年明けとともに値上げラッシュ。
我慢に我慢を重ねたメーカーの、
その上での値上げ。
小売業はそれでも、
顧客とともにある。
顧客のために、
いかに貢献できるか。
それが小売業の使命だ。
今朝の日経新聞。
単独インタビューに答えたのは、
イオン㈱社長の岡田元也さん。
内容は昨日のこのブログと変わらない。
つまりニュースリリースのまま。
強調したのは、
「経営のスピードを高めるには
地域密着が必要」
つまり事業会社に権限を委譲して、
総合スーパー事業の立て直しに取り組む。
「持ち株会社制は一定の成果を上げた」
イオンリテールには、
6つの地域カンパニーがあり、
それぞれに執行役員がいる。
彼らを取締役に昇格させ、
責任を明確にする。
「改装や販促などほとんどを
権限委譲し、自己完結させる」
トップバリュに関しても、
各社が新商品を提案する体制に改める。
これはセブン&アイとは正反対。
セブンの方は、
イトーヨーカ堂の独自ブランド
「顔が見える食品。」が廃止され、
セブンプレミアムに統合される方向。
さて私は昨日、
イオン多摩平の森へ。
「たまだいらのもり」と読むが、
通称は多摩平。
東京都日野市に、
昨2014年11月20日に開業。
敷地面積約3万m²、
賃貸面積約2万4000m²。
核店舗はイオンスタイル多摩平の森店、
テナント店舗数130店。
都市再生機構と日野市が共同で、
団地の建て替え事業を進めている。
その用地の一角を、
27年間の定期借地権で
イオンモールが借りた。
鉄骨造り地下1階・地上6階建ての
駅前コンパクトモール。
JR豊田駅北口から約200m。
だから近隣住民が対象。
「毎日来店してもらえる」
これがコンセプト。
そのためイオンリテールは、
1階食品スーパーマーケットを担当。
イオンスタイルと銘打っている。
よくできた売り場。
七草はしっかり販売。
青果、鮮魚、精肉、グロサリー、
イオンリテールらしい形ができてきた。
その売り場中央に、
「ピカール」の売り場。
フランスの冷凍食品専門店チェーンと、
イオンとが提携して開発した売り場。
この多摩平が第1号店。
ピカールに関しては、
商人舎magazine1月号で、
特集した。
ぜひ読んでいただきたい。
フランスでの取材や現地試食の記録記事も、
掲載した。
セルフデリ売り場は、
もう定着した感がある.
この店では、衛生のために、
フードを被せたケースを開発した。
天井は高く設定し、
黒く塗った。
セルフレジも入れた。
比較的小商圏のモールで、
フード&ドラッグにしたイオンリテール。
この判断は間違っていない。
イオンリカーも実に良くなった。
約750席のフードコート
「森のキッチンコート」。
最近のイオンは、
大人のフードコートを作る。
これがいい。
ヘルス&ビューティーケア専門ショップ
「グラム・ビューティーク」。
イオンの専門店の一つ。
モールに入るヘルス&ビューティ。
2階には、
イオンリテール直営の、
レディスインナーショップ。
デビュ。
無印良品のショップも、
よくできている。
小商圏型ということで、
ファーストリテイリングは、
guが入った。
3階はキッズ・フロア。
この分野もイオンの領域になりつつある。
岡山倉敷のキッズ・リパブリックが、
旗艦店の役割を果たし、
それが各地のモールの中で、
十二分に機能している。
モールの天井は、
採光システムを取り入れて明るい。
イオンは郊外型モールだけでなく、
駅前立地のモールも、
積極的に展開中。
京都桂川、岡山。
それらがことごとく、
成果を上げている。
今日の私は、
朝一番でリムジンバス。
横浜港を臨む。
そして成田空港。
㈱ロピアのニューヨーク研修。
1月上旬に第1班・第2班。
2月に第3班・第4班。
総勢160名が、
アメリカで学習し、研修する。
私も全力投球。
知識商人を続々、
養成する。
では、しばらく、
行ってきます。
〈結城義晴〉