㈱ロピアのニューヨーク研修。
店舗のチーフ以上の役職者が、
全員参加する。
総勢180人を超える。
店の営業と運営に支障をきたさないように、
1班から4班までに分かれて、
3泊5日の弾丸ツアー。
しかし研修の中身は、
吟味に吟味を重ねて、
深くて、濃くて、ロピア独自。
そんなカリキュラムになっている。
その第3班は、2月15日から19日まで。
今日の午前の全日空便で、
ジョンFケネディ空港から帰国。
元気いっぱい。
最年少は21歳。
この経験は彼らの人生に、
大きく影響を与えるだろう。
そして知識商人として、
大きく成長し、
商業の現代化に貢献してくれるに違いない。
第3班を送り出して、
残った事務局と幹部。
最後の第4班到着まで、
2日ほど時間がある。
そこで、ブルックリンの空港から、
ブロンクスの生鮮市場までタクシーを飛ばして、
視察と見学。
青果市場は、
Hunts Point Produce Market。
刑務所の壁のようだが、
厳重に管理されている。
隣接して、
Hunts Point Cooperative Marketがある。
こちらも広大な敷地にある食肉の市場。
こちらは世界最大の市場であることを、
高らかに謳っている。
今年1月のアメリカの卸売物価指数は、
コンシューマー商品とそのサービスの分野で、
前年同月比では横ばい。
季節調整済み前月比で0.8%の低下。
市場予測の平均は0.4%の低下だったから、
0.4ポイントほど低かったことになる。
微小だがダウントレンドは3カ月連続。
このメトロポリタンの食の6割を支える市場。
寒風の中を歩き回った。
フォトレポートは、帰国してから、
商人舎magazineで紹介しよう。
weekly商人舎。
もう何度もお約束しているが、
次々に新しい取材が入って、
報告できないことも多い。
お許しを。
ロピア社長の高木勇輔さんと、
取締役の福島道夫さん、
人事総務部の三枝敏さん。
そして現地コーディネーターの藤森正博さん。
4人で乗り込む。
木曜日の昼過ぎ。
ブロンクスからマンハッタンに向かう車内。
現地在住の藤森さん一押しの、
アメリカンスタイルのレストラン。
ハンバーガーあり、
イタリアンあり、
ジャパニーズもあり。
なんでもあり。
しかし厳選されたメニューと、
とびきりのワイン。
ランチから大満足。
ありがとう。
タクシーでホテルに戻り、
ブログを書いて、30分ほど仮眠。
劇場の入口で、
胸をワクワクさせながら写真。
三枝さんが、大のミュージカル通。
福島さんも各地で何度も、
ミュージカルを楽しんでいる。
言葉に表せない感激。
最後は全員のスタンディングオベーションで、
フィナーレ。
8時に開演して、
途中休憩して、
最後は11時を過ぎていた。
そこで小腹を満たすために、
ラーメン。
いまマンハッタンで、
一風堂以上に人気の店。
鳥人ラーメン。
Tottoと呼ぶ。
ニューヨークの日系焼き鳥屋が始めたラーメン屋。
もちろん鶏ガラを使った白濁色のスープ。
隠し味は米だとか。
11時を回っていたが
それでもふた組くらい待って入店。
私は鳥人辛ラーメン。
それにサッポロビール。
煮玉子と支那竹をトッピング。
福島さんと三枝さんは、
メガチャーシュー麺。
こんな情報は全部、
福島さんが集めてくれる。
福島さんは最高の食の専門家。
万代の谷康一さんがいたら、
喜んだだろうな。
私はそんなことを思った。
ラーメンブログランキング日本一。
タイトルは「一日一麺」。
私の周りには、
ありがたいことに、
食べ物にこだわる人が寄ってくる。
もちろん贅沢でお高く止まった食通ではなくて、
とにかく旨いものを追い求めるタイプ。
トレーダー・ジョーも、
ウェグマンズも、
そしてホールフーズも、
そんな知識商人たちが、
進化させ続けている。
つかの間の自由行動。
今日は第3班を送り出して、
十二分に楽しんだ。
(つづきます)
〈結城義晴〉