ダラス・フォートワースから、
ニューヨーク・ラガーディアへ。
どちらもアメリカ。
ダラスは
アメリカ全土の競争を体現する。
ニューヨークは
最も尖ったコンテスト型競争地区。
その両方を肌で感じ、
頭の中に叩き込むことが、
この研修の目的。
刺激的なニューヨーク。
マンハッタンを望みつつ、
クイーンズからブルックリンへ。
そしてトレーダー・ジョー。
銀行の建物に出店した48億円店舗。
ハードリカーやワインの品揃えはないが、
グロサリーストアとして最大売上げだろう。
ちょっとした変更も見られる。
天井は高くて、快適。
そのうえ商品はトレダー・ジョーの、
とびきりのプライベートブランド。
ほかの店では売られていない価値ある商品。
それがトレーダー・ジョーの競争戦略。
レジに続く列〈ライン〉を2つに分ける。
そして銀行方式のチェックスタンド。
ただし、最近のトレーダー・ジョー、
売ることばかりにかまけて、
ブレイクスルー型のイノベーションがない。
これはやがて企業をマンネリ化させる。
それが一番出てくるのが、
ホスピタリティだ。
トレーダー・ジョーのフレンドリーサービス、
ほころびが出てきたら問題だ。
そしてブルックリンのホールフーズ。
環境対応型で、いまや、
ホールフーズのイノベーションの象徴。
素晴らしい青果部門。
群を抜くシーフード部門。
ミートもデリも、店舗ごとに、
ブレイクスルー型イノベーションを志向する。
店づくりは各店ごとに、
地域に合わせたコンセプトをつくる。
エンド前では、
ベンダーのマネキンが販売。
化粧品売り場。
床に「あなたは美しい」
ホールフーズだからできること。
レジ後ろのイートインスペースには、
光が差し込んで美しい。
2階のイートインコーナーには、
一番奥にビールバー。
そして屋上に菜園。
「ゴッサム・グリーン」の有機栽培。
店内でも販売される。
屋外でヒアリング。
ダニエルさん。
マーケティング部門のチームリーダー。
この店のコンセプトから、
ブレイクスルー型イノベーション、
そして店舗のマーケティングを、
丁寧に語ってくれた。
ダニエルさんを囲んで、
彼女のお好みの「バルタン星人」で写真。
そして二人で写真。
この店のサム店長はいつも、
店内にいる。
固い握手。
ホールフーズを後に、
マンハッタンへ。
そしてチェルシーマーケット。
ナビスコの工場跡を、
最新のショッピングセンターに転換。
素晴らしいプレゼンテーション。
有名なパン工房サラベス。
私たちは魚屋へ。
「ロブスター・プレイス」
イータリーの考え方で展開された魚屋。
つまり内食・中食・外食の融合。
今、東海岸に来たら、
ここを訪れねば意味はない。
一番奥にロブスター・ショップ。
ここで注文して、
調理してもらう。
出来上がりました。
ロブスター2尾。
そして食します。
3人で1尾くらいがいい。
続々とロブスター派が集まる。
大満足。
その後、私たちは寿司屋で握り。
この寿司屋のシェフ。
スブハッシュ・グルングさん。
エグゼクティブ・スシ・シェフ。
ネパール人の努力家。
「本物の寿司を提供したい。
ここの28人の寿司職人には、
私がネタの選び方から、握り方まで、
全て教えました」
意気投合。
ネパール人は勤勉家だ。
心から地震を、
お見舞い申し上げたい。
みんなで写真。
ダラスから、ニューヨークへ。
そしてトレーダー・ジョーと、
ホールフーズ。
さらにチェルシーマーケットと、
ロブスター・プレイス。
東海岸最高の勉強ができる。
それもドキドキ・ワクワクしながら。
ありがたい。
(つづきます)
〈結城義晴〉