Daily商人舎が面白い。
amazon、リアル書店を
シアトルにオープン
オムニチャネルは店舗小売業から、
オンラインリテーラーへの挑戦だった。
それを受けて立つと同時に、
amazonがリアル書店をつくった。
専門性の高い書店。
つまり有店舗では、
人と触れ合うことができる。
amazonもそれを望んでいた。
面白い、実に。
さて、イオンリテール弾丸ツアー。
今回で4回目。
しかし中身はみっしり。
ニューヨークに来たら、
ニュージャージーのウェグマンズ。
これ、定番。
店舗入り口の市場のような青果売り場。
「ウェグマンズは弛んでいる」
私は最近、そう叱咤しているが、
この店はまあまあ。
到着するとすぐに、
コーヒーを買って、
中2階のレスト・スペースで原稿書き。
団員は1時間半も、
ていねいに視察した。
成果は上がったに違いない。
ウェグマンズをじっくり視察した後は、
ホールフーズの最新店。
ホールフーズは新店には必ず、
何らかの新しい趣向を凝らす。
それを楽しみにして訪れた。
果たしてそれは、
パブ併設型店舗だった。
とうとう、外食の、それもパブが併設された。
これが画期的かというと、
評価はこれからだろうが、
ホールフーズのこのチャレンジ精神はいい。
マーケティングチームリーダーのレイさんが、
インタビューに答えてくれた。
クレンリネスが行き届き、
品切れがない店。
その理由を、
「私たちのスタンダード」と、
当たり前のように回答した。
次々にグッド・クエッションも出て、
有意義なインタビューだった。
アリソンさんも加わって、
組織のこと、コンシャス・カンパニーのこと、
ていねいに話してくれた。
ホールフーズのCEOジョン・マッケイが書いた本が、
『コンシャス・キャピタリズム』
私は月刊『商人舎』1月号で特集した。
「CONSCIOUS RETAILING」
最高意識企業ホールフーズ・マーケットの理論的根拠
同社ではこの本をカリキュラムに組み込んで、
研修に使っている。
考えてみれば当然のことで、
だからチームマネジメントが実行され、
高い意識が保たれている。
そしてそれが、
クレンリネスや品切れの少なさにつながる。
全員で写真。
それからマンハッタンへ。
からりと晴れたニューヨークの秋の日。
マジソンスクエア公園から、
エンパイヤステートビルが見える。
超話題のハンバーガーレストラン、
シェイクシャック。
ほぼ全員で並んだ。
注文したら、この端末を渡される。
点滅したら、窓口にとりに行く。
つまり注文を受けてから製造するスタイル。
だから作り立て。
写真を撮る前に一口かじってしまった。
それくらいジューシーでうまそう。
私のメニューはシェイク・スタック。
ハンバーガーとマッシュルームバーガーの合わせ技。
美味。
そして三角のフラットアイアン・ビル。
五番街とブロードウェイの交差点に立つ。
その交差点のところにイータリー。
カフェ側から入ると、
アワー・ポリシー。
そしてフードホール。
チーズを切る叔父さん。
レストランは大盛況。
パスタレストランは一番人気。
八百屋さんも人だかり。
コンセプトはこれ。
We Cook what we Sell,
and we Sell what we Cook.
これが究極の試食の原理。
イータリーを堪能してから、
ユニオンスクエアへ。
そしてガーデンオブエデン。
商売の原点を教えてくれる。
相変わらず、素晴らしい。
そして現代のヒーロー。
地下1階の青果売り場は、
天井が低くて狭いけれど、
ホールフーズらしさ満載。
1階はサービスデリとセルフデリ。
そのニューヨーク・サラダ売り場。
今、大流行。
それからトレーダー・ジョー。
入口にレジ行列の最後尾。
相変わらず、すごい。
リカーショップでは、みんなで写真。
ワインショップのレジも行列。
ふつうは考えられない。
そしてウォルグリーン。
ここでも写真。
1階にアップマーケット。
レジも行列。
さらにユニオンスクエア前の、
ノードストロームラック。
服飾コーナーに人が集まる。
衣料品にも靴売り場にも、
安定して集客。
百貨店のオフプライスショップ。
これが非食品競争の渦の中心にある。
それから移動して、
ブロードウェイを徒歩でさかのぼる。
まず、ゼイバーズ。
入り口わきのオリーブ売り場。
圧巻のチーズ売り場。
2階はこれも圧巻のキッチン用品売り場。
たった1店舗のゼイバーズに学ぶ。
ニューヨークの奥の深さだ。
歩いてウェストサイドマーケットへ。
これがマンハッタンのスーパーマーケットの標準。
そしてデリショップシタレラ。
ニューヨーク・デリのショップだが、
生鮮もグロサリーも品揃えする。
最後にフェアウェイマーケット。
圧巻の青果陳列。
2階のオーガニック専門の青果売り場。
この本店は依然として好調だ。
それから五番街へ。
プラザホテル。
五番街のプラザホテルから、
サックスフィフスアベニューまで、
行って来いのルート。
全店を見るくらいの意気込み。
ギャップ。
ずいぶんよくなった。
そしてユニクロ。
五番街で世界のトップ企業と、
プレゼンテーション合戦。
だからユニクロは洗練されてくる。
イオンリテールの全員が、
心から驚いた。
ユニクロと並んで素晴らしいのがZARA。
バナナ・リパブリックもシックでいい。
セントパトリック大聖堂。
そして折り返し地点は、
百貨店サックスフィフスアベニュー。
残念ながら、ウィンドウ・ディスプレーは、
製作中。
クリスマスに向けて、
度肝を抜くような演出が出てくる。
プレゼンテーションやディスプレーは、
これを学ばねばならない。
そしてロックフェラーセンター。
いつも五番街は刺激的。
それからタイムズスクエア。
バイオリン弾きの少年。
夕食会はHeartland Brewery & Chophouse。
(ハートランド・ブルーアリー・アンド・チョップハウス)
あっという間に、
お別れパーティ。
弾丸ツアーの弾丸研修。
「目から鱗でした」
何人もそう言ってくれた。
それがうれしい、ありがたい。
(続きます)
〈結城義晴〉