寒波に覆われつつ、
大阪に3泊4日の3日目。
昼のあいだは、
ホテルに缶詰で、
原稿書き。
長編8000字。
夕方、御堂筋線に乗って、
西田辺へ。
それからライフコーポレーションの新店へ。
セントラルスクエア北畠店。
2層3315㎡の売り場面積で、
初年度31億円の売上高を見込む。
11月19日オープン。
セントラルスクエアとしては、
昨年11月20日オープンの西宮原店についで、
第2号店。
ちょうど1年ぶりのセントラルスクエア。
1号店が新大阪駅に近いビジネス街出店だとすると、
今度は、大阪の南の生活圏店舗。
周辺は高齢者が多く住み、
1人世帯もマンションも多い。
しかもライフの比較的に小型の4店舗に囲まれた、
ドミナントの真ん中に進出。
だからこそ、
セントラルスクエアの新フォーマットが、
活きる。
ドミナントエリアが厚くなってくると、
マルチ・フォーマットでなければ、
高いシェアを確保することはできない。
ここのところのライフの新店は、
実に進化・洗練されてきた。
それがこの店にも存分に発揮されていて、
特に1階食品売り場は上出来。
ただし、自社内競合もあるし、
オープン1カ月の年末商戦突入ということもあって、
静かなスタートとなったようだ。
この店についても、
どこかで書かねばならない。
私がライフ北畠店を訪れている頃、
埼玉県川越市では、
ヤオコー川野澄人社長の年末懇談会。
在京の記者たちが、
ヤオコー本社に集まった。
司会は下池周子広報室長。
ヤオコー唯一の女性管理職。
その下池さんの仕切りで、
はじめに川野社長の顔写真撮影。
この状態。
こちらを向いてスマイルしてもらって、
パチリ。
懇談会は、1時間ほど。
今年の総括と来年の取り組みについて、
丁寧に話してくれた。
今期はヤオコーの第7次中期計画の、
最終年度に当たる。
初期計画の売上高2690億円を、
3000億円に上方修正するほど、
業績は極めて快調。
消費税増税の影響も微小だった。
一方で新社長の下、
マネジメント改革も進む。
川野さんは、
「ポジショニング」という言葉を使って、
ヤオコーの戦略を語った。
「アウトスタンディングなポジショニング」。
今年の流通業界の流行語大賞だろうか。
しかしヤオコーこそ、
アウトスタンディングなポジショニングを、
しっかりと獲得している。
その詳細は、
『商人舎magazine』に掲載しよう。
乞う! ご期待。
記者との質疑応答もあり、
懇談会は2時間ほどになった。
懇談会が終わる頃、
私は大阪の新地で、
関西コーネル第3期生の忘年会。
コーネル大学RMPジャパンは、
2008年10月に第1期がスタートして、
第2期、第3期とどんどん活性化されていった。
副学長の私は、
その年度ごとの特徴を捉えて、
各期にネーミングした。
伝説の第1期、
奇跡の第2期、
そして実行の第3期。
関西から多くの企業が派遣してくれて、
見事に学んだ。
そしてみんな、重要な地位についた。
その関西のコーネル・ジャパン第3期修了生たちと、
したたか、飲んだ。
右から、㈱阪食のブロック長・廣田亘さん、
㈱キョーエイ前常務の森雅之さん、
㈱いかりスーパーマーケット社長の行光恒夫さん。
そして三井物産㈱からコノミヤに出向して、
執行役員経営企画室長の小林将人さん。
森さんは、
第3期生のなかで「顧問」と呼ばれ、
一目も二目も置かれた存在。
現在はキョーエイを退任し、
オフィス・ヒューマンプラス代表。
私はコーネル・ジャパンを、
産業内大学と位置づけて、
どこにも偏らないニュートラルな存在にした。
だから受講生・修了生は呉越同舟。
そして心の交流をしている。
私は第3期をもって、
コーネル副学長を退任したから、
第3期生と一緒。
だからというわけで、
3次会までいって、
飲んで歌って語り合った。
どのくらい飲んだかというと、
このくらい。
飲みすぎて、久しぶりに宿酔い。
しかし、関西はいい。
不思議に馴染む。
楽しかった。
ありがとう。
〈結城義晴〉