「 カルカソンヌ見ずして死ぬなかれ」
フランスの南西部の中世城塞都市が、
カルカソンヌ。
同じように現代は、
「ニューヨーク見ずして死ぬなかれ」
しかしアメリカの米国株式市場で、
ダウ工業株30種平均が連続大幅下落。
まずは原油先物が需給緩和を嫌気、
2カ月半ぶりの安値。
その影響で石油メジャーなど資源関連株が大幅安。
米国連邦準備理事会フィッシャー副議長。
「雇用の最大化と物価の安定が見込めれば、
12月に利上げするのが妥当」
ここでも最大雇用産業の小売業が、
極めて重要な役割を演じる。
私たちはそのニューヨーク。
朝一番でニュージャージーへ。
もちろん、ウェグマンズ訪問。
バスが到着すると、
店長のタミー・A・ホスグッドさんが、
出迎えてくれた。
そして全員と握手。
すぐに中2階のカフェに案内される。
そして用意されたおもてなしの軽食。
コーヒーを飲みながら、
質疑応答。
次々に質問を浴びせかけるが、
いやな顔一つせず、
ていねいに答えてくれた。
みんな、真剣な表情で、
ウェグマンズのポリシーを聞き取る。
スマホ用アプリ開発も進んでいて、
アマンダさんが嬉しそうに見せてくれた。
最後に万代社長の加藤徹さんも質問。
最近はウェグマンズを叱ってばかりの私も、
この店には言うことなし。
惣菜も11時にはきっちり出そろった。
レジのホスピタリティもいいし、
グロサリーの品ぞろえがいい。
プライベートブランドの棚割り管理は、
ちょいと乱れていたけれど、
タミーさんに免じて、許す。
最後に全員で写真。
こちらの角度からも、スマイル。
加藤さんも両手に花。
私ももちろん、両手に花。
いい気分で、バスの中の、
1時間ウェグマンズ講義は、
テンションが高かった。
次に、マンハッタン5番街とブロードウェイ。
二つのメインアベニューが交差するところ。
エンパイヤステートビルディングも、
絶好のシャッター・スポット。
イータリー・ニューヨーク店。
その「Our Policy」
2010年に登場して、
拍手喝さいを受け続ける。
「内食と外食の融合」がテーマ。
品揃えはイタリア産品。
鮮魚売場はナポリを模した。
サンドイッチもイタリア風。
チョコレートも小洒落た売り方。
そしてカフェはいつもにぎわっている。
イータリーが誘導して、
フードサービスとリテールが、
結び合っていく。
これこそ21世紀の大潮流。
そのイータリーと、
ブロードウェイを挟んで向かい側の公園。
マディソンスクエア公園に、
シェイクシャック1号店。
やっぱり行列。
加藤さんとツーショット。
今日、日本の神宮外苑に、
颯爽と登場している。;
そのことを実感しながら、
この後、日本よりも一歩だけ早く、
シャック・バーガーと、
シュルーム・バーガーを、
みんなで食す。
満足。
そしてチームは自由研修へ。
しかし万代幹部チームは、
再びブロードウェイへ。
ゼイバーズ。
この店しかない。
言葉も出ないほどのチーズ。
コーヒーも名物。
スモークフィッシュは、
創業以来の目玉商品群。
天井からカゴがつるされて、
隙間のない店づくり。
1階2階合わせて550坪。
週間客数4万人を誇る。
先ほどの2000坪のウェグマンズが、
4万5000人の週客数だから、
ゼイバーズの強さも知れよう。
売上げの4分の1がネット販売。
そしてゼイバーズも、
外食と内食の融合を、
ずいぶん昔から始めている。
ブロードウェイを歩く。
ウェストサイド・マーケット。
そしてシタレラ。
万代常務の阿部秀行さんが、
思わず写真を撮った。
魚の対面売場が顧客でにぎわう。
その裏側の精肉対面よりも、
人気が高い。
そして2階のオーガニック青果売場。
ひな壇陳列が見事。
㈱三晃社長の黒田久一さんは、
ひとりで自由研修に来ていたが、
黒田さんも加わって全員で写真。
自由研修が終わって、
夕方、マンハッタンの対岸へ。
ニュージャージー
チャートハウス。
シュールレアリズム風に写真を撮ると、
マンハッタンとレストランがダブって映る。
前田事務局長の仕切り。
ミラクル前田、
その後ろがレジェンド小阪、
そしておなじみカリスマ佐藤。
勢ぞろい。
私が最初の挨拶。
それから加藤さんのお礼のスピーチ。
そして万代DryDaily会会長、
今津㈱社長の今津龍三さんの、
勉強会の総括スピーチ。
ワンワールドトレードセンターも美しい。
まずクラムチャウダーが絶品。
そしてテンダーロインステーキ。
存分に楽しんだら、
テラスに出て絶景を拝む。
加藤さんとツーショット。
ストロボを焚いて、
もう一枚。
うまい酒とうまいディナー。
素晴らしい夜景。
酔いが回るうちに、
マンハッタンが近づいてきた。
帰るころには、
対岸がここまで近づいて見えた。
最後に締めの挨拶。
万代取締役の黒田久徳さん。
コーネル大学ジャパン実行の三期生。
そして万代常務の下岡太市さん。
最後は阿部秀行さん。
その「大阪締め」。
楽しいディナーはあっという間に終わった。
去りがたいものだった。
ホテルはホリデーイン・ミッドタウン。
バスが到着すると、
加藤さんが全員と両手で握手した。
これで万代DryDaily会の、
第13回アメリカ勉強会は終了。
ただし、最後の朝のバスでの講義が、
残っている。
朝5時半出発で、
ラガーディア空港へ。
私はイノベーションを語った。
そして加藤さんとお別れの握手。
阿部さん、下岡さんともお別れ。
最後の最後に、
チーム前田で恒例のハドル。Miracle前田、Legend小阪、
そしてCharisma佐藤。
MLCトリオと呼ぶことにしよう。
私はMLコンビと一緒に、
まだアメリカに残る。
「ニューヨーク見ずして死ぬなかれ」
まったくそうだと思った。
しかし「パリを見て死ね」もあるから、
「ニューヨークを見て死ね」
どちらも正しい。
しかしサンアントニオも、
オースティンもよかったなあ。
(つづきます)
〈結城義晴〉