2015クリスマス。
一般には、今日まで学校。
小学生も、中学・高校生も、
よく学べ、よく遊べ。
私は朝から、東京・御成門。
東京タワーが美しい。
もう正月2・3日の箱根駅伝の、
交通規制のお知らせが出ている。
この地点の交通規制は、
2日には7時50分から9時、
3日には12時20分から14時まで。
もうお正月気分が盛り上がる。
今日は最後の取締役会。
Customer Communications。
いい人材が次々に入ってきて、
頼もしい限り。
さて、厚生労働省の労働組合基礎調査。
労働組合加入のパートタイマー従業員。
その数は、前年比5万5000人増の102万5000人。
全組合員に占める割合は10.4%。
100万人で10%。
覚えやすい大台超え。
日本全体の組合員数は988万2000人。
1000万人には至っていない。
組合数は2万4983。
こちらも2万5000直前だが、
296組合が減少している。
雇用者数に占める組合員数の割合を、
推定した数値を「推定組織率」というが、
それはパートタイマーで7.0%。
全国の労働組合の推定組織率は、
過去最低の17.4%。前年比マイナス0.1%。
つまりパートタイマー組合員は増えているが、
組合数と組織率は低下している。
日本の完全失業者数は11月末段階で209万人。
前年同月に比べ10万人の減少。
66カ月連続の減少。
そして失業率は3.3%。
2012年が4.3%、
2013年が4.0%、
そして2014年が3.6%。
世界的に見ると驚異的な数値。
だから、人も集めにくい。
組合という身分保障の組織は、
人を集める際にも必須だ。
小売サービス業の現場は、
パートタイマーによって運営されている。
だからこそ、その組織率も重要になる。
年の暮れ。
来年に向けて、
そんなことを考える。
しかし失業率3%というレベルは、
いい国なんだと思う。
政府の政策というよりも、
国そのものとして、いい。
さて日経新聞に、
すかいらーく社長の谷真さん。
外食は、軽減税率の適用外になりそうだ。
したがって消費増税後、
「価格に見合うだけの価値ある料理を、
提供できない店は淘汰される」
そしてこれまでの「客単価を上げる戦略は、
通用しにくくなる」と見る。
谷さんの実感。
「消費者のメニューや価格をみる目が
厳しくなってきた」
だから今後は、どう、
「客数増を追求していくか」
「期間限定で値のはる料理を出して
客単価を上げるよりも、
手ごろなメニューをそろえる」
もちろん2017年4月に向けて、
国民の価格コンシャスは高まる。
「価格に見合うだけの価値」
これは変わらないし、
バブリーな期間限定高額品は、
拒否される。
ただし「うまい、やすい」という商品が、
減るということではない。
そのすかいらーくは、
電力コストを削減するため調達先を、
大手電力会社から新電力に切り替える。
来年2016年2月から3月にかけて、
新電力のエネットや伊藤忠エネクスに、
電力の調達先を切り替える。
これで1年に1億円程度のコスト削減が見込まれる。
一方、三菱商事とローソンは、
電力小売りを手掛ける会社を設立。
社名はMCリテールエナジー。
MCはMitsubishi Corporationの頭文字で、
三菱商事の略称だから、
「三菱商事のエネルギー小売業」の意味。
三菱商事が84%、ローソンが16%出資し、
資本金は2億5000万円。
MCはすでに2000年に、
新電力ダイヤモンドパワーを設立している。
現在は中部電力が8割の株を保有しているが、
MCリテールエネジーは、
ダイヤモンドパワーから電力を調達し、
まず関東の4000店のローソンで小売りする。
すかいらーくやローソンの動きは、
来年4月の電力小売り全面自由化に対応したもの。
まず2000年3月に第一弾。
第二弾。
「電力の小売全面自由化」では、
家庭や商店が対象となる。
2016年1月から、
新規参入の電力会社や地域の電力会社から、
新しい料金プランとサービス内容が、
順次発表される。
そして、2016年4月からスタートし、
様々な料金メニュー・サービスが登場する。
例えば、
電気とガス、電気と携帯電話など、
組み合わせによるセット割引、
ポイントサービス、
家庭の省エネ診断サービスなど。
太陽光、風力、水力、地熱など、
再生可能エネルギー事業者から、
電気を買うことも可能となる。
「電気の地産地消」も可能になる。
そこには当然、既存小売業も参入するが、
ローソンがコンビニとして、
最初に電力事業に参入の意思表示をした。
電力料金は大手電力会社よりも割安にし、
共通ポイントPontaを付与。
来年の春は、
電力小売りの競争が激化する。
もちろんイオンも、
子会社のイオンディライトで、
「エネルギーソリューション」事業構想をもつ。
今年7月には関西電力と組んで、
電力小売りに参入し、
WAONのポイントを付けると発表。
電力全面自由化。
小売店頭での販売。
そして電子マネーとポイントの付与。
こういった流れが、
年明けとともに急激に始まる。
〈結城義晴〉