2月10日から2月12日までの3日間、
東京ビッグサイトで、
スーパーマーケット・トレードショー開催。
今年で第49回目を迎えた。
始まったのが1967年。
私は1978年から取材しているから、
37年目ということになる。
主催は新日本スーパーマーケット協会。
現在の小売業正会員352社、6044店、
その総年商約7兆3000億円。
メーカーなど賛助会員796社。
この協会の会長は横山清さん、
㈱アークス社長。
副会長は増井德太郎さん、
㈱紀ノ国屋ファウンダー。
そして名誉会長は、清水信次さん、
㈱ライフコーポレーション会長。
私が取材を始めたころは、
日本セルフ・サービス協会が主催していた。
この協会が2009年、
全国スーパーマーケット協会と合併し、
新日本スーパーマーケット協会となって、
スーパーマーケット・トレードショーも、
さらに盛大になった。
発表された3日間の来場者数は、
8万4614人。
昨年が8万1828人、
一昨年が8万4954人。
世界の食品展示会を見ると、
ドイツ・ケルンのアヌーガ〈ANUGA〉が最大。
1919年に創設され、
現在、ケルンメッセ会場の全ホールを使って、
毎奇数年に開催される。
総面積28万4000㎡、出展者6000社以上、
来場者は15万人。
第2は、パリ国際食品見本市(SIAL)。
こちらはパリノール見本市会場、
10万6123㎡をフル活用。
出展者6000社、来場者数15万人。
日本のスーパーマーケット・トレードショーも、
このレベルになってほしいし、
そうなることができると考えている。
それには業界挙げた体制作りが必須だが。
昨日の第2日目の夜、
協会会員トップ、出展企業、
さらにマスコミなどが一堂に参集して、
レセプションパーティが開かれた。
今年受賞したのは、
㈱ライフコーポレーションの平井章嗣さん。
セントラルスクエア西宮原店店長(左から二人目)。
㈱エブリイの柴田昇さん(右)。
Tuent緑町店店長兼取締役店舗部長。
写真は左が横山清さん、
真ん中が清水信次さん。
右から2人目がエブリイ社長の岡崎雅廣さん、
うれしそうだ。
みなさん、おめでとう。
そして開会の挨拶は、
協会会長でもあり、
実行委員長でもある横山清さん。
49回目の今年、
来年の50回記念に向けて
多くの方々の協力を呼びかけた。
今年のレセプションパーティは、
富山県と北陸銀行が後援。
「とやま〝食″collection2015」と題し、
富山の食材を使ったメニューと酒を提供。
3月14日の北陸新幹線開通で、
盛り上がる富山県。
乾杯のあいさつは、
富山ワハハ大使の柴田理恵さんと、
富山に「ラ・ベットラ」を出店する落合務シェフ。
さらに県知事の石井隆一さんも登壇。
3人で乾杯の音頭をとって、
会場を盛り上げた。
その後は結城義晴の懇親・交流。
まず、エブリイ社長の岡崎雅廣さん。
もう4年前になるが、
クォリティ&サービス型フォーマット研究で、
アメリカにご一緒した。
岡崎浩樹さんはエブリイ執行役員社長室室長。
商人舎ミドルマネジメント研修会でS 評価を獲得。
優秀です。
ベスト店長大賞のエブリイ柴田さん。
この笑顔。
柴田さんも一緒にアメリカを視察した。
頑張っている姿を見るのは、
とりわけうれしい。
㈱静鉄ストア社長の竹田昭男さん、
昨年の春、商人舎のヨーロッパ視察に、
参加してくれた。
そこに㈱マルト社長の安島浩さん(左)と、
望月広愛さんも加わって交流。
望月さんは静鉄ストア前社長で、
現㈱MATコンサルティング社長。
私の後ろはマルト取締役の安島大司さん。
さらに㈱伊藤園副会長の江島祥仁さんと
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー松井康彦さん、
アドパイン代表。
㈱アークス取締役執行役員の井上浩一さん。
ユニバース情報システム部長。
井上さんもアメリカ視察に参加してくれたが、
久々の再会。
右は総合商研㈱常務の菊池健司さん。
㈱寺岡精工の皆さん。
真ん中が寺岡和治会長。
両サイドに助さん角さんで、
右が三木桂さん、左が川越純一さん。
美樹さんは、営業ポータルグループ部長、
川越さんは九州テラオカ社長。
さらに私の隣から、
寺岡精工社長の片山隆さんと、
専務の山本宏輔さん。
片山さんは新社長。
ヨーロッパ小売り事情に詳しい。
シジシージャパン顧問の川一男さんと、
内田宗司さん(右)。
内田さんは㈱ニップンインターナショナル社長。
ブルーチップ㈱社長の宮本洋一さんと、
㈱プログレスデザイン社長の西川隆さん(右)。
国学院大学准教授の宮下勇治さん。
宮下正房先生のご子息。
商人舎magazineに、
研究成果を発表してもらう。
ここからは、
コーネル・ジャパンの教え子たちとの、
記念ショット。
私の隣から、伝説の1期生の二人。
㈱京急ストア常務の上野裕さん。
㈱ロデャース副社長の太田順康さん。
そして國分㈱関東支社第三支店長の南博貴さん。
同じく2期生の西水啓介さん。
現在は万代グループのスター㈱社長。
実行の3期生は元キョーエイ常務の森雅之さん、
現在、コンサルタントとして活躍中。
21Lady社長の広田美智子さんは1期生。
山崎桂介さんは2期生。
国分㈱の低温フレッシュ・フードサービス統括部部長。
同じく3期生の二人。
㈱いかりスーパーマーケット社長の行光恒夫さんと、
㈱コノミヤ経営企画室長の小林将人さん。。
昨年末に関西コーネルで、
忘年会を開いてくれた。
しこたま飲んだ。楽しかった。
そして最後は協会幹部の皆さん。
同い年の㈱いちやまマート社長の三科正嗣さん。
三科さんは協会常任理事で、実行副委員長。
いつも素敵な中村洋子さん。
協会常任理事で、㈱スズキヤ社長。
最後の最後は、横山清さん。
私の提唱する「コンシャス・リテイリング」を、
横山さんは「高志」と表現して、
同感の意を示してくれた。
50回目の来年の記念大会は、
「FOOD TABLE in JAPAN 2016」として、
発展形を見せる。
つまり5つの展示会が合同開催して、
ビッグサイトの東館西館すべてを使う。
第50回スーパーマーケット・トレードショー2016、
オーガニックEXPO2016、
第11回こだわり食品フェア2016、
デリカテッセン・トレードショー2016、
外食FOODTABLE2016。
ケルンやパリの食品展示会を知る者として、
あえて注文を付けるとしたら、
やはり日本のスーパーマーケット産業全体の、
トレードショーになってもらいたい。
それが食品産業全体の最大イベントとなるからだ。
私が委員を務めていたパリのSIALは、
当初はフランス小売業協会が主催していた。
当時のローラン・ヴィオロ協会長が日本を訪れ、
その指名によって私は、
SIALドール日本代表委員となった。
今、SIALはCOMEXPOSIUM社が開催。
つまり展示会専門会社。
もちろんフランス小売業協会は、
強く支援している。
アヌーガは早くから、
ケルンメッセ株式会社が、
ドイツ人らしい会社組織の経営・運営方式で、
大成功を続けている。
運営は専門会社、
支援は産業レベル。
これが世界トップクラスの、
ヨーロッパの食品展示会の運営構造だ。
日本人にとって、
食品と食生活の豊かさは、
欠くべからざるもの。
食品産業とスーパーマーケット産業は、
その社会的責任を負っている。
〈結城義晴〉