Everybody! Good Monday!
[2015vol44]
11月に入って2日。
今年第45週のはじまり。
そこでまず、
11月の商人舎標語。
2008年6月から、
毎月、商人舎標語を掲げて、
私自身もその標語と意識して活動している。
一度使った同じ標語を掲げる月もあるが、
それでも、今回で、目出度く、
商人舎標語第90回。
この商人舎標語は、
2013年5月から、
月刊『商人舎』の巻頭言と連動している。
そして今月の[Message of November]
あなたの仕事は競争です。
競争、好きですか?
こどものころから
競争を義務づけられた
団塊の世代。
そのあとのしらけ世代。
バブル世代、新人類。
そして団塊ジュニア。
それぞれの世代ごとに、
多少の違いはあれど、
あなた自身は……。
競争、好きですか?
今は、好きでも嫌いでもよろしい。
ただし競争の中身が変わってきた。
それを知らねばなりません。
レース型競争から、コンテスト型競争へ。
戦争型競争から、恋愛型競争へ。
「大きい・強い」から、「自分らしい・優しい」へ。
その「大きい・強い」の競争も、
世界一のウォルマートに対して、
クローガーとHEBは違う戦略を打ち立てる。
自分らしい「大きい・強い」がある。
自分らしい顧客マーケティングがある。
自分らしいファミリービジネスがある。
商売の競争も、
仕事の競争も、
ビジネスの競争も。
レース型から、コンテスト型へ。
戦争型から、恋愛型へ。
「大きい・強い」から、「自分らしい・優しい」へ。
さてあなたは、新しい競争、好きですか?
〈結城義晴〉
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さて、日本の11月1日に成田を発って、
10時間のフライトで、
アメリカ合衆国テキサス州へ。
今回は、最初に食事をして、
軽く仮眠をしてから、
起き出して、ずっと原稿書き。
ダラス・フォートワース空港に到着したら、
すぐにリムジンバスに乗って、
ウォルマート・スーパーセンターへ。
こちらは11月1日日曜日午前9時半。
昨日のハロウィンから、
もう売場は見事に、劇的に、
サンクスギビング・プロモーションに、
変わっていた。
すべてのエンド、すべての平台など、
感謝祭向けのパネルに転換。
すごい。
そして
一方で、ハロウィンのクリアランスセール。
結構、買っていた。
さらにコンコースでは、
クリスマス商材のプレゼンテーション。
さらに「クリスマスショップ」まで、
オープンさせている。
まさに「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」
見事。
売場はオーガニックの強調。
紫色のパネル、スポッター、POP。
ウォルマートはいつも、
イノベーションを起こしている。
ライバルのターゲット。
日曜日なのに品切れだらけ。
がっかり。
フォートワースのHEBプラス。
すごい客数、すごい青果部門、
すごい精肉部門。
すごい、すごい。
ハロウィンのプレゼンは、
まだ残っていたけれど。
HEBセントラルマーケット。
こちらも素晴らしい青果売場。
そして鮮魚対面売場と精肉対面売場を、
向かい合わせにレイアウト。
ヤオコー東大和と同じ趣向。
素晴らしい。
HEBも「素晴らしい」の連発。
そしてアルディ。
入口コンコースで、
みんな驚いた。
フラックスシード2ドル49セント。
チアシード2ドル99セント。
すごい。
牛乳は1ガロン(3.8リットル)1ドル39セント。
青果、精肉も格段に進化。
そしてレジのこのスピード。
イオンリテールの面々も、
あんぐりするくらいの速さ。
一方、クイック・トリップ。
ホスピタリティにあふれたコンビニ。
ここではグリルホットドックが名物。
いただきました。
そして世界最大のファーニチャーストア。
ネブラスカ・ファーニチャーマート。
すごい。
すごい、すごいばかり。
あまり、寝ていないので、
感動ばかり。
それでもバスの中では、
講義し続けました。
最後に、コールズ。
「ジュニアデパート」と自称するが、
全然ダメ。
そしてセーフウェイ傘下のトムサム。
おなじショッピングセンターで、
近接して出店しているが、
どちらも日曜日の夕方としては、
ぞっとするほどの店の状態。
外装はきれいだけれど。
顧客は来ない。
アメリカのテキサスの競争。
ますます、激しくなっている。
人気のある店は、
だんだん良く鳴る法華の太鼓。
落ち目の店は、
ぞっとするほどの凋落。
日本でもやがて、
こんな競争状況となる。
それでも、元気に、
研修を続ける。
では、みなさん。
Good Monday!
あなたの仕事は競争です。
〈結城義晴〉