結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年12月03日(水曜日)

ドゥ・ハウス創業者 夭折した天才小野貴邦の書画の言葉

12月は贈り物の季節だ。

お歳暮。
クリスマスプレゼント。

商人舎にも、
結城義晴にも、
そんな贈り物が届く。

とてもありがたく、
感謝しつつ、
頂戴して、
堪能させていただく。

しかし、これには、
驚いた。
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稲垣佳伸さんから。
㈱ドゥ・ハウス代表取締役社長。

開けてみる。
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額に入れられた書画。
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故小野貴邦さんの書。
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一字一句、
読む。
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前へ前へとゆくときは
らくちんおんぶもいらなくて、
ひとりで足もすすみます。
それでもひとはくたびれて、
ちょっと待てよとひと休み。
ちょっと眠れる場所でもあれば
元気はつらつまた歩きます。
眠れるところもないときは、
だんだん弱ってぽっくりと
道にたおれておしまいです。
どんな道を歩いてみても
大した違いはありません。
家がなくてもねむりましょう。
まずいめしでも食いましょう。
それでいつでも元気があれば
暗いやぶ道も
明るくみえるというものでしょう。
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ぼくたちは幸いに、
くたびれるほど歩くことが
きらいではないのです。
だから安心してねむれるのです。
夢みて空を飛んだなら、
さめてもう一度飛んでやろ。
さあさあ、あすは
どんな風に飛ぼうかなあ。

十月29日夜 小野貴邦

小野貴邦さんは、
株式会社ドゥ・ハウスの創業者。
稲垣さんの上司。

1990年に急性腎不全で、
46歳での早世。

こんなに惜しい逝去は、
そうそうあったものではない。

私は当時、37歳で、
㈱商業界の『食品商業』編集長だったが、
その生き様が強く心に残っている。

小野さんの46年間と比べると、
私の現在の62年間は、
まさに馬齢を重ねるが如し。

小野さんの前では、
いつも謙虚になります。

稲垣さんからは、
メッセージを頂いた。

「僕と同じような年齢、
どうみても働き過ぎ..
と思ったのでした。
ぜひ、『ひと休み』」

ありがとうございます。

ちょっと待てよとひと休み。

24年前に、
小野さんを亡くした稲垣さんからの忠告。

夭折した天才小野貴邦の書画。

デスクの目の前に掲げて、
毎日、接して、
肝に銘じます。
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しかし私は思います。

あすはどんな風に、
飛ぼうかなあ。

心から、心から、
ただただ、感謝。

さて、ちょっと待てよとひと休み、
ではないけれど、
今日は、美しい富士を眺めつつ、
横浜カントリークラブ。
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㈱ロピア会長の高木秀雄さんとラウンド。

社長の高木勇輔さんと、
取締役の福島道夫さんが、
付き合ってくれた。

昨夜、月刊『商人舎』12月号の、
最後の原稿を脱稿。

私は最高の気分で、
冬のゴルフを満喫した。

ぼくたちは幸いに、
くたびれるほど歩くことが
きらいではないのです。

だから安心してねむれるのです。

夢みて空を飛んだなら、
さめてもう一度飛んでやろ。

合掌。

〈結城義晴〉

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