結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年11月30日(日曜日)

ジジと秋の終わり[日曜版2014vol49]

ジジです。
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ヨシハルとうさん、
アメリカからかえってきて、
1週間がたつのに、
まだ、ボケがなおりません。
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からだをうごかすのがいいのでしょうが、
それでも、なおらない。
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でも、秋がふかまって、
ニッポンのたべものは、
おいしい。
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富有柿。
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ぶどう。
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おとうさん、
かえってきてから、
すこし、ふとりました。
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これです。
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おいしいビール。
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ビールをのむと、
たべものが、
さらにおいしい。
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サラダ。
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でも、このところ、
おさかなをたべることが、
おおい。
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それはいいのでしょう。
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ししゃも。
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さんま。
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たべおわったら、
ゆっくりします。
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そしてティー。
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そのあと、ぐっすり、
ねむる。
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ねむるのが、
いちばんです。
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でも、おとうさん、
もう12月ですよ。

師が走るとき。
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こんどは、ゆっくり、
はしってください。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年11月29日(土曜日)

ディズニー「おもてなしの極意」はウェグマンズ/WFM/TJに通ずる

どんな顧客にも、
精一杯、対応したい。

日本を訪れる外国人旅客、
過去最速のペースで増加中。
今年1~10月は1101万人。
前年同期比27%プラス。

観光庁の「訪日外国人消費動向調査」。
1~9月の消費累計は1兆4677億円。

昨2013年が1兆4167億円だから、
4分の3の期間でそれを超え、
2兆円台が見えてきた。

そこで免税の対象商品は、
10月から消耗品にも拡大された。

日経新聞の『きょうのことば』は、
「免税店」。

非居住者が購入した商品は、
それにかかる消費税が免除される。
事業者には所轄する税務署長の認可が必要。
それも店舗ごとに認可を与えるのが税務署方式。

百貨店、総合スーパー、ドラッグストアが積極的。

そこで今日のニュースは、
セブン-イレブン・ジャパンが、
2015年中に全国1000店で、
免税店認可を受けるというもの。

まず12月1日に、
東京の浅草雷門前店と、
京都の西院駅南店で、
免税対応をスタート。

レジカウンターの一部が、
免税専用窓口に切り替わる。
店員がパスポートを確認し、
8%の消費税の支払いを免除。
百貨店が先行している。
三越銀座店は10月の免税品売上構成比が15%。
4~9月は8%だった。

三越伊勢丹ホールディングスは、
2014年度の免税売上高を約250億円と計画。
これは2013年度の2.5倍。

大丸松坂屋百貨店の14年度は、
100億円規模。
13年度実績の倍増。

ドラッグストアでも、
マツモトキヨシホールディングスは
免税対応店舗の新設を計画中。

業種を超えた訪日客の奪い合いは激しくなっている。

ちなみに、
10月1日時点の免税店は、
全国に9361店。

どんどん増えていくに違いない。

そうなると、消費税表記も、
「本体のみ」の方がわかりやすい。

日本国内の商売が、
どんどん国際化していく。

これはこれで、とてもいいことだ。

さて、アメリカに行っている間に、
いろいろなイベントが開催された。

商人舎編集スタッフが、
取材してくれたので、
それを掲載しよう。

私がサンフランシスコにいた11月17日。
東京国際フォーラムでは、
プラネット30周年記念ユーザー会開催。
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参加者は287社、550名。
過去最多となった。
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開会のあいさつは、玉生弘昌さん。
㈱プラネット代表取締役会長。
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現在、プラネットは流通業界で、
2つのインフラストラクチャーを構築。

第1が、事務的手続きを標準化するEDI。
第2が、情報系の業界インフラ「バイヤーズネット」。

玉生さんが強調したのは、
プラネットの社会的役割。
「『安全』であり、『中立的』であり、
『標準化』されていること」。

「さらに『継続』と『安価』が必須であること」。

プラネットは業界のスタンダードになっている。
それは安全・中立・標準化があり、
継続と安価が実現されているからだ。

まったく不思議な機能が、
でき上がっている。

このユニークさが、
プラネットのポジショニングである。

基調講演は、
キャリア教育センター代表の竹内昭さん。
『ディズニーに学ぶ“おもてなしの極意”』。
㈱オリエンタルランド元理事。

東京ディズニーランドのおもてなしが、
ユーモアたっぷりに講演された。
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カリフォルニア・ディズニーランドは、
1955年にオープン。

その後、1971年に、
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド、
1983年に、初の海外進出、
東京ディズニーランド(TDL)。

さらに1992年には、
フランスのディズニーランド・パリ、
2005年に香港ディズニーランド。

現在は、2015年オープンに向け、
上海に新たなパークを建設中。

この中でTDLの運営が、
一番うまくいっている。

理由は、
ウォルト・ディズニーのフィロソフィーと、
オリエンタルランド創業者のフィロソフィーが、
合致したため。

TDLは1983年の開園から順調に推移。
1800億あった借金は、
開業3年で完済。

TDLの最寄り駅「舞浜」は、
フロリダ州“マイ”アミ“ビーチ”からとって、
名付けられた。

TDL売上高は年間4700億円、
経常利益1120億、純利益700億円。

ショービジネスで成功したディズニーは、
エンターテインメント企業ではなく、
もともとは著作権の会社。

だから原価250円のペンは、
ディズニーのキャラクターやロゴが入ると、
販売価格が1000円に跳ね上がる。

ディズニーは委託商品を置かない。
販売商品はすべて買い上げ。

そしてディズニーは徹底して値下げをしない。
売れ残ったものはすべて廃棄する。
ちなみにディズニーは、
通信販売もやらない。
インターネット販売もやらない。

結果的に、この戦略が大成功。

通信販売をすれば、確実に商品は売れる。
しかしその反面、
TDLに来なくなるというリスクが発生する。
さらにディズニーでは、
同じ商品を1回の清算で
30個以上販売することを禁止している。

これは二次商売を防ぐため。

TDLには年間3200万人の来客がある。

オリエンタルランドはディズニーに、
年間250億ものロイヤルティを払っている。

ディズニーは投資を惜しまない。

向こう10年で、拡張のために、
5000億の投資を予定している。

TDLは1983年のオープン時、
敷地の約7割しか施設を作らなかった。

その後、毎年毎年、
新アトラクションをオープンしていった。
そして敷地全部にアトラクションができたら、
一番人気のないものを刷新する。

すると、毎年新しいアトラクションができる。

これが、TDLがうまくいった秘訣である。

ディズニーは従業員満足と顧客満足が高い会社。
『ゲストにハピネスを提供します』
これは従業員10人中9人が言えるセリフ。

パークの中で働く人も、
外で働く人もモチベーションは高い。
そして意外なようだが、一番人気は、
パーク内の清掃の仕事「カストーディアル」。

なぜならお客さんと接する機会が一番多いから。

会社が伸びるか否かは、
顧客満足度にかかっている。
そして顧客満足を得るには、
まず従業員満足が必要不可欠。

運営の基準は「SCSE」。

一番重要なのが「Safety」。
安全性。
ディズニーでは、雨の日だろうと、
定期的にベンチふきをする。

意味がないと思われるかもしれないが、
ベンチを留めているビスが外れていないか、
安全確認のために行われている。

さらに毎晩深夜、パーク内の路面に水を流し、
何度も拭くという大掃除を実施する。

小さな子供が地面に寝転んでも、
極端に言えば地面を舐めても大丈夫なくらい、
清掃・安全面に気を遣う。

防災訓練も2日に1回は必ず実施する。
日常的にやっていなければ、
実際の災害発生時には、
対応することができないからだ。

次に「Courtesy」。
礼儀正しさ、身だしなみ、正しい行動。

そして「Show」。
非日常を演出し、テーマ性を徹底する。

最後に「Efficiency」。
効率性がくる。

儲けは一番最後なのだ。

SCSをきちんとやれば、
おのずと儲かるという算段。

予算達成や売上目標などの締め付けは一切ない。
だから従業員はみんな伸び伸びと仕事ができる。

「ゲストがパークに入ったら、
1日に100回くらい話しかけられるように、
語り掛け、歩み寄りなさい。
ゲストと従業員が接する瞬間は、
一期一会なのだ」。
そんな教育をしている。

ディズニーで過ごす1日が、
特別な1日になるように、
「感動」を提供するサービスをする。

ちなみに期待度に対し、
満足度が100%に近ければ「納得」。
100%ならば「満足」。
そして100%をはるかに超越したとき、
それを「感動」と呼ぶ。

この「感動」はゲストに対してだけではない。
キャストにも感動のシャワーを浴びせ続ける。

優秀社員を表彰する。
彼らはバッヂなどを胸につけていれば、
同僚からも顧客からも評価される。

「評価と表彰」がいかに従業員を、
やる気にさせるか。

もちろんディズニーといえど、
クレームは発生する。
その中でも3%はハードクレーマー。

激しい抗議をされることがあるが、
こうした人は、
ともすれば熱心な客になってくれる。

しかし問題なのは、文句はあれど、
おとなしい97%の人たち。

これらをサイレントマジョリティ、
静かなる大多数と呼ぶ。

このような人々は黙って去っていく。
運営側としてはこちらの方が怖い。

サイレントマジョリティの声をきくため、
キャストに無料チケットを配布し、
園内で遊んでもらいつつ、声をきく。

最後にまとめ。
ディズニーは「感動」を売って成り立っている。
スーツを買えば、1~2年はもつだろうが、
感動は長持ちしない。

その感動を再び味わってもらうため、
ディズニーは8つのキーワードを掲げる。

①「毎日が初演」という気持ちでいること
②素晴らしいショーを提供すること
③未知の体験を提供すること
④特別な1日を提供すること
⑤ハピネスを提供すること
⑥「感動」を提供すること
⑦魔法をかけ続けること
⑧パークは永遠に完成しないようにすること

従業員満足と顧客満足の両立が、
この特異な企業の柱となっている。

ウェグマンズ、
ホールフーズ、
トレーダー・ジョー、
コンテナストア。
そしてメルカドーナ。

全ての小売業に共通すること、
それが従業員満足と顧客満足。

記念講演のあとは、
パネルディスカッション。
テーマは、
『これまでの30年、これからの30年』。
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ユーザー会の閉会の辞は、
田上正勝さん。
プラネット代表取締役社長。
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「人間が仕事をする上で、
いかにパソコンを使うかを
考えていく必要がある。
ワクワクするような未来を、
ITで形にしていきたい」

私がサンフランシスコで、
レクチャーし、講義していたことと同じ内容を、
東京で竹内昭さんが講演していた。
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今週末も、
12月商戦も、
ディズニーの「感動」の提供を、
忘れてはならない。

〈結城義晴〉

2014年11月28日(金曜日)

ウォルマート「早仕掛け勝利宣言」と10月小売業販売動向の錯綜

アメリカのブラックフライデー。
今年2014年は、今日の11月28日。

ウォルマートは絶好のスタートをきった。
デイリー商人舎でそのことを報じた。

USウォルマート上級副社長
「ブラック・フライデー商戦」
スタート勝利宣言?

今朝の私は、
横浜市内の中山へ。

㈱アイダスグループを訪問。
鈴木國朗さんとディスカッション。

月刊『商人舎』12月号で、
それは掲載される。

大いに楽しみにして欲しい。

終わってから、
鈴木さんと記念写真。
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書棚に並ぶのは、
㈱商業界発刊『食品商業』。
私が編集長のころから、
鈴木さんはもう、30年も、
このメディアに書き続けてくれた。
心から感謝したい。

一緒に焼肉のランチを食べて、
それから横浜商人舎オフィスに戻る。

夕方、㈱静鉄ストアの面々が来訪。
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右から中村喜久男さん、
㈱静鉄ストア人事・総務部総務課課長。
同専務取締役・岡村政己さん、
そして須田哲哉さん、
同人事労務課課長。

社長の竹田昭男さんとは、
旧知の仲。

今年4月の商人舎海外研修会は、
ロンドン・バルセロナだったが、
それに参加してくれた。

私は来年3月12日に、
静鉄ストアで講演することになった。

頑張ります。

さて、10月の消費動向。

役所の発表を、
日経新聞が的確にまとめてくれた。

まず総務省発表の「10月の家計調査」。
2人以上世帯の実質消費支出は、
1世帯あたり28万8579円。
前年同月でマイナス4.0。

消費増税の4月以降、
7カ月連続、前年割れ。

家具・家事用品はなんと前年比14.4%減。
被服・履物はマイナス6.9%、
食料も1.4%減。

教養娯楽への支出は5.6%減。

もうひとつ総務省発表。
10月の全国消費者物価指数。
2010年=100とすると、
生鮮食品を除く指数が103.6。
前年同月比で2.9%のアップ。

品目別にみると、
外食がプラス3.3%、
宿泊料もプラス10.0%。
ガソリンはプラス4.1%、
エネルギー価格もプラス4.9%。

家計調査はマイナス。
消費者物価はプラス。

そうすると小売業販売額はどうなるか。

経済産業省公表、
10月の商業販売統計速報。

小売業の販売額は、
前年比プラス1.4%。
こちらは4カ月連続前年クリア。

衣服や身の回り品の小売業も、
プラス5.0%。

ここまでだけで勘案すると、
家計調査が下がったのに、
消費者物価が上がって、
小売業の前年比はプラス1.4%になった、となる。

しかし家計調査は、
物価の動きを取り除いた増減率も公表している。

それによると、
家計調査の実質支出は、
前月比0.9%アップ。
そして小売業の名目販売額は、
1.4%のダウン

随分と分からなくなる。

しかし商人舎magazineは、
そんな時に強い味方となる。

11月25日の記事では業態別に、
10月の既存店前年対比数値が整理されている。

百貨店、マイナス2.2%、
総合スーパー、マイナス1.9%。
コンビニ、マイナス3.6%、
そしてスーパーマーケットのみ、プラス0.7%。

小売業全体では、
名目販売額のトレンドと符合するが、
その中でスーパーマーケットが10月、
大いに健闘したことになる。

ただしそれも、
物価上昇による売上げ増では、
情けない。

ウォルマートのブラック・フライデーの、
早仕掛け勝利宣言くらいのことは、
やりたいものだ。

健闘を祈る。

〈結城義晴〉

2014年11月27日(木曜日)

国別ブランド力世界一「日本」のユニークさと技術力とイノベーション

今日はアメリカの感謝祭。
サンクスギビングデー。

人々は家族やパートナーと一緒に、
ターキーを食べ、
収穫を感謝する。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

合掌。

そんな感じ。

これって、いい風習だなぁ。

日本でも、
勤労感謝の日には、
そうしたい。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

私は朝から、東京・御成門。
右手に愛宕ヒルズ。
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左手に、東京タワー。
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そしてカスタマー・コミュニケーションズ㈱。
通称CCL。

その月例取締役会。

新しいことが、
どんどん決まって、
それがどんどん、
実行されていく。

新しい人材が、
次々に入ってくる。

その人たちが、
活躍する。

そして組織は、
躍動する。

このダイナミズムこそ、
人間の活動の真髄です。

役員会メンバーでランチしたあと、
横浜商人舎オフィスに戻る。

窓の外の紅葉が、
晩秋の陽光に映えて、
美しい。
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月刊『商人舎』12月号の、
ブログ・エッセイなど書いていると、
もう、夕方。

まだ、「感謝」の時ではない。

けれど、来客有り。

㈱ロピア取締役の福島道夫さん(右)。
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間は㈱JTBコーポレートセールスの、
上原秀樹さんと上田恵一郎さん。

来年1月と2月に、
ロピアの全チーフが参加して、
ニューヨーク研修会を開催する。

総勢160名が、
4班に分かれて、
一斉に学ぶ。

その打ち合わせ。

ロピアでも、
新しいことが、
どんどん決まって、
それがどんどん、
実行されていく。

新しい人材が、
次々に入ってくる。

その人たちが、
活躍する。

そして組織は、
躍動する。

私の近くにいる会社。
みんな、そうなってきました。

このダイナミズムこそ、
マネジメントの醍醐味です。

しかし、しかし、
CCLもロピアも、
まだまだです。

さてちょっと嬉しいニュース。
Forbes.comの11月12日の記事。
Kathryn Dillが書いている。
それが今日の日経ドット・コムに、
翻訳、掲載された。

『フューチャーブランド』は、
国際的なブランドコンサルティング会社だが、
毎年、国別ブランド指標を調査・発表している。

この調査で初めて、
世界で最もブランド力の高い国に、
日本が
選ばれた。

さまざまな消費財のブランド評価に、
基準が用いられている。

それと同じ基準で、
世界各国のブランド認知を数値化する。

高品質の製品をつくっているか、
生活したり留学したりしたいと思わせる場所か、
質の高いインフラが整っているか。
こんな条項が盛り込まれた基準。

その国別ブランドのトップ10。
1    日本
2    スイス
3    ドイツ
4    スウェーデン
5    カナダ
6    ノルウェー
7    アメリカ
8    オーストラリア
9    デンマーク
10  オーストリア

この評価には6つの基準がある。
①文化や歴史
②観光
③物産の質の高さ
④その国の生活の質
⑤価値観
⑥仕事のしやすさ

そして回答者は2530人。
世界17カ国でひんぱんに、
海外旅行をしている人たち。

北アメリカからは米国、カナダ、メキシコ、
南アメリカはブラジル、アルゼンチン、
ヨーロッパは英国、ドイツ、フランス、ロシア、
アジア・オセアニアからは、
トルコ、アラブ首長国連邦、インド、
そして中国、タイ、日本、オーストラリア。
さらに南アフリカ。

まあ、妥当な17カ国だろう。

同社国際戦略部門統括トム・アダムズの弁。
「今年の調査結果を見ると、
強いブランドを持つ国は、
外国人の訪問回数や評価の高さ、
海外からの投資金額、
製品やサービスに対する消費者の支持など、
数値化された競争力においても
優位に立っている」

さて初めてトップになった日本。
回答者は、日本と聞くと「ユニークさ」を評し、
テクノロジーや医療、教育、
歴史遺産や芸術、文化を連想した。

「日本は停滞することなく、常に向上し続けている。
ロボット開発技術やロボットエンジニアリングで
世界に勝っている」
こんな回答があった。

技術力や家電、自動車といった製品が、
日本が持つ「概して高度な専門性」と評価され、
日本が最も力を発揮している分野として、
テクノロジーとイノベーションが挙げられている。

テクノロジーとイノベーション。
それに歴史や文化、芸術。
そのユニークさ。

国だけでなく、
会社にも、
そして個人にも、
このことは当てはまる。

そして結城義晴のポジショニング戦略。
アウトスタンディングなユニークさが必須。

ずっとトップで、
今年第2位のスイス。
高い生活水準、治安のよさ、
医療と教育、高級消費財。
形容される言葉は、
美しい・清潔・安全・高価。

ロレックスやネスレ、パテックフィリップ、
タグ・ホイヤー、リンツ&シュプルングリーなどが、
スイスの代表的ブランド。

国別ブランドの第3位のドイツ。
ビール・テクノロジー・文化・自動車、
治安のよさ・驚異的。
こういったイメージ。

代表するブランドは、
シーメンス、アディダス、バイエル、
フォルクスワーゲン、ルフトハンザ。

そして第8位から7位にランクアップした米国。
回答者が今後、
最も影響力を持つと考える都市の項目で、
ニューヨーク市が第1位になった。

来年早々、
ロピアの研修会を開催するのが、
このニューヨークだ。

この調査で重要なのは、
ブランドランキング上位の国々が、
政治や経済に影響力を持つわけではなくて、
テクノロジーとイノベーションの分野に、
強みがあるという点。

同社会長クリストファー・ヌルコ。
「国別ブランド評価は、
政治や経済での重要度と同じくらい、
イノベーションやテクノロジー、
環境分野で持つ力のことを指す」

国のブランド評価を決定づける要素に、
変化が生じている。

20世紀的な視点から、
21世紀の価値観に変容している。

この面でも、
モダンからポストモダンへの
転換が進む。

各国の小売サービス業のレベルも、
国のブランド評価の基準の一つに、
入ってきてもらいたいと願うものだ。

〈結城義晴〉

2014年11月26日(水曜日)

コマツ坂根正弘の「ダントツ」主義と結城義晴の「outstanding」

アメリカでは明日が、
サンクスギビングデー。
感謝祭。

朝に希望、
昼に努力、
夕にも努力、
夜に感謝。

ウォルマートの、
このクリスマス前哨戦。

今年も、すごい。

それはデイリー商人舎の、
ワールドニュースに掲載。
ウォルマート「NEWブラックフライデー」と
「サイバーウィーク」の早仕掛け

しかしこれをしなければ、
年商47兆円からのノーマルな成長はない。

さて私は朝から、
東京・池尻大橋の東邦大学大橋病院。
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東横線で渋谷まで行って、
そこから田園都市線に乗り換える。

今朝は9時前の通勤時間帯の事故で、
この東横線が40分遅れた。

しかし車中で、
ジタバタする者、
ほとんどなし。

みな、携帯メールで連絡済みなのだろう。

時代は変わった。

私はこの病院の眼科で、
網膜剥離の手術をし、
二度の緑内障の手術もした。
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眼科部長は、
私の主治医の富田剛司教授。

今日も富田先生に診察してもらって、
右の眼圧13、左が12。

すこぶる調子がいい。

病院入口では、
クリスマスツリーの飾り付け。
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ロビーには自動再来受付機。
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支払いの際は、
このパネルに番号が出る。
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全部、セルフシステム。
勘定は、列に並ぶ。
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支払い入口。
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出口にも飾り付け。
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病院も変わりつつある。

その門前薬局。
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日本調剤山手薬局。

カウンターが7カ所もあるが、
いつも40~50分、待たされる。
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病院も薬局も、
唯一の欠点は待たせること。

クローガーの「キュー・ビジョン」でも欲しいところ。
しかし、今年の秋は、
超のつく忙しさだったが、
目の調子は良くて、
気分は爽快。

横浜商人舎オフィスに戻って、
来年の月刊『商人舎』の企画などつくり、
細かい仕事をしていると、
あっという間に夕方。

そして帰国したら来客多し。

電通の皆さんが来訪。
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右から三浦啓子さん、
プロモーション事業局ショッパーズ・マーケティング部、
マーケティング・スーパーバイザー。
隣は戸井靖之さん、
第4営業局営業部長。
私の横が駒込雅史さん、
プロモーション事業局専任局次長
兼インストア・コンサルティング部長。

様々な提案と、
様々な相談。

そして夕食は、
商人舎から10歩ほどの、
麻布野田岩横浜店。
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氷雨の中の風に、
暖簾が揺れる。

しかし肝焼きから白焼き、うな重まで、
天然鰻を堪能して、
みんな、大満足顔。
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話に花が咲いて、
これも面白かった。

特に今夜は戸井さんと、
昔話で盛り上がったが、
これは貴重な情報交換だった。
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いつか、共著で本を出しましょう。

来年3月10日火曜日、
電通で講演をすることになった。

楽しみにしてください。

さて今日の午前中、
ダイエーの臨時株主総会。

周知のことだがダイエーは、
2015年1月1日にイオンの完全子会社になる。
その方針が提案され、可決された。

その前の12月26日、上場廃止。
歴史的な瞬間だ。

電通の戸井さんと話したのも、
日本チェーンストアの歴史的瞬間についてだったが、
この総会の席で現ダイエー社長の村井正平さん。
「お客様の価値観の多様性に対応した
全く新しい企業体へと変化する。
イオンと戦略を一体化して、
抜本改革を進める」

私の希望。

店舗バナーは、ケースバイケース。
Eコマースとの連携で、
オムニチャネル戦略が進むだろうから、
ブランディングの考え方は貫徹されるべきだ。

しかし、どこかに、
ダイエーの名を、
残して欲しいなぁ。

さてさて、日経新聞の『私の履歴書』。
今月はコマツ相談役の坂根正弘さん。

1963年に新卒で入社し、
2001年、代表取締役社長就任。

就任早々の2002年3月期決算で、
創業以来初の営業赤字132億円。

人員削減などの構造改革を断行。

翌2003年3月期は331億円の営業黒字転換。
さらにその翌年2004年は、
営業利益659億円までのV字改革。

その考え方の一つが、
「ダントツ商品」の展開。

新機種を企画開発する場合。
コマツでは開発や生産、営業、
さらにサービスなどの各部門が一堂に会する。

そこで合意形成の議論をする。

このプロセスで、
新商品は「どんどんカドがとれていき、
最後に出てくるのは平均点より少し上の、
面白みに欠ける商品群となる」。

そこで坂根さんの指示。
「新機種を開発するときは、
最初に何を犠牲にするか決めろ」。

「競合に負けてもいい部分を最初に決めておき、
浮いた経営資源を『環境・安全・情報通信技術』の、
重点分野に投入する」

いわば「メリハリ路線」。

こうして、「ダントツ商品」が生まれた。

開発陣は目に見えて生き生きしてきた。

「平均点主義」の枠から解放され、
突き抜けた提案が、
生産部門や協力企業からも挙がってくる。

坂根さんは述懐する。

「提唱した私にとっても、
言葉一つで組織がここまで変わるとは、
新鮮な発見だった」。

坂根さんはその後、
ダントツ商品だけでなく、
「ダントツサービス」「ダントツソリューション」と展開させ、
最後は「ダントツ経営」を標榜。

これは結城義晴の「アウトスタンディング」そのものだ。
平和堂のスローガン「尖る」とも同意。

ダイエーもどこかに、
ダントツのアウトスタンディングな要件を有すれば、
その名が残るに違いない。

歴史的瞬間とは、
実はそんなものが誕生するときである。

〈結城義晴〉

2014年11月25日(火曜日)

ドキドキ・ワクワクと、選挙に行こう! 投票しよう!

20日間のアメリカ出張から帰って、
改めて父の通夜や葬儀の内容を知りました。

私が不在だったにも関わらず、
多くのみなさんから、
弔電や献花をたまわり、
ご弔問、ご参列いただきました。

ありがとうございました。

父がそうであったように、
「やり残したことはない」
と言い切れる人生を、
家族一同、それぞれに、
歩んで行きたいと思います。

帰国して出社したら、
間髪を入れず訪問者。
20141125211704.jpg
立教大学大学院の結城ゼミ三期生、
山口毅さん。

いつもいつも近況報告に来てくれる。

2013年2月22日に、
㈱レゾーナを創業した起業家。

新しい局面を迎えた。

私の経験からすると、
どんなこともマイナスにはならない。

一番大切なのは、
自分で「ドキドキ・ワクワクすること」。

頑張れ。

さて、公示まで1週間、
第47回衆議院総選挙。

各党がマニフェストを発表。

今日発表された自民党の公約、
その重点分野は3点。
①経済再生と財政再建
②地方創生
③女性活躍
しかし財源やスケジュールなどの数値目標は、
示されず。

今期の方針に、
数値と日程が入っていないのは、
解散を言い出した自民党としても、
思いつきだったということ。

スローガンは、
『景気回復、この道しかない』。

企業経営で言えば、
「売上回復、この道しかない」。

情けない、抽象的すぎるスローガン。

昨日の民主党の衆院選マニフェストは、
「民主党経済政策の3本柱」。

「アベノミクスから転換するための」
という前置きがついている。

①「柔軟な金融政策」。
過度な異次元の金融緩和とは一線を画す。

②「人への投資」。
子育ての支援、雇用の安定、老後の安心を実現して
可処分所得を増やし消費を拡大する。

③「未来につながる成長戦略」。
再生可能エネルギー、医療・介護、農林水産業、
中小企業を集中的に開拓し、経済のエンジンを作る。
こちらも数値目標やスケジュールは、
ほとんど見当たらない。

「政権交代」という言葉も使われていない。

日本の政界に、
マーケット・リーダーはあるが、
マーケット・チャレンジャーが消えた。

マーケット・フォロワーばかり。

こうなると、マーケットの面白さはない。
だから投票率も下がるに違いない。

前回の第46回衆院選は2012年12月だった。
民主党野田佳彦政権下の解散で、
投票率は戦後最低の59.32%。

それが自民党や公明党に有利に作用した。
つまり組織基盤の固い政党が、
日本の政治を動かす。

一方、国民には無党派層が広がり、
非組織化、脱政党化が進む。

全体では無党派化しているのに、
投票率が低いから政党政治になる。

これ自体、大いなる自己矛盾。

そして何事も、
自己矛盾は進化を促進させはしない。

だからこの矛盾から脱却するために、
投開票日の日曜日に仕事し、
投票率が低いと想定される、
小売サービス業に従事する人たちの力で、
投票率を高めたい。

選挙に行こう! 投票しよう!

投票率を上げたい。
民意が反映された政治を志したい。

この50年ほどの衆議院選で、
最高の投票率は昭和55年(1980年)。
74.57%だった。

前々回の2009年は69.28%、
前前々回の2005年は67.51%。

しかし今回、争点はないに等しい。

自民党小泉進次郎の発言。
「国民にはなぜ衆院解散なのか、
何が争点か分からない」

かと言ってマーケット・フォロワーばかりの政界。

マーケット・リーダーの間違いを正す存在は、
見当たらない。

だから投票率は下がるに違いない。

しかし私は数値目標を掲げよう。

小売サービス業の投票率アップによって、
最低60%を超えよう。

糸井重里の『ほぼ日刊イトイ新聞』。
その巻頭言「今日のダーリン」の昨日の文章。

とても元気で長生きをしている先生がいて、
その先生の元気で長寿の秘訣を知りたいと、
みんなが群がった。

これは聖路加病院の、
日野原重明先生のことに違いない。

先生がどんなことに気をつけて
どんな生活をしているか。
あれがいいんじゃないか、
これがよいらしい、と。
そのひとつひとつが、
「なかなか効果的に思われる」。

糸井はしかし、これに疑問を投げかける。

だが、まったく語られていないところに、
なにかがうまくいった原因が
あったという可能性が高い。

そして結論づける。

ほんとうは、
「秘訣もコツもない」のかもしれない。
実際に「運がよかった」ということもあるし、
「努力に努力、練習に練習を重ねた」ということもある。
「なんだかできちゃうんです」という才能だってある。

つまりは、わからないということ。

これはピーター・ドラッカーに通ずる。
ポスト・モダンの考え方である。

一方、9月3日の「今日のダーリン」。

どうしてあんなに働けるのか
(えらいなぁ)とか、
ほんとにスーパーマンだよあの人はとか、
いつもびっくりするくらい元気ですねとか、
そういうふうに言いたくなる人はいる。

ときには、そういう人に
元気の秘密を聞きたいものだと、
思ったりするのも、ありがちなことです。

しかし糸井重里、
ここにも疑問を呈する。

「今日のダーリン」は疑問コラムのようだ。

ものすごく元気、疲れ知らず、タフ、
みんなのためによく働いてくれる、
がんばりやさん。
そういうこと言われたり、
思われたりするのは、
もう「あぶないぞ」と感じたほうが
いいのではないか。
このごろ、
そう思い直すことにしました。

みんなのために、
誰かのためにがんばることで、
ボロボロになってはいけないんだと、
なんとなく、そう思っているのです。

まあ、「みんなのため」と言いふらしながら、
「自分のため」としか
思えないような輩も多いけれど。

そういうスーパーマンもどきほど、
不摂生でいつも体調を崩していたりする。

自分の選挙区で、
この観点から立候補者を洗い直してみる。
自分の投票区での候補者は、
小選挙区制の場合、
数人しかいない。

彼らをしっかりチェックする。
それも面白い。

面白いからこそ、
選挙に行こう! 投票しよう!

〈結城義晴〉

2014年11月24日(月曜日)

集団思考に陥らず、選挙に行こう! 投票しよう!

Everybody! Good Monday!
[2014vol46]

2014年第47週。
11月最終週。

果てなきは青きことなり秋の空
〈朝日俳壇 大和郡山市・中西健〉

こんなに青い空。
果てしないほどに。
20141125022519.jpg

行く秋や有名無名知り人逝く
〈日経俳壇 仙台市・村上かつこ〉

高倉健さん、そしてわが父。

商売に関する一句。
秋刀魚旨しと言えば店主の破顔
〈同 川越市・村田英治〉
小さな店でも店主の破顔。

今月の商人舎標語は、
「小ささを恥じるな」。

小さい店が恥ではない

お茶席は四畳半
いつも行き届くからです
このお店は小さい
だから隅々までが
お客様のためにあります

〈倉本長治〉

気がつけば晩秋です。

久しぶりの日本でのGood Monday。

しかし今日は、
勤労感謝の日の振替休日。

そしてこの三連休は、
年末年始商戦の前哨戦。

成果は上がっただろうか。

アメリカでは、
今週がサンクスギビング・ウィーク。
全国民が日本の正月のように休む。

そしてクリスマスまでの1カ月を、
「ホリデーシーズン」と呼ぶ。

毎日新聞の巻頭コラム『余録』
11月のEコマース商戦を取り上げた。

「感謝祭は初めて米国に渡った清教徒が
苦難の末、2年目に祝宴を開いたのが起源」

サンクスギビングデーの感謝祭は、
11月の第4木曜日で、今年は27日。
「当時の生活に思いをはせ、
家族で七面鳥やカボチャ料理を楽しむのが恒例だが、
歳末商戦のスタートでもある」

そして、
「特に勢いがいいのが電子商取引」。

Eコマースともいうし、
ネット通販ともいう。

「数年前から翌週の月曜日が
サイバー・マンデーとして定着し、
売り上げも2ケタ成長を続けている」

サンクスギビングデーは、
木曜日。

その翌日は、
黒字の金曜日、
すなわちブラック・フライデー。

そして土日を経て、
翌日がサイバー・マンデー。
インターネットの月曜日。

連休が終わり、
ウィークデーに変わった途端、
人々は自分のオフィスから、
インターネットで、
クリスマスプレゼントを購入する。

それがサイバー・マンデー。

しかしここで、
アメリカ人を驚かした出来事。

中国の通販最大手のアリババが
11月11日の「独身の日」のセールで、
1日で1兆円を超える売り上げを記録。

中国では数字の1を単身者に見立てて、
この日を「独身の日」とした。

アメリカの「サイバー・マンデー」と
中国の「独身の日」。

日本でEコマースがブレイクする日は、
いつなんだろう。

ちなみに、インターネット記念日は、
すでにある。
それは11月21日。

1969年11月21日、
アメリカでARPAネット実験がスタート。

これが現在のインターネットにつながったから、
この日が「インターネット記念日」になった。

ARPAは高等研究計画局、
のちに防衛高等研究計画局(DARPA)となった。

防衛システムの研究の中から、
中心のない分散型システムが誕生。

それがARPAネットとなり、
やがてインターネットとして発達した。

アメリカでは明後日からのホリデーシーズン。
Eコマースとリアル店舗との、
激しい戦いが繰り広げられる。

そしてO2Oがさらに広範に展開され、
オムニチャネル化が進む。

便利にはなるけれど、
果てなき青い空を眺める心のゆとりは、
失いたくない。

今週の販促は、
商人舎magazine。
weekly商人舎の日替わり連載。
月曜日の「今週の販促企画」。

政界は総選挙へまっしぐら。

立川談笑のつぶやき。
まことに変な形容だが、
知性派落語家と言われる。
10月20日の日経電子版セミナーから。
当然ながら故立川談志の弟子。

談志が生前ジョークで
「どうしていつもあなたは
反対ばかりするんですか?」と聞かれて、
「だって俺が反対しないと
全員で間違っちゃうから」。

これ、集団思考の危険性への鋭い指摘。
「集団が合議によって意思決定を行うとき、
集団の強い結束がマイナス方向に作用して、
メンバーが個人で決定を下す場合よりも
しばしば愚かで不合理な決定を行ってしまう傾向のこと」。
(「コトバンク」の定義がいい)

政界こそ、絶対に、
集団思考に陥ってはならない。

もちろん企業経営も、
集団思考を避けなければならない。

アメリカから日本へ帰ってくると、
今更ながら「集団思考」の危険性を感じる。

アメリカは自己主張の国、
日本は礼節謙譲の国。

だから談志の存在価値が増す。
だから12月14日には、
選挙に行こう! 投票しよう!

小売サービス業は、
年末商戦の12月第2日曜日。

忙しいことこの上ない。

しかし若い人もベテランも、
選挙に行こう! 投票しよう!

集団思考に陥らずに。

この集団思考に関しても、
商人舎ミドルマネジメント研修会では、
「チームワーク」の講義の中で触れる。

この秋の私の活動は、
ほぼ終わろうとしている。

冬に入って12月商戦。
あとは知識商人たちが、
躍動してくれるのを待つばかり。

マララ・ユサフザイさん。
17歳のパキスタン人。
2014年ノーベル平和賞受賞。
20141125022532.jpg
昨年の国連でのスピーチの一節。
One child, one teacher,
one book and one pen
can change the world.
Education is the only solution.

そう、教育こそ、
唯一の問題解決法。

しかしフランスの詩人ルイ・アラゴン。
「教えるとは共に希望を語ること。
学ぶとは真実を胸に刻むこと」

希望と真実が、
私たちのeducationであり、
solutionである。

では、みなさん。今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

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結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

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