみにして欲しい。
終わってから、
鈴木さんと記念写真。
書棚に並ぶのは、
㈱商業界発刊『食品商業』。
私が編集長のころから、
鈴木さんはもう、30年も、
このメディアに書き続けてくれた。
心から感謝したい。
一緒に焼肉のランチを食べて、
それから横浜商人舎オフィスに戻る。
夕方、㈱静鉄ストアの面々が来訪。
右から中村喜久男さん、
㈱静鉄ストア人事・総務部総務課課長。
同専務取締役・岡村政己さん、
そして須田哲哉さん、
同人事労務課課長。
社長の竹田昭男さんとは、
旧知の仲。
今年4月の商人舎海外研修会は、
ロンドン・バルセロナだったが、
それに参加してくれた。
私は来年3月12日に、
静鉄ストアで講演することになった。
頑張ります。
さて、10月の消費動向。
役所の発表を、
日経新聞が的確にまとめてくれた。
まず総務省発表の「10月の家計調査」。
2人以上世帯の実質消費支出は、
1世帯あたり28万8579円。
前年同月でマイナス4.0。
消費増税の4月以降、
7カ月連続、前年割れ。
家具・家事用品はなんと前年比14.4%減。
被服・履物はマイナス6.9%、
食料も1.4%減。
教養娯楽への支出は5.6%減。
もうひとつ総務省発表。
10月の全国消費者物価指数。
2010年=100とすると、
生鮮食品を除く指数が103.6。
前年同月比で2.9%のアップ。
品目別にみると、
外食がプラス3.3%、
宿泊料もプラス10.0%。
ガソリンはプラス4.1%、
エネルギー価格もプラス4.9%。
家計調査はマイナス。
消費者物価はプラス。
そうすると小売業販売額はどうなるか。
経済産業省公表、
10月の商業販売統計速報。
小売業の販売額は、
前年比プラス1.4%。
こちらは4カ月連続前年クリア。
衣服や身の回り品の小売業も、
プラス5.0%。
ここまでだけで勘案すると、
家計調査が下がったのに、
消費者物価が上がって、
小売業の前年比はプラス1.4%になった、となる。
しかし家計調査は、
物価の動きを取り除いた増減率も公表している。
それによると、
家計調査の実質支出は、
前月比0.9%アップ。
そして小売業の名目販売額は、
1.4%のダウン。
随分と分からなくなる。
しかし商人舎magazineは、
そんな時に強い味方となる。
11月25日の記事では業態別に、
10月の既存店前年対比数値が整理されている。
百貨店、マイナス2.2%、
総合スーパー、マイナス1.9%。
コンビニ、マイナス3.6%、
そしてスーパーマーケットのみ、プラス0.7%。
小売業全体では、
名目販売額のトレンドと符合するが、
その中でスーパーマーケットが10月、
大いに健闘したことになる。
ただしそれも、
物価上昇による売上げ増では、
情けない。
ウォルマートのブラック・フライデーの、
早仕掛け勝利宣言くらいのことは、
やりたいものだ。
健闘を祈る。
〈結城義晴〉