Facebookの「いいね!」ボタン。
英語では「Like!」
昨年9月に、CEOマーク・ザッカーバーグが、
「Dislike」ボタンも導入する方針を出していた。
「いいね」ボタンは、
友人のコメントや写真に対して、
気軽に賛意を示すことができる、
実にいいアイデアだが、
「いいね」以外の感情を示したい場合がある。
14日の発表だが、
日本で「いいね」のほかに、
5種類を追加するという。
「悲しいね」
「超いいね!」
「うけるね」
「すごいね」
「ひどいね」
それぞれ顔文字を表示して、
それを押せば直感的に感情が伝わる。
1月4日にジジが亡くなったときにも、
いいねボタンをたくさんいただいた。
いちど「いいね」を押して、
それを取り消してくださった方もいた。
そんなときには、
「悲しいね」ボタンがピッタリだ。
ただし、「うけるね」「超いいね!」などは、
若者に迎合し過ぎだとは思う。
年寄り臭い考え方かもしれないけれど。
さて、SMAPの解散、分裂騒動。
日経新聞『春秋』までが取り上げた。
原因は所属事務所内の抗争。
元担当マネジャーと経営陣が対立し、
板挟みになった5人は、
独立か残留かを選ばざるを得なくなった。
ビートルズ解散のときと比べると、
まったくくだらない理由で、
「悲しいね」を通り越して、
「ひどいね」だろう。
さて、朝から商人舎オフィスで、
『商人舎magazine』会議。
毎月1回、サイトをよりよくするために、
さまざまな視点から議論し、修正を続ける。
ただし、なぜか今日は、
体調不良の人が多く、
猪股慎吾さんと商人舎スタッフだけ。
それでも猪股さんの提案で、
有意義な会議ができた。
猪股さんは、立教大学院結城ゼミ二期生。
西武百貨店出身のWebサイトアナリストで、
デジタルビジネスコンサルタント。
今、引っ張りだこ。
流通がわかるWebコンサルタント。
ご用命は商人舎まで。
会議のあと、原稿を1本書き上げ、
夕方には有楽町の帝国ホテルへ。
今日は、
日本チェーンストア協会の
新年賀詞交換会。
途中、東京宝塚劇場の前で、
エコス会長の平富郎さんとばったり。
エコスは昨年創業50周年を迎えたが、
その記念誌で対談させていただいた。
そして帝国ホテル。
初めに清水信次協会会長のあいさつ。
ライフコーポレーション会長で、
今年の正月、数え年で91歳。
4月には満90歳。
清水さんはこのお年でもすこぶるお元気。
日本小売業協会会長をはじめ、
生団連会長などの公職をいくつも務める。
生団連は「国民生活産業・消費者団体連合会」
「首より上はしっかりしている」と清水さん。
この立ち姿は見事。
日本経済の不安要素を挙げ、
「消費税増税の時期を延ばすべきだ」ときっぱり。
さらには軽減税率の問題点など、
政治家を前に、諭すように発言。
拍手喝采。
来賓あいさつはその政治家ふたり。
自民党の谷垣禎一幹事長。
林幹雄経済産業大臣。
清水さんの前では、
自民党の重鎮たちも、
まったく花がなかった。
乾杯は㈱明治社長の川村和夫さん。
私はもう8年も、
「明治マーケティングレビュー」に、
連載を書き続けている。
「小売業のスーパーマーケティング」
乾杯のあとは、
小売業のトップとメーカー・卸の幹部が、
懇親に次ぐ懇親。
阪食社長の千野和利さん。
阪急オアシス箕面船場店は絶好調。
「いいね!」
イオンリテール社長の岡崎双一さん。
昨年暮れにリニューアルオープンした、
イオンスタイル御嶽山駅前店は絶好調。
「いいね!」
しかし、人手が集まらない。
「悲しいね」
今年最大の問題だ。
マックスバリュ北海道社長の出戸信成さん。
今年は北海道に伺います。
「いいね!」
イズミ社長の山西泰明さん。
「今年はスーパーマーケットを勉強します」とか。
「いいね!」
ヨークベニマル会長の大高善興さんと、
日経新聞社の白鳥和生さん。
この春、大阪の㈱万代と提携するが、大高さんは、
有意義なコラボレーションであることを強調した。
「超いいね!」
とりせん社長の前原宏之さん。
昨日はAJSのパネルディスカッションでご一緒。
「いいね!」
相鉄ローゼン副社長の野口公一さん。
商人舎とは横浜北幸で隣組。
業績も好調で「いいね!」
法政大学教授の矢作敏行さん。
今年3月、大学を辞し、
フリーランスで活躍する。
「いいね!」
寺岡精工社長の片山隆さん。
海外流通に詳しくて、
明日、アメリカに発つ。
一度、対談しなければ。
「いいね!」
第一屋製パンの皆さん。
左から営業本部長の丸山英之さん、
社長の前川 智範さん、
会長の細貝理栄。
前社長の門脇宜人さん。
そして副本部長の鎌田恒雄さん。
私は縁あって、いま第一屋製パンの社外取締役。
「いいね!」
ライフコーポレーション社長の岩崎高治さん。
今のライフは改革のスピードが速い。
岩崎さんのリーダーシップが、
存分に発揮されている。
「超いいね!」
その岩崎さんを信頼し、
小売業界はもとより、
国家・国民のために力を注ぐ清水さん。
「超いいね!」
清水さんを支える、
協会専務理事の井上淳さん。
「いいね!」
清水さんが断言した「消費増税延期論」
その必要性や意義を認めたうえで、
本気で考え、本気で訴えなければならないときだ。
「アベノミクス」はもう、
魔法の言葉ではない。
〈結城義晴〉