月刊『商人舎』11月号、本日発刊!!
[cover message]
「スーパーマーケットの国」アメリカ合衆国。
そのスーパーマーケットのトップを堅持するのは、
ナショナルチェーンKroger(クローガー)である。
1999年に全米スーパーマーケット企業の王座につくと、
それ以降、その地位から落ちることはなく、
これからもおそらくそのポジションは揺るぐことがな い。
年商は1084億6500万ドル(120円換算で13兆0158億円)、
期末店舗数3733店。
その55%の店舗が
世界最大企業ウォルマートと直接競 合しつつ、
47四半期連続既存店増収という記録を塗り替え続ける。
一 方、テキサス州のローカルチェーンHEBは、
その「範囲の経済」のドミナントエリアではウォルマートを
マーケット・チャレンジャーの地位に甘んじさせ、
常 に5割以上の市場占拠率を誇る。
年商226億ドル(2兆7120億円)で363店舗。
こちらは非上場のファミリービジネスだ。
ウォルマートと正面から激突して、
がっぷり四つに組み、一歩も引かない
ナショナルチェーンとローカルチェーン。
全米注目の、この2社の企業力を、
現場から検証する。
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[Message of November]は、
あなたの仕事は競争です。
[結城義晴の巻頭論]
ポジティブ-コンペティター作戦
ウォルマートとの差異を鮮明にしつつ強みを消す戦略思考法を解き明かす
それからKroger編とH-E-B Grocery編。
これでもかと連続フォーマット・スタディ。
Kroger Marketplace
Kroger freshfare
H-E-B Food Store
HEB Plus!
HEB Central Market
HEB環境対策店舗グリーンストア
Joe V’s Smart ShopとMi Tienda
最後に、
元上級副社長メリッサ・フレミング女史が語る
「HEBのウォルマート戦略の神髄」
ご愛読、お願いします。
さて、万代DryDaily会の勉強会。
レストラン併設の最新形。
二人のストアディレクターが挨拶に出てきてくれた。
左が生鮮担当のジョンソン君、
右がゼネラルマーチャンダイズ担当のマーカス君。
しかし、あんまり有益な話は、
してくれなかった。
我々は店を隅々まで観察し、
レストランでランチをとった。
次にトレーダー・ジョー。
サンアントニオの空は、
ここでも美しい。
エントツ4本はこの地の名物。
クルー・メンバーのアレックス君が、
ていねいに店内ツアーをやってくれた。
真剣に聞き取るメンバー。
店は相変わらずの快適さ。
そして選りすぐりのプライベートブランド。
サンアントニオの風景が、
壁面を埋める。
アレックス君の会社に対する誇りを、
いやというほど見せつけられた。
固い握手。
続いて、ホールフーズ。
やや小型の1200坪。
しかしむしろコンパクトなレイアウトで、
品揃えが凝縮されていて、買いやすい。
夕方、日が沈むころ、
最後にHEBフード&ドラッグの最新店へ。
私が駐車場で写真を撮っていたら、
お客さんがシャッターを押してくれた。
この店を自慢したい風情だった。
商人舎magazineのフォト・ギャラリーで掲載するが、
サイネージが素晴らしい店だ。
もちろんブッチャーもフレンドリーだし、
ドライエージビーフは大人気。
前面ガラスの店舗が、開放感満点。
チェッカーもホスピタリティにあふれている。
店長と記念写真。
店長の右は万代社長の加藤徹さん。
そして店長による店舗紹介スピーチ。
私もレジチェッカーの若さと元気さを、
褒めた。
ここでも全員で写真。
そして、プレゼント。
HEBプラスとHEBフード&ドラッグ、
トレーダー・ジョーとホールフーズ。
いずれも満足のいく視察だった。
HEBはウォルマートと真っ向勝負、
ホールフーズとジョーは、
全くのブルーオーシャン。
どちらも見事なポジショニング戦略だ。
そして夕食は、Saltgrass。
リバー・ウォークを見下ろすレストラン。
そして急編成合唱隊による、
「ハッピー・バースデー、ツー・ユー♪」
誕生日おめでとう。
日本アクセス寺町豊さん、大阪支社長。
おめでとう。
メインディッシュはTボーンステーキ。
大満足。
全員で寄って行って、
亡霊が写らないかと期待しつつ、
カメラのシャッターを押し続けた。
充実した勉強と、
楽しい交流の旅。
実時間はオースティンから、
ニューヨークに向かっているけれど、
ブログは時間差攻撃で、
ライブ報道に追いつくべく、
まだまだ、まだまだつづきます。
〈結城義晴〉