Merry☆Christmas!
今日はクリスマスイブ。
クリスチャンではないけれど、
商人は世間様が喜ぶことは、
なんでもやる。
だから今日の挨拶は、
Merry☆Christmas!
それでいいのだ。
今日の歌と言えば、
山下達郎の「クリスマス・イブ」。
右に出るものはない。
作詞・作曲とも山下。
雨は夜更け過ぎに
雪へと変わるだろう
きっと君は来ない
ひとりきりのクリスマス・イブ
この合間合間に、合いの手がはいる。
Silent night、Holy night♪
心深く秘めた想い
叶えられそうもない
必ず今夜なら
言えそうな気がした
Silent night、Holy night♪
まだ消え残る君への想い
夜へと降り続く
街にはクリスマス・トゥリー
銀色のキラメキ
Silent night、Holy night♪
なんとも女々しい歌だ。
これをみんなが、
喜んで聴き、歌う。
ところが不思議に、
女々しくはならない。
それがこの歌の魅力であり、
山下の才能。
しかし、商人にぴったりのクリスマスソングは、
昨年12月30日に亡くなった大瀧詠一作。
「クリスマス音頭」
これも作詞・作曲ともに大瀧。
今日は楽しいクリスマス♬
年に一度のクリスマス
朝から晩までクリスマス
灰から火迄クリスマス♬
遠路はるばるクリスマス♬
南蛮渡来クリスマス
奇妙きてれつクリスマス
何故か知らねどクリスマス♬
商店街がクリスマス♬
ケーキ屋さんもクリスマス
テレビラジオがクリスマス
夜のネオン街もクリスマス♬
戦後変わったクリスマス♬
天下晴れてのクリスマス
日本すみずみクリスマス
何処にいるのかクリスマス♬
商売は、この気分だ。
さすが山下も尊敬し、
さんざん世話になった大瀧。
さて、毎日新聞の巻頭コラム『余録』。
毎日小学生新聞が実施したアンケート。
政党がそれぞれ自分で描く動物イメージ。
自民党はゾウ、
公明党はきりん。
維新の党はトラ、
共産党はトナカイ。
では民主党は?
「孤立して行動する動物ではなく、
みんなで助け合う動物」
民主党だけ具体的な動物名を避けて回答。
そこでコラムニスト。
「きまじめと言えばそれまでだが、
はっきりしたイメージを打ち出せないのは
やはり物足りない」
「いっそ、『ヒト』とでもした方が
まだ気が利いていたかもしれない」
早朝から声を出して、笑った。
座布団三枚!!
アメリカ合衆国の2大政党。
共和党はゾウ、
民主党はロバ。
シンボルは定着している。
ポジショニングとブランディング。
それが完成しているからこそ、
2大政党制となる。
遠路はるばる政党制、
南蛮渡来の政党制、
奇妙きてれつ政党制、
何故か知らねど政党制。
政治にしても、
商売にしても、
ポジショニングとブランディングが、
何よりも重要になってきた。
では、今日は、
大瀧詠一の軽いノリで。
Merry☆Christmas!
〈結城義晴〉