Everybody! Good Monday!
[2015vol7]
2014年第8週です。
2月第3週。
個人とかぽつんぽつんと二月かな
〈朝日俳壇より 岐阜市 ・阿部恭久〉
日本では暖かい春を待つ。
生みたての卵の温みほどの春
〈朝日俳壇 向日市・ 松重幹雄〉
その1月・2月の8週のうち、
3週間はニューヨークにいる。
こちらは春なんて、いつのことやら。
同じ経験が何度も繰り返されると、
時間は短く感じられる。
ジョンFケネディ空港には、
まさに寒風が吹き荒れる。
降り立つ私たち。
心まで鎧ふ如くに着ぶくれて
〈朝日俳壇より 今治市・横田青天子〉
リムジンバスに乗り込んで、
早速、視察。
㈱ロピアのニューヨーク研修。
第3陣。
4班まで、この1月・2月に集中研修する。
だからルートはほとんど同じ。
講義内容も一貫性を持たせる。
店頭には「フィアレス・フライヤー」の、
最新版が届けられている。
そしてエンド展開も、
「フィアレス・フライヤー」から。
毎月発刊される情報誌。
それが「フィアレス・フライヤー」。
開発商品の物語性が、
巧みに面白く語られる。
チラシではない。
マーチャンダイジングと、
プロモーションと売り場が、
完全に一体化している。
特別なことではない。
当たり前の営業行為だ。
それがトレーダー・ジョーの強み。
30台のレジは、
日曜日の午前11時に満開。
店内外側の通路をレジ待ちの行列が半周。
トレーダー・ジョーは、
相変わらず大人気だ。
精肉にも5ステップ基準を設けて、
独自の境地に入っている。
写真のラム肉は100%グラスフェッドで、
自然に育てられたもの。惣
惣菜コーナーは、
フードサービス部門として、
セルフサービスでよりどり販売。
今日はここでランチを食べたけれど、
最近、ますます美味しくなっていることを、
実感させられる。
そして昨年10月オープンにも関わらず、
もう売り場のマイナーチェンジをして、
焼きたてのクッキー売り場を拡充した。
2階の「ザ・ルーフ」は、
すっきりした快適なイートインスペース。
今日は一番奥のコーナーで、
貸切のバースデーパーティが開かれていた。
我々もここで昼食。
みな満足顔。
スチュー・レオナードは、
トレーダー・ジョーに影響を与えた。
品揃え限定型の単品量販政策を採る。
さらにホールフーズやウェグマンズ並みの、
セルフサービスデリ売り場。
しかし日曜日だというのに、
客数は少ないし、
何より買い上げ点数が激減してる。
それでもポリシー・ロックの前で、
写真を撮った。
零下10度ほどの外気の中で、
アイスクリームをいただく。
オツなものだ。
陳列線が高いのは、
たくさん売れても品切れしないようにするため。
この物件はミートパッカーの工場だった。
その作業場をそのまま売り場にした。
だから冷蔵ケースはいらない。
実に面白い発想。
私はこの異端の考えが大好きだ。
まさにとんがり★こだわり。
オリーブオイルとビネガーは、
この会社の売り物。
そして今は、
「Big Deal Basics」キャンペーン。
ベーシック商品をあらゆる部門で特売。
ロバート・モッファさん。
通訳は現地コーディネーターの藤森正博さん。
入社2年でこの店のナンバー2。
矢継ぎ早の質問に的確に答えてくれた。
感謝の握手。
店の前を流れるハドソン川。
凍りつくような光景だったが、
顧客は次々にやってきた。
視察が終わるとホテルに入って、
それから全員でタイムズ・スクェアへ。
マイナス13度?
総勢46名がずらりと並んで、
前菜からシーフード、ステーキまで、
フルコース。
最後にウルフギャングのCEO登場。
50歳のピーター・ズウィナーさん。
創業オーナーのウルフギャング・ズウィナー氏の長男。
四半期ごとに日本にやってくる。
日本でも六本木と丸の内に出店し、
今度、大阪進出が決まっている。
㈱ロピア社長の高木勇輔さんと三人で、
日本での再会を約した。
長い長い一日だったが、
最後の最後まで充実していた。
ではみなさんも、
充実した1週間を。
Good Monday!
〈結城義晴〉