結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年01月10日(日曜日)

ジジの死[日曜版〈ジジの気分〉最終回]

ジジです。
DSCN8963-5

1月4日、
午前11時49分。
ボクは、死にました。

横浜のおうちで。

生まれたのは、
2005年3月7日ですから、
生きたのは、
10歳10カ月でした。

昨年のクリスマスには、
ちょっと希望をもちました。

そのあと、大晦日もすぎて、
なんとか、お正月を、
むかえることができました。

でも、ボクは先天性の腎臓病。

最後の1週間は、
食べることができず、
点滴をしてもらいました。

それでも、
運命だとおもっています。

ボクは、死ぬのは、
こわくありませんでした。

「あなたが死をおそれるときは
死はまだきていない。
死がほんとうにきたとき
あなたはそこにいない。
だから死は、おそれるにあたらない」
〈エピクロス〉

ずっと、夢を見ていました。

その夢を見ながら、
死んでゆくのだとおもっていました。
DSCN8966-5

早朝、発作がでて、
あわてて病院にいきました。

そこで点滴をしてもらってから、
おうちに帰ってきて、
リビングのボクの寝床で、
みんなにかこまれて、
息をひきとりました。

おとうさんが最後まで、
みとってくれました。

1月4日の晩は、
通夜でした。

家族が集まって、
ボクのなきがらをかこんで、
献杯をしました。

それから一晩中、
ボクの話をしていました。

翌朝は、すっかり晴れていました。

9時から横浜・羽沢のちいさな葬祭場で、
火葬されました。

1時間で骨になって、
ボクは壺のなかにはいりました。

10年と10カ月のボクの一生。
悪くはなかったとおもいます。

ボクが生きたこと、
ボクが見たこと。

ボクが感じたこと、
ボクが考えたこと。

それはこのブログ『ジジの気分』に、
記されています。

毎週日曜日に、428回も、
書きつづけられました。

読んでくださる方がいたから、
ボクが生きている価値がありました。

ご愛読を、こころから感謝します。

さいごに、
保土谷のとおさん、
かあさん。
命をあたえてくれて、
ありがとう。

いもうとたち、
ありがとう。

ユウキヨシハルのおとうさん、
ほんとうに、ありがとう。

人間のおかあさん、
ありがとう。

おにいさん、おねえさん、
ありがとう。

亡くなったおじいさん、
ありがとう。

おばあさん、
げんきでいてください。

おばさんも、
ありがとう。

商人舎オフィスのみなさん、
ありがとう。

それから読者のみなさん、
ほんとうにほんとうに、
ありがとう。

ボクはしあわせでした。

さようなら。
DSCN8963-5

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.