9月です。
September。
長月。
港区役所前の彫刻。
「平和の女神」
英語のSeptemberは、
ラテン語の「7番目の月」からきている。
フランス語の「7」はsept。
古代ローマ時代。
ユリウス・カエサルが暦をつくった。
ユリウス暦。
当時の1年は、
現代の3月から始まった。
だから9月は7番目の月。
そこでSeptember。
この語の響き、実にいい。
日本語の「長月」。
夜がだんだん長くなる。
だから「夜長月」。
そこから「長月」となった。
この説がいちばん有力だとか。
これも語調がいい。
その9月の商人舎標語。
「ふたたび、みたび、
自ら、変われ」
月刊『商人舎』9月号の巻頭言。
[Message of September]
そのタイトルも同じ。
Messageそのものは、
今回、9月号発刊時に紹介する。
特集の巻頭言として、
どんな主張で、
どんな効果を発揮しているか。
楽しみにしていてください。
そのSeptemberのスケジュール。
今日、9月1日は、防災の日。
そして今月は防災月間。
3日~7日までハワイ・ホノルル。
商人舎研修会ビギナーズコース。
帰国して翌8日、9日は、
広島・福山のエブリイ訪問。
10日は帰京して、
エコス会長の平富郎さん、
インタビュー。
ただしこれは、
エコス創業50年記念誌のためのもの。
11日(金)は、
商人舎MagazineのWeb会議と、
夕方から立教大学院・結城ゼミ懇親会。
16日(水)はプラネット創立30周年記念式典。
19日(土)~23日(水)は、
シルバーウィーク。
21日(月)は敬老の日、
23日(水)は秋分の日。
あ~あ、秋だ。
25日(金)は滋賀県の彦根。
平和堂の米国研修事前講義。
そして28日(月)は、
商業界九州沖縄ゼミナール。
第50回のゼミナール福岡。
総合テーマは、
「正しく生きる商人に誇りを持て」
ご存知、『商売十訓』の第10訓。
私は開会式直後の基調講演。
タイトルは「元気を売ろう!」
サブタイトルは、
「ポストモダンの商業界精神を説く」
九州の皆さん、ご参加ください。
久しぶりに、
ど真ん中の商業界イズムを、
熱くあつく語ります。
そしてこの間、
月刊『商人舎』10月号入稿。
こうして長いはずの「長月」が、
「短月」となる。
でも、頑張ろう。
さて今日は、
第7回商人舎ミドルマネジメント研修会の、
S級獲得者を表彰しつつ、紹介。
7月14日・15日・16日。
2泊3日の缶詰研修会が行われた。
徹底的集中的に学び、
2日目と3日目の朝、
30分間の理解度テストをする。
学んだことを、
自分の言葉で表現する。
その理解度が重要だ。
理解しなければ、
批判力も生まれない。
二度の理解度テスト、
そしてすべての講座が終了した後、
課題レポートが課される。
8月7日が締め切り。
ほぼ1カ月の間に、
それぞれが自分の言葉で、
レポートを書く。
それも評価する。
私はこのレポートを読むのが、
大好きだ。
読みながら、
ときどき涙を流している自分に、
気づくことがある。
毎回、泣く。
今回も、泣いた。
それも何人ものレポートを読みながら。
それくらい感動的なものがある。
この理解度テストと課題レポートを、
客観的に評価する。
SABCD。
Sは秀、あるいは優秀。
Aも優、Bは良、Cは可。
そしてDは不可。
結果はまず、本人に、
詳細にフィードバックする。
派遣者の会社にも、
同時に知らせる。
こちらは総合評価のみ。
商人舎の研修会は、
パワーハラスメントの道具にはさせない。
それぞれに自分の評価を知って、
再勉強することもできる。
自分のために学ぶ。
それが店や会社のためになる。
そして社会のためになる。
内容に関しても、
こうでなければならないということはない。
しかし学問的にもビジネス面でも、
これはセオリーだ、定石だ、
ということは教える。
そして自分で学び、
自分で考え、行動する。
脱グライダー商人になる。
それが知識商人である。
では第7回のS獲得者を紹介しよう。
㈱関西スーパーマーケット
第1商品グループ シニアスタッフ
宵 圭祐さん
㈱関西スーパーマーケット
経営企画室 シニアスタッフ
丸尾光司さん
㈱成城石井
店舗運営本部店舗運営部エリアマネージャー
野澤拓人さん
今回は15名を、一挙に紹介した。
相対評価ではなくて、
絶対評価。
だからこんなに増えることもある。
関西スーパーから4人。
最近の関スの若手は、
気合が入っている。
平和堂から3人。
こちらはもう常連。
それからなんと、
京都のマツモトから5人。
厳しい競争のエリア。
より良く学んだ者に、
勝利の女神は微笑む。
それから成城石井、ロピア、
コンピュータ販売のテスクから、
それぞれ一人ずつ。
心から、おめでとう。
もちろんAの人も、
Bの人も、
よく頑張った。
商人舎ミドルマネジメント研修会で、
SやAやBを取ったら、
今度は、自分のお客さまから、
S評価をいただく競争が待っている。
それこそ本番だ。
最後にミドルマネジメント研修会参加者全員に、
言葉を贈ろう。
1997年に映画『スーパーの女』が封切られた。
伊丹十三監督、宮本信子主演。
私も月刊『食品商業』編集長として、
映画製作に協力した。
映画のプログラムにも原稿を書いた。
そして『食品商業』の巻頭言を書いた。
『スーパーの女』と闘おう
映画『スーパーの女』が生まれた。
生まれるべくして生まれた。
「価格破壊」の、
あの熱病のごとき風潮への
反動のように生まれた。
日本商業の歴史にとっても、
スーパーマーケットに
一段の進化を促す意味でも、
とても重い意味をもつ。
なぜなら、
多くの主婦たち、
日本中の客たちが、
この映画を見て、
舞台となった「正直屋」の、
商品と鮮度とサービスと、
公明正大さとエンターテインメントとを、
知ることになるからだ。
その裏側をのぞいてしまうからだ。
日本中の店が、
『スーパーの女』の「正直屋」と
競合することになる。
日本中の経営者は、
監督・伊丹十三と
競争することになる。
日本中の店長は、
宮本信子扮する井上花子と
力量を競うことになる。
こんなことがあっただろうか。
なんと楽しい競争だろう。
なんとやり甲斐のある競争だろう。
なんと誇らしい競争だろう。
ふるい立て、立ち上がれ。
全国の「スーパーの人びと」よ。
『スーパーの女』と闘おう。
正々堂々と闘い続けよう。
〈結城義晴著『Message』より〉
〈結城義晴〉
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