雪が積もればクリスマス。
思いが募ればバレンタイン。
〈山﨑眞幹・作詞作曲〉
チョコレート、ありがとう。
昨日から今日まで、
2日間は福島県いわき市。
上野から常磐線の特急「ひたち」で、
いわき市勿来へ。
2時間の旅。
その間、景色もそこそこに、
仕事に没頭。
マルトグループの経営理念、
社是、社訓。
社是は、
商売とは
心からありがとうといってくださる
お客様という名の友人をつくること
いいねえ。
岡田徹。
マルトは毎年、
優秀な成績を収めた社員を、
アメリカ視察に派遣する。
この2年、私が、
視察のコーディネーターを務める。
安島浩社長の挨拶。
なぜアメリカに派遣するのか、
アメリカで何を学び、何を実行するのか。
その後、本部社員、店長などが
各自、アメリカ視察で学んだこと、
帰ってから取り組んだ内容を発表する。
安島社長をはじめ、
安島誠専務もメモを取り、
全員の発表に聞き入る。
それぞれよい取り組みを進めているが、
さらに優先順位をつけて、
具体的に進めることの重要性を説いた。
勝手ながら、発表内容を再考し、
再提出せよと提案。
その夜は、幹部の皆さんと、
小名浜の老舗割烹「一平」で会食。
アンコウ料理の名店だ。
白ワイン、赤ワインをいただきながら、
スーパーマーケット産業の話から、
ゴルフ談義まで、おおいに楽しんだ。
前列は安島浩社長、安島誠専務。
後列はファミリー社長の安島由美子さん。
アメリカ研修会の団長を務めた栄島一雄さん。
そして左は水野正伸さん。
アンコウ料理を堪能し、
心が溶けていくような楽しい夕べだった。
マルトの皆さん、
ありがとうございまいました。
そして、今日は、
栄島さんと水野さんのアテンドで、
いわき市の店舗視察。
といっても、地元ローカルチェーンのマルトと、
東北リージョナルチェーンのヨークベニマル。
いわきもアメリカ並みに複占状態だ。
店長の柴野秀二さんと一緒に写真。
柴野さんは2013年秋に、
アメリカ視察研修会に参加した。
栄島さん、水野さん、
2日間お世話になりました。
それからヨークベニマル新上荒川店。
2日前の12日にオープンしたばかりの新店。
ヨークベニマル新谷川瀬店。
この店は、あの藤越スーパーセンター谷川瀬が、
撤退、売却された物件。
それをベニマルがスクラップ&ビルドして、
再登場させた。
実にいいロケーションの店だが、
今日は近隣の自社新店に顧客を持って行かれて、
ガラガラ。
青果部門の一丁目一番地。
いわき市では、
マルトとベニマルの一騎打ちのような、
激しい戦いが繰り広げられている。
そしてマルトはマルトの強み、
ベニマルはベニマルの特徴を、
それぞれに主張しつつ、
コンテスト型競争を試みる。
そんな時にこそ、
アメリカでの勉強が役に立つ。
研修が生きてくる。
アメリカでは個性の主張できない店は、
マーケットから退場させられるからだ。
その実地を知る者こそ、
アウトスタンディングなポジショニングを、
毎日毎日、形づくることができる。
さて土曜日の夕方、
常磐線で東京・上野に戻り、
横浜まで帰宅する途中で、
グラン・ツリー武蔵小杉へ。
岡山のイオンと並んで
話題独占気味のショッピングセンター。
1階食品フロアは、
イトーヨーカドーのグラン・ツリー・マルシェ。
2階はそごう西武で、
3階がイトーヨーカドーの「ホーム&ワークス」
4階にはキッズのショップが満載され、
立地の良さもあって、
たくさんの顧客を集めている。
しかし買い上げ点数が、
ちょっと少ない印象。
まだ、様子見の段階なのか。
ショッピングセンター全体は、
評判通りの出来だが、
総合スーパーはいまだ、
展望が切り開かれてはいない。
総合スーパー業態そのものの、
ポジショニングが、
曖昧だからである。
雪が積もればクリスマス、
思いが募ればバレンタイン。
充実した一日だった。
〈結城義晴〉