結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年10月24日(土曜日)

「出口」を明るくしていないものとは、つきあわない。

今月は10月6日から13日まで、
第21回目の商人舎USA視察研修会だった。
スペシャルコース。
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ありがたい。
もう21回目だ。

帰国して、翌14日は、大阪。
万代Dry Daily会と万代社員の講義。
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15日は、東京・清水橋で、
伊藤園大陳コンテスト審査会。

そして16日金曜日が、
千葉・海浜幕張で、
イオンリテールの事前講義。

土曜日の17日に爆睡して、
18日、19日は福岡で、
父の一周忌法事。

20日・21日・22日が湯河原。
商人舎ミドルマネジメント研修会。
こちらは第8回。
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最後に23日が東京・日本橋で、
リテール・エグゼクティブ・サミット。
基調講演や総括から、
乾杯の挨拶まで。

これでやっと一区切り。

そこでホームコースでゴルフ。
アメリカから帰国したら、
時差ボケで睡眠時間が、
正常と反対になる。

ゴルフで疲れ切って、
ぐっすり眠ることが、私の場合、
最良の時差ボケ解消法。

朝一番の第一組のスタートで、
半日、ラウンドして、
東京湾。
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海ほたる。
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そして川崎の京浜工業地帯。
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午後、3時過ぎには帰宅。

さて、軽減税率の問題、
環太平洋戦略的経済協定の問題。

そしてイオンとセブン&アイの、
オムニチャネル戦略。

書きたいことはたくさんあるが、
それは来週に。

『ほぼ日刊イトイ新聞』

ちょっと余裕ができると、
毎日更新の「今日のダーリン」を読む。

糸井重里が、
商売について考察するとき、
私はたいてい取り上げる。

「昨日、定期的に送られるようにしていた
あるサプリメントを解約した」

何年も続けていたサプリメントの購買。
それを解約。

しかしこの「解約の方法」は、
厄介だ。

「送られてくるときについてくる
さまざまな印刷物にも、
ネットに掲載されている案内ページにも、
『解約』についての方法は見つからなかった」

糸井は探して探して、
「お問い合わせページ」を探り当てる。

ここに、数量の変更やら、
支払い方法の変更などとともに、
「解約等」という文字を発見。

「問い合わせ内容」の項目に記した。
「○○○の定期お届けコースを解約します」

だいたい一日経ってから、
「お問い合わせありがとうございます」
という内容の返信。

よく読むと「ご解約を承りました」という内容。

解約したいと考えて、
それが先のばしになっていた理由は、
この面倒くささ。

ある個人の有料メールマガジン。
糸井が購読をやめようと考えて、
その手続きをしようと思ったら
どこにも解約の方法が記されていない。

どうしたらいいのかと、
尋ねるメールを出して、解約。

しかし「なんだか、あんまり
よくない後味になった」

「出口」がはっきりしていないこと。
定期的につきあっている人を放さないためには、
都合のいいことなのかもしれない。

コンビニの加盟契約と解約契約。
「出口」には閻魔様がいる。

ボランタリーチェーンは、
その点は開放的だ。

ここで糸井重里が断言。
「『出口』を見えにくくするのは
だめだと思う」

「宗教や政治の結社のようなものの場合は、
『出ることは考えられない』
ようになっていそうだが、
商業やらビジネスやら趣味やらの
つきあいというのは、
『退席はご自由に』のよさがあるはず」

「『出口(やめ方)』を
明るくしていないものとは、
あんまりつきあわないようにしようと、
ぼくは思う」

昔のアメリカのスーパーマーケットには、
出口のところに柵があって、
レジを通って、買い物しない限り、
出られないようになっていた。

いまは、そんなケースは、
アルバートソンの古い店に、
たまに見られるくらいだが、
ほとんどなくなった。

経営コンサルタントとも、
目的と期限と解約のルールを、
初めからはっきりしておいて、
付き合うことが必須。

これは故川崎進一先生の意見で、
私もたびたび強調している。

ほぼ日も商人舎も、
出口も入口もありません。

入口=出口。
出口=入口。

時差ボケも様々な契約も、
解消法がはっきりしていなければならない。

では、今週もご愛読、ありがとう。

〈結城義晴〉

2015年10月23日(金曜日)

「情報&コミュニケーション」とRetail Executive Summit

朝日新聞の『天声人語』
久しぶりに、小気味よい。

「悪い行いというものは、
世間の耳目を集めることにおいて
善行の比ではない」

シェークスピアの表現。
「人の犯した悪事は
真鍮(しんちゅう)に刻まれて永く残り、
善行は水に記されてたちまち消える」
(「ヘンリー八世」小田島雄志訳)

読売巨人軍の三選手の野球賭博。

米国メジャーリーグの二つの醜聞。
1919年のシューレス・ジョーは、
新人最多安打記録保持者だった。
通算安打記録のピート・ローズも、
「真鍮組」。

「彼らだけなのか。
暴力団などとつながっていないのか。
野球賭博などとは無縁な
他の選手のためにも、
とことん調べる必要がある」

そして昨日のドラフト会議。
プロ野球新人選択会議。

ここで与謝蕪村の句。
〈新米もまだ艸(くさ)の実の匂ひかな〉

「草の香も初々しい
穫(と)れたての新人諸氏は、
いわば原石だ。
道を外さず、磨いて玉となる日を待つ」

同感。

さて今日は、東京・日本橋。
マンダリンホテルオリエンタル東京。

「Retail Executive Summit」
マイクロストラテジー・ジャパン㈱主催。
ここで、基調講演を務めた。
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昨年は京都で行われたが、
今年は東京開催。
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今回も40名ほどの経営幹部が集まってくれた。

プログラムは、
印藤公洋社長のあいさつから始まった。
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マイクロストラテジー社は、
BIルーツを提供するITのグローバル企業。
BIツールとは、
「Business Intelligence tools」のこと。
同社の提供先は英国テスコや、
スペインのメルカドーナ、
もちろん米国のホールフーズ、HEB、
ロウズ、コーチなど、
名だたる小売業がずらりと並ぶ。

ペンタゴンもお得意様だ。

私は縁あって、
このsummitのプログラムに協力しつつ、
講演をしている。

今日のテーマは、
「米欧チェーンストア経営革新の焦点」
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日米欧小売業の最新経営トレンドを整理しつつ、
60分間、自論を展開した。
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日本のBIツールの導入事例は、
ヤマダ電機。
代表取締役専務IT事業本部長の飯塚裕恭さんが、
ヤマダ電機の戦略と合わせて語ってくれた。
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ヤマダ電機は、
ご存知、家電専門チェーンのトップ企業。
イオン、セブン&アイ・ホールディングス、
そしてこの8月以降は、
ファーストリテイリングに次いで、
日本第4位のリテーラー。

現在はスマートハウス事業や、
食品・日用品の実験的販売などまで、
多角化を進めている。

そうした話も盛り込まれていて
実に興味深い講演だった。

海外事例はMr. Desmond Ngさん。
Blackbox BI ConsultancyのCOO。DSCN0815-1

マレーシア第1の家電専門チェーンが、
センヘン・エレクトリック社。
124店舗を展開する。
その子会社がBlackbox BI Consultancy社。
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センヘンは、BIツール活用で、
現場マネジメントが向上し、
収益も大きく変わった。

そのうえで、中小企業向けに、
BIツールを提供し始めた。

そんなドラスティックな報告。

最後はマイクロストラテジー社のプレゼン。
エグゼクティブ向け、ミドルマネジメント向け、
現場スタッフ向け、さらに顧客向け。
階層別に、さまざまな切り口で
BIツールを提供する。

とくにスマホやタブレットを使った、
直観的なアプリ開発は秀逸だ。
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なにより面白かったのは、
印藤さんが紹介したUsher(アッシャー)。
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Usherは個人認証アプリだが、
ID・パスワードを省略した利便性で、
海外では、大学や会社に導入されている。

最後に、再び私のプログラム総括。
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BIツールによる情報の効率化によって、
コミュニケーションを高めなければならない。

情報とコミュニケーションとは別物である。
しかし両者は依存関係にある。

コミュニケーションは知覚の対象であり、
情報は論理の対象である。

情報は、記号である
情報は、人間的な属性を除去するほど、
有効となり、信頼度も高まる。

しかし情報はコミュニケーションを前提とする。
コミュニケーションは必ずしも、
情報を必要としない。
〈ピーター・ドラッカー〉

情報の効率化を進め、
その分のリソースを、
コミュニケーションに投入せよ。

それが私の結論。

愛媛のフジからは、
大西文和さんが参加してくれた。
人事総務部長。
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3年前、商人舎のアメリカ視察に参加してくれて、
それ以来、フェイスブック仲間。

紀文食品の山本真砂美さん。
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山本さんは2015年末年始商戦の要点を、
『月刊商人舎』10月号に、
寄稿してくれたばかり。

セミナーが終わって懇親会。
再びみたび、開会のあいさつ。
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それから懇親会に残ってくださった皆さんと懇親。
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ライフコーポレーションの森下留寿さん。
取締役経営企画本部長兼
新規事業開発本部長。
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森下さんもフェイスブック仲間。

成城石井の原和彦社長と早藤正史さん。
早藤さんは執行役員店舗運営本部長。DSCN0852-1

イオンリテール南関東カンパニーの井関定直さん。
ビジネスイノベーションチームリーダーで、
『月刊商人舎』10月号の特集に登場してもらった。DSCN0854-1
社内の反響は上々らしい。

よかった。

最後は大久保恒夫さん。
セブン&アイ・フードシステムズ社長。
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積もる話をし、終盤は、
ゴルフの話で盛り上がった。

そして最後はマイクロストラテジーの皆さんと。
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小泉潤一さん、棟方一成さん、
そして丹野いづみさん、
お疲れさまでした。

いまや情報は悪行も善行も、
真鍮に刻まれて永く残る。

善行のごとく、「水」に記されて、
「たちまち消える」なんてことなはい。

記録に残すのは情報だ。
コミュニケーションは記憶に残る。

その記録に残るものを効率的に処理し、
記憶に残るものを一段と鮮明にする。
これが商売やビジネスの鍵を握るものだ。

〈結城義晴〉

2015年10月22日(木曜日)

「まねる・さがす・くみあわせる」と商人舎MM研修会最終日

糸井重里の『ほぼ日』
巻頭の「今日のダーリン」は、
糸井が、それこそ毎日書き続ける。

そして、今日のダーリンは、
明日には読むことができない。

私の〈毎日更新宣言〉とは、
そこが違う。

だから、気に入った文は、
コピーしておく。

この1カ月以内のものだけれど、
これはいい。

「まねる」ことの、
とんでもないほどの意義を説く。

「うまく『まねる』ができたら、
快感を感じるというのは、
きっと、生きるためのしくみなんだろうな」

その通り。

「だれかが、だれかに似ているとか、
なにかが、なにかに似てるとか、
ものまねをおもしろくたのしむとかも、
脳がそれに快感を感じているから」

ブレーズ・パスカルも、
『パンセ』に書いている。
「一つ一つでは
人を笑わせることのない
二つの顔が、二つ並べられると、
似ているとして、
とたんに笑いを誘うことがある」
〈断章133〉

故倉本長治商業界主幹は教えた。
「創意を尊びつつ良いことは真似ろ」

糸井が考察するのは、
「真似る」ことの次に、
「くみあわせる」

読者からの意見。
「われわれの大元であるDNAが、
複製を得意な仕事としております」

そこで糸井が発見したのが、
「まねる」と「くみあわせる」で、
ものはできていること。

ヨーゼフ・シュンペーターは、
「イノベーション」の概念を生み出した。

そしてその本質を「新結合」と断じた。
つまり「くみあわせる」こと。

「まねる」「くみあわせる」。
糸井はさらに、
「さがす」という概念を見つける。

「3つそろうと、なんだか、
いろんなことの原則っぽい」

結婚とか、組織とか人間関係のでき方も。

「今日は昨日を『まねる』し、
明日を『さがして』、
『くみあわせる』をしている」

ただし、重要なのは、
なにを「まねる」か、
なにを「さがす」か、
なにを「くみあわせる」か。

橋本武。
「すぐに役立つことは、
すぐに役立たなくなる」

商人舎ミドルマネジメント研修会。
2泊3日の缶詰セミナーの第8回も、
いよいよ最終日。

3日間、天候に恵まれた。
湯河原の山々。
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ホテルの前の千歳川。
おだやかな流れ。
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会場となった
ニューウェルシティ湯河原。
もとは厚生年金会館の建物。
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会場設備はとてもいい。
もちろん、温泉施設もある。
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昨夜も遅くまで、
自習室で学ぶ姿があった。
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その疲れた体を、
癒してくれるのが温泉だ。

さて3日目の今日も、
朝8時15分から理解度テスト。
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昨日学んだことを、
どれだけ自分が理解できているか。
そのことを知るためのテスト。DSCN0680-1

だから「理解度テスト」
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設問には計数問題がある。
電卓をたたいて、解を求める。DSCN0688-1

真剣に問題に向きうと、
自然に姿勢は前向きになる。
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会場を回って、
皆の様子を見て回る。
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皆、遅くまで復習した成果を、
ぶつけている。
頑張っている。
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テストの設問に回答を出すということは、
その設問を理解し、
まず「まねる」ことでもある。

テスト終了後、
すぐに私から回答の解説。
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そうすることで、
講義の要点を振り返り、
さらに理解を深めてもらう。
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自分の理解の足りなさを、
知ってもらう。

そして3日目の第1・第2講義。
高野保男さんの「作業システムとLSP」
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LSPとは、
レイバースケジューリングプログラム。

高野さんは現在、最も多忙なコンサルタント。
全国のスーパーマーケットを飛び回り、
LSPを指導中。
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豊富なスライドと動画を見せながら、
作業改善のポイントと人時生産性向上の、
カギとなるものを説いてくれた。DSCN0714-1

レイバースケジューリングは、
フレデリック・テイラーの「科学的管理法」を、
ベースにして出来上がっている。

その学問的ベースを真似る。
そしてさらに現実に即して、
イノベーションの芽を探し、
作業を組み合わせて、
ムダやムラやムリを省き、
生産性を高める。

講義が終わると、
すぐに次の指導先に向かう高野さんを、
お見送り。
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ありがとうございました。

第2講義は「ドラッカー入門」。
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講師は井坂康志さん。
ドラッカー学会事務局長。
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ドラッカー翻訳の第一人者、
上田惇生先生が信頼を寄せる一人。
日本人としてドラッカーと最後に面談し、
インタビューしている。
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その時のドラッカーの言葉や印象を交えながら
ドラッカーマネジメントの要点をまとめてくれた。

これほどドラッカーを読み込んでいる人は、
上田先生をおいてほかにないだろう。

ドラッカーの本質をふたつ、
「フィードバックと学習」と、
言い切ってくれた。

まったく、同感。

ありがとうございました。

昼食をはさんで、
いよいよ結城義晴の最終総括講義。
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ミドルマネジメントとして、
学んでおかなければならないこと。
意思決定の仕方から、
チームマネジメント、
そして私の持論のフォーマット論まで、
一気に語った。
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今、マーケットは大きく変貌している。

ミドルマネジメントは、
その大きな潮流を、
知っておかなければならない。
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そのうえで行動しなければならない。

最後のメッセージは「自ら変われ」。
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ミドルマネジメント一人一人が、
自分の強みを生かして、
そのうえで自ら変わらなければならない。
それが会社を変え、店を変え、
社会を変える。
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ミドルマネジメントの重要性は、
ますます増している。
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私に贈られた盛大な拍手は、
3日間、頑張った受講生たちに、
そのままお返ししたい。

ありがとう。

秋の湯河原を後にする受講生たちを、
事務局全員で見送り、
第8回ミドルマネジメント研修会も無事終了。
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知識商人を養成する。
それが商人舎の使命。

そのためのミドルマネジメント研修会。

「すぐに役立つことは、
すぐに役立たなくなる」

それを知り尽くして、
「まねる」「さがす」
「くみあわせる」

ぜひともイノベーションを成し遂げてほしい。

〈結城義晴〉

2015年10月21日(水曜日)

読売巨人軍の組織悪化とMM研修会2日目のドラッカー

読売ジャイアンツ。
プロ野球の巨人軍。

福田聡志投手が野球賭博に関与していた。
しかしそれだけでは終わらなかった。
笠原将生、松本竜也両投手も、
野球賭博を行っていた。

まだまだ蔓延していた可能性もあるだろう。
なにしろ彼らの賭博の中に、
「ジャイアンツ・ルール」まで、
あるらしいのだから。

もちろん野球賭博をやった選手は悪い。
しかしこれは巨人軍の組織が、
ひどく悪化していることを示している。

原辰徳監督の辞任もこのためだろうし、
マネジメントの実力は全く未知数だが、
イメージがよさそうな高橋由伸への監督打診も、
組織風土の低落と関係している。

ジャイアンツはさらに低迷する。
そしてそれは、しばらく続きそうだ。

はっきり言えば、
「老害」が第一原因の組織病だからだ。

こんな時に、この球団は必ず、
「ミスター」を持ち出して解決しようとする。

長嶋茂雄だ。

これもこの球団と親会社の卑怯なところ。
それがまたチーム内に、
変な影響を与える。

長嶋茂雄自身は極めて純真で、
彼には全く罪はないのだけれど。

それがこの球団の不幸でもある。

明日はプロ野球の未来を担う、
若い人材を選択するドラフト会議だ。

さて、商人舎ミドルマネジメント研修会、
略して商人舎MMS。
今回は第8回で、その2日目を迎えた。

朝7時45分にはもう全員が会場に集合。
8時15分からの理解度テストに備え、
最後の復習。
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理解度テストが開始されると、
鉛筆の音がシャリシャリと会場に響く。
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30分間の真剣勝負。
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設問は○×式ではない。
いずれも記述式で、しかも
自分が理解したことを、
自分の言葉で書く。
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だから考える。
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学んだことを思い出し、考えつつ、
言葉を絞り出す。
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学校を卒業してから、社会人になって、
抽象的な概念をこんなに勉強し、
考察することはないだろう。
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それが、商人舎ミドルマネジメント研修会の、
最大の特徴のひとつだ。DSCN0433-1

終了の合図とともに、
溜息や笑顔がこぼれる。
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この瞬間が、いい。
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研修会2日目の第1講座は、
私の講義。
はじめに理解度テストの回答を、
すぐに解説する。
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そうして、昨日の講義の要点を、
再確認する。
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講義は、「知識商人のためのマネジメント」
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カスタマーサティスファクション(CS)と
エンプロイーサティスファクション(ES)。
企業の成長に必須の考え方を、
日米の事例を挙げながら講義。
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朝からテンションが上がる。
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第2講義は白部和孝さん。
いまや日本の計数管理の第一人者で、
実務に即した指導は秀逸。
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白部さんは『商人舎magazine』に
毎月連載してくれているが、
その記事も大好評。
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講義で理論を教え、
電卓で計算させながら、
演習形式の講座は進められていく。
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そうして一人一人に、
答えさせる。
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ホワイトボードに数式を書き、
解説する。
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現場の仕事に即した売場改善の計数を、
在庫コントロールから人時管理まで。

昼食をはさんで、
3時間15分、存分に指導してくれた。
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「結城さんに頼まれたことは断らない」
白部さんに感謝。
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この日の昼食は座敷で円卓。
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食事をしながら、
他企業の受講生とも交流しあう。
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朝9時からスタートした2日目は、
夜8時まで8講義。
白部さんの後は、
残り4講義を私が担当。
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この研修会の肝となる、
アンリ・ファヨールから、
ドラッカー、ミンツバーグまでの、
マネジメント理論の変遷について講義。
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日本のチェーンストア産業には、
古いマネジメント論の弊害がうずもれている。

日本のスーパーマーケットも、
官僚化や大企業病のDNAを持っている。

それを解説すると、
ついつい熱くなってしまう。
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商人舎ミドルマネジメント研修会は、
ドラッカーのマネジメントをベースにしている。
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だから4時間の講義の後半は、
ドラッカーのマネジメント一色。
それが官僚化、大企業病化といった、
悪い兆候を払しょくする理論と手段だからだ。

最後は「責任の組織化」や「目標管理」、
そして「コミュニケーション」の詳細を講義。
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コミュニケーションは、
受け手の知覚の範囲内でなければならない。
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だから、一人一人の顔を見て、
受け手がどれだけ理解できているか。
私自身、言葉を選び、
言葉を繰り返し、
コミュニケートする。
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4時間5分。
休憩をはさみながらも、
全力投球。
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皆、真剣にメモを取り、
受講してくれた。
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長い長い、
ミドルマネジメント研修会の2日目。
お疲れさま。

でも、受講者たちの夜は長い。
明日の朝も2回目の理解度テスト。
自室で、自習室で、
それぞれが今日、学んだことを復習する。
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昨夜は3時まで学習し、
2時間の仮眠で、早朝、
再び復習したという強者もいた。

それでいて日中は、
真剣に受講し、聴講する。

今夜は何時に床につくのか。
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3日間、ハードに学ぶことは、
決して無駄にはならない。

本物の知識商人への第一歩を、
一人一人が踏み出す。

知識商人がいる組織は、
官僚化や大企業病と闘う。

「ジャイアンツ・ルール」のような、
不気味で汚れた風土は生まれない。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年10月20日(火曜日)

TPP関税撤廃の全容と商人舎ミドルマネジメント研修会

環太平洋戦略的経済連携協定。
その大筋合意の全容が公表された。

外国との貿易では、
9018品目が対象となるが、
なんと95%が輸入関税撤廃。

日本の関税撤廃率は、
品目数ベース、金額ベースともに、
95%という高水準。

しかし日本以外の11カ国は、
品目数、貿易額ともに99~100%。

日本は12カ国で最も低い。

農林水産品は2328品目あるが、
51.3%が発効後即時、関税撤廃。
最終的には81.0%が関税撤廃。

農林水産品のうちの「重要5項目」は、
日本の「聖域」として交渉が続けられた。
(1)コメ(2)麦(3)牛肉・豚肉、
そして(4)乳製品(5)甘味資源作物(砂糖など)

この5カテゴリーは全体で586品目ある。
そのうちの174品目は関税撤廃。
ソーセージ、パスタ、粉チーズなど、
輸入実績がない品目、
国内生産者への影響がないと判断された品目。

野菜は主要100品目すべて、
関税撤廃。

重要5項目以外の農林水産物では、
31品目の関税が残る。
小豆など雑豆、コンニャク、
さらにシイタケ、ヒジキ、ワカメなど。

農林水産品の撤廃率は、
日本が81.0%であるのに対して、
他の11カ国平均は98.5%。

その面では、12カ国中、
一番の保護貿易国ともいえる。

一方、工業品に関しては、
関税の壁はほとんどなくなる。

日本から環太平洋11カ国輸出では、
99%超で関税がなくなる。

鉱工業品の87%が、
協定発効後すぐに撤廃。
協定発効後30年目までに、
99.9%の品目が関税撤廃。

輸入に関して、工業品は既に、
多くの品目で輸入関税がないが、
発効時に95%の品目で関税撤廃。
最終的にはすべての品目が関税なしとなる。

アメリカはこのTPPのリーダー国だが、
乗用車の2.5%の関税を、
協定発効から25年目に撤廃。
バスの2.5%の関税は10年目に撤廃、
トラックの25%の関税は30年目に撤廃。

化学製品の最大6.5%の関税は、
一部を除いてほとんど即時撤廃。

牛肉やコメにかける輸入関税も、
最終的に撤廃。

環太平洋はすごい勢いで、
関税がかからない経済圏に変貌する。

鎖国を解いた明治維新以降、
日本は一貫して貿易立国である。

これは小学生も学校で習う。

その日本は観光立国でもあるし、
それらをさらに強化して、
国を維持向上させようとする。

つまり生活産業と観光産業が、
基幹産業になるという構図だ。

そのための、
環太平洋12カ国の、
戦略的経済連携協定。

甘利明担当相、
事務方も含めて、
大きな成果を上げた。

社会的ルールの大きな変わり目には、
想像を超えた大きなチャンスがある。

だから商品部の国際化は必須。

その際、ピーター・ドラッカーの
「ポストモダンの七つの作法」。
何よりも「自分の目で見、耳で聞く」

この姿勢で、吟味し、調達する。

商社や問屋への丸投げは、
絶対に避けねばならない。

1品1品、わが社の商品として、
大切に、ていねいに、
それでいてスピードアップして、
育てる。

販促に関しても、
TPP関連の打ち出しは、
頻繁に繰り返されるべきだろう。

顧客たちは心躍らせて、
それを待ち望んでいる。

その際、何度も言うけれど、
丸投げはダメ。

これだけは釘を刺しておこう。
もちろん、コンサルタントへの丸投げも。

さて私は、福岡から帰って、
朝一番で熱海へ。
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いつものように、
駅前の機関車の前で写真。
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そしていつものニューウェルシティ湯河原へ。
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午後1時、
商人舎ミドルマネジメント研修会
開始。

もう第8回になる。
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始めの講義は、
結城義晴。
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私たちは、知識商人を養成する。
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その知識商人は、
脱グライダー商人でなければならない。
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そして自立・自律の商人たちが、
日本の商業を現代化させ、
基幹産業とする。
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私は初めに橋本武さんの言葉を書いた。
灘校の名物教師。
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「すぐ役立つことは
すぐ役立たなくなる」

競争が激化し、高度化すると、
この言葉はますます重みをもってくる。

TPPによって、
マーチャンダイジングが変わる。
しかし、それは国際競争が、
われわれの店頭で展開されることを意味する。
そしてその競争は激しくて、高いレベルだ。
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オーガニック商品も、
どんどん入ってくる。

日本にオーガニック・ブームがやってくる。
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私の講義は、どんな時も、
倉本長治の『商売十訓』から。
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古き言葉を、新しく理解する。
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倉本長治は、なんと、
ピーター・ドラッカーと、
シンクロしているのだろう。
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語りながら、何度も、感動する。
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最後は「賢者は歴史に学ぶ」
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知識商人こそ、
歴史に学ばねばならない。

1時間ずつの2講座が終わると、
30分のコーヒータイム。
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みんな、ちょっと一息。DSCN0348-5

元気です。
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明るい。
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打ち解ける。
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そして再開。
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鈴木哲男講師。
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商売をエンジニアリングする。
その日本の第一人者。
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月刊『商人舎』にも毎月、
健筆をふるってくださる。
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先月はヤオコー特集で、
鈴木哲男の現場徹底分析」
現場第一主義・商品第一主義・お客第一主義で
ヤオコーの売場づくりとMDを批評する

今月は鈴木哲男の正論」
「チラシ広告効果なし」の俗論を正す
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現場第一主義の記事や評論は、
他の追随を許さない。

そして講義も、
現場主義に貫かれている。
だから極めて有益。DSCN0383-5

52週マーチャンダイジングは、
本物の先生から学ばねばならない。DSCN0388-5

そのエッセンス。
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鈴木講師は、
プロモーションとストアコンパリゾンまで、
3時間30分の3講座。DSCN0400-5

ふんだんな資料を基にした講義は、
あっという間に終わってしまった。DSCN0407-5
しかし中身はこってり。

ありがとうございました。

そして午後8時から夕食。
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ウェルシティ湯河原の食事は、
豊富で美味。
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疲れ切った頭脳に、
心地よい栄養補給をしてくれる。
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食事が終わると、
自習室や自室で、
全員が復習。

午後11時を過ぎても、
ごらんのとおり。
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明日の朝、理解度テストがある。

テストを受けるために、
真剣に復習する。

それが一番、学習効果が高い。

もちろん派遣されたメンバーは、
各社の腕利き揃い。

その選りすぐりの腕利きたちが、
この3日間だけは、
集中的に頭を使う。

ピーター・ドラッカーが言い残す。
知識専門家、知識労働者は、
「ブレインズ&ハンズ」を使う。

つまり脳と手。

自分で考え、行動するためには、
基礎的な知識が必須だ。

それを学ぶのが、
商人舎ミドルマネジメント研修会。

濃密な学習とともに、
ひとり一人の夜が、
深々と更けていった。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年10月19日(月曜日)

「コストコ本物論」と福岡の父の一周忌で考えたこと

Everybody! Good Monday!
[2015vol42]

2015年第43週、
10月も第4週です。

Weekly商人舎の日替わり連載、
月曜朝一・2週刊販促企画。
毎週月曜日に、
2週間を視野に入れて、
販促や営業の企画を簡潔に検証する。

今週24日(土)は「霜降」。
露が冷気によって、
霜となって降り始めるころ。

ああ、もうそんな季節か。

そして来週土曜日が、
サタデー・ハロウィン。

準備怠りなく。

といっても、
こういった準備は楽しいもの。
ハロウィンこそ、
自分が楽しまねばならない。

これから2週間。
10月末日まで、
仕事を楽しみ、
商売を楽しむ。

それは店頭に立つ者だけではない。

Daily商人舎は、コストコの記事。
国内24店舗目のコストコ岐阜羽島店、
11月20日オープン

リミテッドアソートメント、
補完店舗。

それが向かうところ敵なしの快進撃。
流通先進国の特徴ではある。

「コストコセール」などというゲリラ商法があるが、
これはコストコにとっては、まことにありがたい。

本物のコストコの魅力は、
本物しか提供できない。

それに本物が一番安い。

ゲリラ的「コストコセール」は、
その種まきと前宣伝をしてくれるし、
他の小売業が毎月のように、
コストコの売上げに、
大きく貢献してくれるからだ。

ずいぶん前に、
サンフランシスコ地区のバークレーボウルで、
トレーダー・ジョーのPBが売られていた。
これは一瞬のアメリカン・ジョーク。

それでもプライベートブランドも、
このくらいにならなければいけない。

コストコは大都市圏では数店、
他の都市圏でも1店ずつ。
やがて必ず47都道府県に出店する。

アメリカの43州480店の出店例を考えると、
それは判然としている。

日本の方が、アメリカよりも、
全国制覇は早いだろう。

コストコの本質。
それは月刊『商人舎』8月号。
Walmart +Target & Costco Wholesale…
「食を制する者」は誰か?

これも結城義晴書下ろし。

商売をやるからには、
本物にならねばいけない。
本物を目指さねばいけない。

私は、そう、思うし、
そんな企業や人々を応援している。

目先の売上げを稼ぐ。
自分の成績を上げる。
会社や店が生き残る。

それも大事だ。

しかし、自分の一生をかけて、
取り組む仕事は、
やはり本物でなければいけない。

大きくなくてもいい。
本物になる。

そしてこれは、
誰でも実現できるし、
誰でも目指すことができる。

今月の『商人舎』10月号。
私が書いたのは、
「結城義晴のチラシ広告進化論」

こちらもぜひ、読んでください。

毎月毎月、
ひとつのテーマに沿って、
取材し、調査し、考察し、執筆する。

それが私にとってとてもいい。

現在の仕事の仕方は間違っていない。
しかし問題は忙しすぎること。

さて、昨日から生まれ故郷の福岡県早良市。

昨年11月4日に逝った、
父・結城義登の1周忌法事。
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菩提寺の地福山妙福寺(みょうふくじ) 浄土真宗本願寺派。

私自身は熱心な信徒ではないが、
父はこの寺に肩入れしていた。

書院の前を小川が流れる。
DSCN0160-5

「妙福寺庭園」として名高い。
DSCN0161-5

私もひととき、庭を眺めながら、
父のことを思った。
DSCN0164-5

結城一族との会食は、
叔父の結城信行翁の献杯で始まり、
父の思い出話に花が咲いた。

90歳になる叔父からは父のことを、
ずいぶんと聞かされた。

その叔父や父の母、
私にとっての祖母・ナカは、
99歳9カ月まで長寿を全うした。

息を引き取る前、
祖母は、最後に、
叔父に向かって言った。
「家の柿が食べたい」DSCN0150-5

叔父がちぎってきた柿をひとつ、
食べてから、逝った。 DSCN0151-5

その祖母に一番似ていたのが、
父だと、叔父は教えてくれた。
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亡母愉快こんな所に吊し柿
〈朝日俳壇より 東京都・蜂巣厚子〉

どの顔もあとは死ぬだけ土瓶蒸
〈同 壬生町・あらゐひとし〉

冬支度してふる里に別れけり
〈朝日俳壇 国東市・真城蘭郷〉

夕方、全日空で羽田まで。
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そしてみなとみらい。
DSCN0184-5

つかの間の帰郷だったが、
心は満たされた。

これから年末年始まで、
私も一気呵成に走り抜ける。

では、みなさん、
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉

2015年10月18日(日曜日)

ジジとお父さんの生まれ故郷[日曜版2015vol42]

ジジです。IMG_6710

ボク、ちょっと、
元気がありません。
IMG_6709
すみません。

腎臓の病気です。
IMG_6739

おクスリのんで、
ねむります。
IMG_6738

ゆっくり、ねむります。
IMG_6711

でも、ときどき、
そとをサンポ。
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これは、きもち、いい。
IMG_6714-5

それから、また、
ねむります。
IMG_6735

そして、病院。
IMG_6749-5

これにはいって・・・・。
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入院。
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おとうさんは、みなとみらい。
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ベイブリッジ。
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リムジンバスにのって。
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ヨコハマの港。
DSCN0096-5
アメリカではありません。

ANAで、フクオカ。
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そして、ふるさとへ。
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ちいさな村です。
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ちいさなお宮。
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トリイ。
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ちょうど、コスモス。
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うつくしい。
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ダリアも。
DSCN0155-5

そしてカキ。
DSCN0148-5

ニッポンの秋です。
DSCN0149-5

おとうさんは、
ここでうまれました。
DSCN0154

ボクはしずかに、
まっています。
IMG_6712

うまれること、しぬこと。
IMG_6737
かんがえたりします。

〈『ジジの気分』(未完)より〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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