Everybody! Good Monday!
[2015vol22]
2015年第23週に突入、
そして6月の始まり。
欧米で「ジューン・ブライド」というけれど、
まさに5月から6月にかけてのこの時期は、
1年で一番素晴らしい。
「6月の花嫁」は、
一番いい季節の花嫁のこと。
ただし日本列島の6月はすぐに、
梅雨に入ってしまう。
その直前の1週間ほど、
だからこそなおさら貴重だ。
心して楽しみたい。
心して顧客を楽しませたい。
雲低くとどまる日なり麦の秋
〈日経俳壇より 藤枝市・ 山村昌宏〉
「麦の秋」、あるいは「麦秋(ばくしゅう)」。
麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の季節。
麦の収穫の秋であることから、
こう名付けられた。
雨が少なく、乾燥した季節。
すぐに梅雨が始まる。
二毛作の農家にとって、麦秋は短い。
日本中青嶺となりし空を行く
〈朝日俳壇 気仙沼市・前川忠〉
いいですね。
今日から中央官庁は、
「スーパークールビズ」。
5月は「クールビズ」で、
6月から「スーパー」のつく「クールビズ」。
もう5年目を迎えた。
大事なことは9月末まで続けられる点。
イオンでもスーパークールビスを採用している。
「スーパー」と名のつく新しい慣習。
先取りするくらいに取り入れたい。
トレーダー・ジョーは、
年中、スーパークールビスで、
アロハシャツ。
スーパーでも、ポロシャツが無難。
沖縄のかりゆしなども、小粋。
この時期の軽装は、
おしゃれです。
積乱雲中世のごと村圧す
〈朝日俳壇 松戸市・大谷昌弘〉
さらに北陸や東北では、以下の感じ。
若葉もくもくと山々深々と
〈朝日俳壇 白山市・辰巳葉流〉
俳句はずっと、
日経より朝日がいい。
さて今日は、千葉県の海浜幕張。
イオンを訪問。
海浜幕張の駅を出たところで、
数人の人々に目礼された。
ここに来ると、いつもそんな感じで、
誰かに会う。
しかし今日の目的は女性陣。
イオン㈱田中咲(えみ)さん(中)と、
イオンリテール㈱松野寛子さん(左)。
田中さんはダイバーシティ推進室室長、
松野さんは人事部ダイバーシティ推進担当。
じっくりと2時間以上も話を聞いて、
私も意見を述べた。
考えさせられることが、ひどく多くて、
ちょっと閃きかけたことがある。
お二人に感謝。
その閃きは、
月刊『商人舎』6月号で、
披露できる・・・・だろう。
さて今週から、
2月期決算企業は第2四半期。
3月期決算企業は、
第1四半期の詰めの月。
あるいはホップ・ステップ・ジャンプで言えば、
2月期決算企業はホップ、
3月期の企業はジャンプ。
Weekly商人舎の日替わり連載、
月曜朝一・2週間販促企画は、
そんなことを提案している。
ゴルフでも、
1日を漠然とラウンドするのではなく、
3ホールずつ区切って、
ホップ・ステップ・ジャンプでアウトの9ホール、
ホップ・ステップ・ジャンプでインの9ホール。
それを繰り返すと、18ホールになる。
この考え方でプレーすると、
マインドコントロールが可能となるし、
いわゆるコースマネジメントにも、
余裕が生まれる。
ところで、この競争相手との違いを、
各社は意識して営業活動しているんだろうか。
例えばイオンやセブン&アイ、
ほとんどの企業は2月決算。
いまホップ段階に入った。
ヤオコーやオーケー、
スーパーマーケット企業のほとんどは、
3月決算。
いまジャンプ段階。
両者の店頭での競合は、
ホップ段階vsジャンプ段階。
どちらが有利か、
どちらが必死か。
そういえば、
ユニークで業績のいい会社は、
決算月も他社と異なる。
ツルハホールディングスは5月。
ドン・キホーテが6月、
アルペンも6月。
ファーストリテイリングは8月、
ビックカメラも8月。
アマゾン・ジャパンは12月。
ウォルマートは1月だけれど、
西友は12月。
今度、決算月のユニークさと、
競争力の関係を研究してみよう。
決算セールを当てにしている消費者も、
ずいぶん大量にいることだし。
さてさて今週の結城義晴のスケジュール。
今日はイオンを訪問。
明日は月刊『商人舎』責了の日。
そして明後日の水曜日から、
ヨーロッパへ。
フランクフルトに降り立ってから、
ロンドンへ。
その後、バルセロナ。
帰国は来週の水曜日。
一番いい季節の終わりを楽しむことなく、
帰国したら多分、梅雨入りしている。
毎年毎年、そんな生活。
それでもヨーロッパの香りを、
みなさんに届けたい。
というところで、
今週も、よろしく。
Good Monday!
〈結城義晴〉