月刊『商人舎』6月号は、
ダイバーシティの問題を取り上げた。
「女性が働きたい店・会社・産業」
私の古巣の『販売革新』や『食品商業』には、
ちょっと扱えないだろうテーマだ。
私自身勉強しつつ、巻頭に1万字書いた。
「女性が働きたい会社と産業の絶対条件」
これはぜひ読んでもらいたい。
さて昨日、フランクフルト経由で、
バルセロナから帰国して、
一度、横浜の自宅に戻って熱い湯に浸かり、
そのあと、東京へ出かけた。
ホテルニューオータニ。
生団連の定時総会記念パーティ。
国民生活産業・消費者団体連合会、
略して生団連。
重厚長大輸出産業の「経団連」に対して、
国民目線の国内産業の「生団連」。
いいネーミングです。
会合の前に、
並木利昭さんと秘密の懇談(?)
㈱ライフコーポレーション専務取締役。
並木さんとはもう、
30年のお付き合い。
お世話になります。
記念パーティはまず、
清水信次生団連会長の挨拶。
日本チェーンストア協会会長をはじめ、
数え切れないくらいの会長職、役職を担い、
この度、日本小売業協会会長に就任。
もちろんライフコーポレーション代表取締役会長。
数えの90歳だが、
「首から上は問題ない。
首から下は全く使えないが・・・」と、
笑いをとって、日本国の現状を立て板に水。
「我々はもっと自信と誇りを持って、
仕事に邁進しなければならない」
いつもいつも、元気づけられる。
ヨーロッパから帰ってきたくらいで、
休んでなんかいられない。
私自身が元気づけられた。
その後、消費者団体連合の皆さんの、
音頭で、乾杯。
生団連こそまさに、
ダイバーシティの先進組織だ。
清水会長にご挨拶。
井上淳専務理事と私とで、
助さん角さんみたい。
清水さんとはヨーロッパの国々の話題に、
随分と花が咲いた。
それから廣田正さんと垣添直也さん。
廣田さんは三菱食品、
垣添さんは日本水産。
ともに業界の顔だった方々が、
清水さんの生団連に駆けつけてくださった。
私がコーネル大学ジャパン副学長の時代には、
お二人に特別講師をお願いした。
素晴らしい講義だった。
改めて感謝したい。
それから齋藤充弘さんと白鳥和生さん。
齋藤さんは全日本食品会長、
白鳥さんは日本経済新聞社調査部次長。
それからフェイスブック仲間の森下留寿さん。
ライフコーポレーション取締役経営企画本部長。
やっと会えました。
じっくり話したいですね。
それから河津司さん。
現在は、消費者庁審議官。
記念パーティには、蕎麦屋が出店。
500人前を用意したとか。
ご苦労さま、ありがとう。
一夜明けて、今日は、
午後から東京・日本橋。
㈱ロック・フィールド東京オフィスを訪問。
入口で手を消毒する。
素晴らしい。
そして応接ルーム。
岩田弘三代表取締役会長兼CEO。
2時間近くも、たっぷりとお話を聞いて、
世界の事情を情報交換。
こんなに話の合う方は、
滅多にいない。
商人舎発足の会の発起人を、
お願いしたのはもう8年前となった。
ふたり揃って、研修用キッチンで写真。
いい感じでしょう。
その後、水道橋の東京ドームホテルへ。
AJS第53期定期総会と懇親会。
オール日本スーパーマーケット協会。
総会後、会長・副会長、
そして理事、幹事の新人事が発表された。
新会長は田尻一さん。
サミット㈱代表取締役社長。
副会長は4人。
まず福谷耕治㈱関西スーパーマーケット社長、
前原宏之㈱とりせん社長、
中野義久㈱ヤマナカ社長、
そして新任の芋縄隆史㈱コノミヤ社長。
ぐっと若返って、
新しいAJSのスタートだ。
私は変わらず、応援団長。
田尻さんがその人事を説明した。
その後、新会長挨拶。
堂々としていた。
言葉を選んで、丁寧に、
協会への協力を訴えた。
その後、前会長の荒井伸也さんに、
記念品の贈呈。
荒井さんは2001年から14年間、
会長職にあった。
本当にご苦労様でした。
荒井さんも晴れ晴れとした顔つきだった。
荒井さんは新しく名誉会長に就任。
変わらず指導的立場につく。
その荒井さんの挨拶は、
1969年に故北野祐次名誉会長と、
出会ったところから始まった。
「いい店をつくること」
それだけに邁進する。
それが北野・荒井両名誉会長の、
AJS主義である。
どんな店がいい店なのか。
実はそれが問題なのだが・・・。
乾杯の音頭は、
㈱Mizkan 社長の結城幸一さん。
私も隣の席の福谷さんと乾杯。
福谷さんはコーネル・ジャパン伝説の一期生。
㈱マツモトの松本隆文社長とは、
私、藪下ゼミの同期生。
その後、怒涛の懇親会。
㈱セブンスター社長の玉置泰さん。
隣は私の相棒・松井康彦、
商人舎エグゼクティブプロデューサー。
中野義久さんを挟んで、
国分執行役員の山崎佳祐さんと。
山崎さんはコーネル・ジャパン奇跡の二期生で、
低温フレッシュ・フードサービス統括部部長。
そして新任副会長の芋縄さんと握手。
私の隣は紀文食品副会長の高市泰明さん、
端はコノミヤ経営企画室長の小林将人さん。
小林さんはコーネル・ジャパン実行の三期生。
そして㈱日本アクセス社長の田中茂治さん。
月刊『商人舎』を愛読してくださっている。
日本水産㈱取締役の脇坂剛さん。
第一屋製パン取締役の前川智範さんと、
営業本部副本部長の鎌田恒雄さん。
私は同社の社外取締役。
最後に中締めは小森嘉之さん、
丸大食品㈱会長。
そして松本光雄専務理事。
会長交代、ご苦労様でした。
新しいAJSを支えてください。
サミット㈱常務の服部哲也さん、
コーネル・ジャパン一期生。
最後の最後に、
新会長の田尻一さんと、
固い握手。
AJSをよろしくお願いします。
事務局の皆さんも、
お疲れ様。
前田伸二さんと藤間香奈さん。
前田さんはコプロ㈱取締役、
藤間さんはシニア・エキスパート。
帰り際に宮本洋一さんと出会った。
ブルーチップ㈱社長。
不思議なことにこの会で、
最後に遭遇。
みなさん、お疲れ様。
ありがとうございました。
しかし、最後に私は思った。
井上保さんが、いない!
昨年11月2日に、ご逝去。
関西スーパーマーケット前社長。
まだまだ、残念な気持ちは、
消えてはいない。
私だけのつぶやき。
井上さんには一度、
オール日本スーパーマーケット協会会長を、
担ってほしかった。
もっともっと、
マーチャンダイジングに強いAJSの姿が、
際立ってきていただろう。
井上さんのご冥福を祈りつつ、
田尻さんをはじめとする若いリーダーたちに、
期待を託すことにしよう。
〈結城義晴〉