Everybody Good Monday!
[2014vol52]
2014年、最終週。
今年の1月元旦は水曜日だった。
そして大晦日も水曜日。
閏年でなければ、
365日は52週と1日。
覚えやすい。
元旦と大晦日、
同じ曜日。
今年の第1週は水曜日から始まり、
第2週の月曜日に、
Good Mondayと呼びかけて、
それが第1回目だったから、
今日は第52回目のGood Monday。
なんとなく、ほっとした。
刻々の二十四時間師走かな
〈『ホトトギス』2002年12月より 稲畑汀子〉
今日は福の日。
29日だから、
「フ・ク」と読んで、
福の日。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。
それが生きるエネルギー。
福の日には、
そんなことを訴えたい。
師走の終わり、年の暮れ。
感謝の気持ちで終わりたい。
猫も又師走の顔をしてをりぬ
〈『ホトトギス』2005年12月 稲畑廣太郎〉
ことごとく骨折り損の年の暮
〈『狩』2004年12月 小川匠太郎〉
それでも明日への希望を持って、
最終週を過ごしたい。
さて私はぐっすり眠って、
昼頃、新横浜駅。
横浜は氷雨。
日本の鉄道はすごい。
のぞみ臨時列車が山手線並みに、
3分間隔で運行されている。
乗り込むと、これ。
崎陽軒のシウマイと、
ザ・プレミアムモルツ。
アポイントのない取材。
これも許してもらおう。
厚木のあたりでは、
丹沢山系が雲の間に間に顔を出す。
富士山も雲に隠れているけれど、
富士川のところでちらと、
裾野を見せてくれた。
名古屋あたりになると、
雨は上がって、
晴れ間が見える。
京都、大阪、神戸、
そして岡山。
その岡山駅から地下道がつくられて、
イオンモール岡山までつながった。
今年12月最大の話題は、
このイオンモール岡山。
イトーヨーカドー岡山店と、
500メートル程の至近距離。
7&Iのマークが見える。
そのイオンモール岡山。
この店は成功するに違いない。
その理由は明日、紹介しよう。
日経新聞の社説。
「国に頼らずに地域主導で地方創生を」
政府がまとめた意欲的な計画が、
地方創生総合戦略と人口長期ビジョン。
「5年間で地方での若者雇用を30万人分創出し、
地方への人材回帰の流れをつくる」計画。
最終的な目標は、
2060年時点で1億人程度の人口の維持。
そのために、5年間の計画をつくった。
さらに政策ごとの成果指標を明示。
この総合戦略の最大の柱は、
東京一極集中の是正。
年間約10万人の東京圏への転入超過数を、
2020年にゼロにすることで、
一極集中を止める目標が盛り込まれた。
今後は、政府の基本計画をもとに、
全国の自治体が地方版の戦略をつくる。
単なるバラマキにならないようにすると同時に、
交付金などを使って政府が支援する。
その際、各地域ごとに、
過去の政策を真摯に反省する必要がある。
社説は訴える。
「農業でも商業でもそれぞれの地方には
様々な既得権が巣くっている。
そこから見直して新陳代謝を促さないと
地方経済の立て直しは難しい」
地方再生のためは、
コンパクトシティの考え方がいいと思う。
そのとき商業の役割は大きい。
「国に依存するだけでは何も変わらない。
東京を悪者扱いしても
地方が活性化するわけではない」
そのとおり。
地方行政と民間企業が、
手を取り合って、
地方創生をする。
その意味でイオンモール岡山の試みは、
郊外だけでない中心街の商業施設の、
可能性を見せてくれる。
さて年末商戦は、
際の勝負。
早仕掛け・早仕舞い・際の勝負。
そのなかでいよいよ、
際の勝負と早仕舞いの段階。
それでも、根底にあるのは、
いつもいつもお客様のこと。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。
それを提供する仕事の喜びを、
今一度、心に満たして、今週も、
Good Monday!
〈結城義晴〉