結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年01月24日(日曜日)

ジジの家族[日曜版2016vol4]

ジジ デス。
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ミナサン
コンニチハ。

ユウキヨシハル ノ オトウサン。
ゲンキ デスカ?

ガンバッテ クダサイネ。

ボク
シバラク ノ アイダ
ニチヨウビ ニハ
モドッテ クルコトニ
シマシタ。

トモダチ ガ
タスケテクレマス。
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ボクノ 猫ノ ファミリー。
ミンナ イキテイルミタイデ
ウレシイデス。

カアサン ノ ナマエ ハ ミント。
050404
キレイデショ?

ボク ノ ジマン ノ カアサン デス。

ウマレタバカリ ノ コロ
イツモ ボク ヲ ダッコシテ
カオ ヲ ナメテ クレマシタ。
050401-02
カアサン アリガトウ。

アイタカッタ ナア。

ソレカラ トウサン ハ
ジンジャー。
090622-父と3兄妹
オオキナ カラダ。

オナカ ノ トコロ ニ イルノガ
ボク デス。

トウサン モ アリガトウ。
アイタカッタ デス。

ソレカラ 姉妹タチ。
ヘーゼル ト ミルキー。
050401c
イチバン ヒダリ ガ
ボク デス。

シヌ マエニ イチド
アイタカッタ ナア。

イツモ クッツイテ
ネテイマシタ。050425右端がGigi君いつも3匹くっついて寝ていました。
イチバン ミギ デ
ヒックリカエッテ イルノガ
ボク デス。

カゾク ヲ オモウ ト
ココロ ガ ヤスラグ。

ヘーゼル モ ゲンキ デ
クラシテ クダサイ。
050511-02左がGigi君
オニイサン ノ ボク ガ
ミマモッテ イマス。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2016年01月23日(土曜日)

プログレスデザインでの座談会と『ひこばえ』の新年会

大阪・船場のホテルで目覚めた。
今日はこの冬一番の寒さになる。

すぐに、㈱プログレスデザインへ。DSCN0898^6

商業施設や店舗のプロデュース、
および店舗デザインの専門集団。
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そのオフィスを借りて、
月刊『商人舎』の座談会。
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代表取締役VMDディレクター西川隆さんと、
㈱アイダスグループ代表の鈴木國朗さん。
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朝の9時半から12時半まで。
みっちりとディスカッション。

そして全員集合で記念写真。
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左から取締役営業部長の柳本浩三郎さん、
東京分室長の根本薫一さん。
一番右は福田真由美さん、
ゼネラルマネージャー。

いい会社には、
いいオフィスがある。

ありがとう。
心から。

プログレスデザインを辞して、
新大阪から新幹線。

京都を過ぎ、
名古屋を超えて、
静岡へ。

残念ながら、
富士は見えなかったが、
かわりに横浜に近づくと、
丹沢山系が姿を現した。
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あまり知られていないけれど丹沢山系は、
神奈川県の総面積の6分の1ほどを占める。

新横浜に着くと、
妙蓮寺の自宅に戻って、
それからすぐに、横浜駅南口へ。

三代目魚河岸青木鮮魚店。
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新鮮魚介料理と日本酒の店。
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プライベートレーベルの炭菜坊が、
ズラリと並ぶ。
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突き出しは、キビナゴと薩摩芋。
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年に一度の、
中学高校時代の仲間の集まり。
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左から富澤弘文、関孝和、
篠田宏、廣部秀一。

横浜の中高一貫教育の私学。
聖光学院という。

その高校のころ、
先輩から引き継いで、
同人誌をやっていた。

誌名は『ひこばえ』。
「蘖」と書いて、
切り株や木の根元から 出る若芽のこと。

そのころの同人7人が、
いまでも正月に集まって、
旧交を温める。

小説や詩、評論を書いたり、
ともに山に登ったり。

みんな還暦を過ぎて、
それでもひとりも欠けることなく、
年を重ねてきた。

若芽が古株となっってしまったけれど。

(わか)くして学べば、
すなわち壮にして為すこと有り。

壮にして学べば、
すなわち老いて衰えず。

老いて学べば、
すなわち死して朽ちず。

今日はつくづくと、
この佐藤一斎の「三学戒」を思った。

我々はまだ、
壮と老の間くらいだと、
互いに話し合った。

〈結城義晴〉

2016年01月22日(金曜日)

阪急オアシス箕面船場店・甲陽園店とアンパンマンセミナー

日経新聞の『経済教室』
昨日から始まった「ノベーションを考える」
一橋大学准教授の清水洋さんが、
わかりやすく解説。

何度も書いて申し訳ないけれど、
今月の『私の履歴書』は、
今のところ、つまらない。

小椋佳。

この連載の主旨は本来、
「壮大なる自慢話」なのだが、
自慢話だけに、うまく書かねば、
どうしても鼻につく。

『私の履歴書』の代わりに、
経済教室を学ぼう。

「イノベーションとは簡単にいえば、
経済的な価値を生み出す新しい物事です」

「経済的な価値」と「新しい」
この2点が重要。

私もよく書いたり語ったりするが、
ジョセフ・シュンペーターは、
「既存の均衡を創造的に破壊して
新しい均衡を作る『新結合』を、
イノベーションだと捉えました」

「既存のシステムを変革し、
新しい生産性のフロンティアに移るような
急進的(ラジカル)なイノベーション」

その後、クレイトン・クリステンセンらによって、
「既存の枠組みを維持しながらも
生産性を高めるような漸進的な改善」も
重要なイノベーションだととらえられた。

そして重要なこと。
「急進的なイノベーションと
漸進的なイノベーションは
トレードオフの関係」にある。

企業がこの二律背反を、
同時に追求することを、
「両利きの経営」と呼ぶ。

ここまでが第1回。

そして第2回の今日は、
イノベーションと発明に関して。

イノベーションは、
「技術革新」と捉えられることが多い。

しかし優れた技術が開発されても、
それだけではイノベーションにつながらない。

つまり、イノベーションは、
「インベンションと混同される傾向」にある。
インベンションが「発明」。

しかしこの2つは本質的に異なる。

さらに、イノベーションは、
新しい科学的な発見とも違う。

発明や科学的な発見は、
「将来のイノベーションの重要なタネ」。

ピーター・ドラッカーは、
イノベーションを7つに整理した。

そのなかで発明・発見は、
一番少ないケースだった。

おっと、来週の清水さんの内容を、
書いてしまったか。

さて今日は大阪で阪食の取材。
まず向かったのは、
阪食研修センター。
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ここで、志水孝行さんが取材に応じてくれた。
志水さんは、取締役執行役員店舗統括部長、
兼店舗企画部長。
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阪食の店づくりのキーマン。

志水さんは、
阪食の店づくりについて
スライドを使って、
詳細に説明してくれた。
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初めはホワイトボードに記して、
解説。
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1時間ほどのレクチャーのあと、
研修センターを視察。
プレゼンテーション研修のスペースには、
さまざまな陳列棚が並ぶ。DSCN0485-1

鮮魚の商品化技術を学ぶ研修室。DSCN0487-1

今日は新入社員が研修を実施中。DSCN0488-1

レジ研修のルーム。DSCN0493-1

部署に関係なく、
レジ作業は社員全員が学ぶ。
これによって店舗では、誰もが、
レジ業務をこなすことができるようになる。
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精肉の研修ルームでは、
牛肉のカッティング研修中。
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指導員がつきっきりで、
商品化の基本技術を教える。
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この研修所で、社員・従業員は、
基本の作業を徹底的に学ぶ。
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基本作業のマニュアル書。
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阪食は、新店オープンに際し、
150日前研修、75日前研修など、
徹底的な社員教育を行う。
それを担うのがこの研修センター。

その研修でも志水さんは、
責任者として活躍する。

その後、話題の阪急オアシスの2店舗を取材。
どちらも昨年末にオープン。

まず阪急オアシス箕面船場店。
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志水さんがつきっきりで、
売場づくりの要点を説明してくれた。
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店舗ではみな、生き生きと、
笑顔で働いている。

キッチンステージの女性。
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デリの焼きたてピザの試食をすすめる女性。
マスクをしていても笑顔がわかる。
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サービスカウンターの女性も笑顔。
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お客さまが快適な環境で、
買物ができる場所をどう作るか。
さらにスタッフがこの店で働く喜びを
いかに実現させるか。

それが志水さんの役割だ。
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日が暮れてから向かったのは、
阪急オアシス甲陽園店。
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300坪の小型店だが、
さまざまな仕掛けが施され、
欧米の店舗にも引けを取らない出来映え。
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しかもお客がよく入っている。
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男性客も多い。
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月刊『商人舎』の2月号では、
この2店の店づくりを、
詳しくレポートする。

楽しみにしてください。
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最後に志水さんと握手。
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志水さんの仕事ぶりを大いに評価しつつ、
今日のレクチャーに感謝したい。

今夜は、大阪に滞在。
ホテルに着くとすぐに、
船場の隠れ家のような食事処へ。

入口はくぐり戸のようになっていて
そこに「全力で営業中」の文字。
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カウンターとテーブル席2つの店内。
すでに満員。
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鮮度抜群の刺身から始めて、
手づくり料理に舌鼓を打つ。

旧知のコンサルタントの皆さんと懇親。
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正義の味方アンパンマン談義で、
大いに盛り上がった。
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私の隣から、
アイダスグループ代表の鈴木國朗さん。
サミットリテイリングセンター代表の新谷千里さん。
プライズ代表の井上謙二さん。
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スーパーマーケットの売場づくりを指導する
プロフェショナル3人。
美味しい料理を堪能しつつ、
スーパーマーケットの改革談義は、
大いに盛り上がった。

アンパンマン役は、
まん丸ほっぺたの鈴木さん。
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新谷さんが提起してくれた、
スーパーマーケットの課題解決のための、
アンパンマンセミナー。

ぜひ、実現しましょう。
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このアンパンマンセミナーは、
真のイノベーションを追究して、
ココイチの廃棄物商品転売から露わになった、
業界にはびこるバイキンマン的体質を、
懲らしめる目的を持つ。

皆さん、楽しみにしてください。

〈結城義晴〉

2016年01月21日(木曜日)

エブリイ海田店とイズミゆめタウン廿日市訪問

「今日は大寒」というか、
「今日から大寒」というか。
どちらも正しい。

今日の節目の日自体を、
「大寒」というし、
今日の大寒から、
次の節気の立春までの期間を、
「大寒」ともいう。

このやや曖昧な表現は、
むしろ日本語らしくて、好ましい。

二十四節気は1年を24に割る。
その節目は四つ。
春分と夏至、秋分と冬至。

この4つの節気を、
「二至二分」といい、
「にしにぶん」と読む。

さらに春分と夏至の真ん中に立夏、
夏至と秋分の真ん中に立秋、
秋分と冬至の真ん中に立冬、
そして冬至と春分の真ん中に立春。

これらは「四立」と書き、
「しりゅう」と読む。

1年を52週に分けて、
Weekly Managementしつつ、
二十四節気など組み合わせると、
複雑になるけれど、
情緒や余韻などが醸し出される。

それが日本人のもつ
特有の生活感だと思う。

さて、今日は午後から新小平で、
第一屋製パン営業部隊への講義。
第3回目になる。

登場すると拍手喝采で迎えられ、
とてもうれしかった。

成果は出ている。
自信を持とう。

一昨日の夜、
2泊3日の上海の旅から戻って、
昨日は朝から、広島へ。

新横浜から乗り込んだのは、
のぞみ15号・博多行。

冬空の青天の中、
すぐに富士の頂が見えてきた。

しかしちょうど山頂には、
あいにくの雪雲。
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その雄姿が徐々に現れる。
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東名高速と富士。
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すそ野が見えてきた。
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煙突から立ち上る煙と、
富士にかかる雲。
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どこから見ても、
いつ見ても、
富士は日本一の山♪
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ところが、名古屋の手前から
雲行きが怪しくなって、
新幹線もスピードダウン。

あっという間に雪景色。
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田んぼも真っ白。
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関ケ原あたりでは
窓の外は白一色。
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墨絵のよう。
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樹木が美しい。
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何も見えない。
吹雪、吹雪、氷の世界♪
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悠長なことを言ってはいられない。
新幹線は50分遅れで、
やっと広島に到着。

お待たせしました。
すみません。

その広島は、
風はあるものの快晴。

車で20分ほど走り、
安芸郡海田町にある
「鮮Do!エブリイ 海田店」に到着。
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海田店は、2014年10月7日にオープン。
その年の話題をさらい、
ダイヤモンド・チェーンストア誌の
「ストア・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

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月刊『商人舎』の取材で、
まずはオフィスでインタビュー。
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その後も店内を歩きながら、
解説を受けて、
都合、3時間に及ぶ取材となった。

対応してくれたエブリイの皆さんと写真。
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左から執行役員の山本公洋さん、
広島地区店舗統括の高山尚平さん、
山田智則店長、
広報の高橋祐圭さん。

山本さんは福山地区店舗統括。
高山さんは呉地区店舗統括を兼ね、
さらに可部店の店長も務める。

長時間のお付き合い、感謝。

これまでどれだけ取材され、
どれだけ記事にされたか、
わからないほどの注目店。

しかし、その、どの記事よりも、
深い内容を保証します。
月刊『商人舎』2月号を
楽しみにしてください。

その後、広島駅に戻って、
今度は廿日市へ。

イズミゆめタウン廿日市。
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2015年6月10日にオープン。
廿日市市役所など都市機能の中枢エリア
「シビックコア地区」の一角に立地する。

3層の箱型ショッピングセンターで、
240mもあるメインモールは、
3階まで吹き抜け。
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ニューファミリー層をメインに、
50代、60 代の三世代を狙う。
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1階の「Food Market」
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入口の地元野菜を並べた「ゆめの駅」。
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地産地消は大トレンド。

2階はファッションフロア。
イズミ直営の衣料売場も広く、
女性の下着だけで、
これだけのスペースを割いている。
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中国・上海の店々もよかった。

しかし日本の店舗は、
やはり清潔感や質感が断然、よい。

エブリイ海田店、
イズミゆめタウン廿日市。

どちらも、大満足だった。
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お店があって、
そのお店を巡る幸せ。

ありがたい。

〈結城義晴〉

2016年01月20日(水曜日)

永輝超市の創業者・張さんと上海CPのCEO周さんとの会談

明日は大寒。
寒さが最も厳しくなるころ。

しかし、上海の朝は靄っている。
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昨日1月19日の朝だけれど。
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その19日の夕方、
上海浦東国際空港。
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㈱万代社長の加藤徹さんと、
2泊3日の下見ツアーを終えて、
固い握手。
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そして6時過ぎの便で、
私は羽田空港へ。
加藤さんは関西国際空港へ。
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さて、今朝の朝日新聞『天声人語』
故金子哲雄君を取り上げてくれた。
本当にうれしいことだ。

「流通ジャーナリストの故金子哲雄さんに
『「激安」のからくり』という著書がある」

「安売り店の良しあしをどう見分けるか。
ゴミ箱をチェックする、と書いている」

「ゴミがあふれている店は駄目。
従業員の目が行き届いていない証拠だ。
一事が万事と、金子さん」

CoCo壱番屋のビーフカツ不正転売事件。
ココイチのカツから、マルコメみそ、
さらに生協の「びんちょうまぐろスライス」、
イオンの「チーズの出るソーセージ」、
セブン&アイの「豚バラ蒲焼き」、
そしてローソンの「炭火焼鳥もも」「からあげクン」まで。

これはもうほとんどの企業の廃棄商品が、
転売されたのではないかという疑念を、
消費者に持たれてしまいそうだ。

愛知・稲沢市の産廃業者「ダイコー」から、
岐阜・羽島市の「みのりフーズ」に横流しされ、
その後、卸売業者を通じて、
繰り返し、転売され、
小売店頭で販売された。

もちろん「闇の廃棄食品総合商社」など、
もってのほか。
絶滅すべき存在だ。

しかし、小売流通全体の問題もある。

まずは廃棄を出してしまうという問題。
その廃棄物がいかに廃棄されているかを、
追跡するという問題。
さらに転売されてきた「激安」仕入れ値の商品を、
買って、売ってしまうという問題。

惣菜化が進むと、
こういった問題が発生しやすい。

産業を挙げて、
問題の根底から解決したい。

しかし恐ろしいのは、
商品だけではないことだ。

考え方や理論やノウハウも、
廃棄物並みに平気で転売する輩がいる。

それは淘汰されるに違いないが。

さて、日本政府観光局(JNTO)の発表。
2015年の訪日客数の推定値は1973万人。
日経など「2000万人時代」と煽る。

前年に比べて、47%増。

政府は「20年に2000万人」を目標とするが、
2013年に1000万人を突破して、
昨年が1973万人だから、
もう今年は、2000万人達成確実。

その訪日客のインバウンド購買は、
過去最高の3兆4771億円。

中国からの訪日客数は499万人で前年比2倍増。
韓国は400万人で45%増、
台湾は367万人の30%増。

アメリカも100万人を超えて103万人、16%増。

中国では、
日本という国と、
日本の商品に対して、
異常なくらい関心を見せている。

私たちの上海訪問でも、
それはひしひしと感じられた。

昨日は、朝から、
永輝超市の上海本部を訪問。
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創業者でファウンダーの張さんと、
ディスカッションした。
英語表示ではZhang Xuanningさん。
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張さんは1970年生まれの46歳。
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25歳のとき福建省で、
1500㎡のスーパーマーケットを創業し、
驚くべきスピードで成長を遂げてきた。

現在、永輝超市は全土に400店を展開し、
昨年度の伸び率は26%。
もう1兆円規模の小売業となる。

万代の加藤さんと、
経営者同士の話し合い。
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私が間に入って、
日米の最新動向や流通理論を解説した。
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張さんは間違いなく、
中国流通業のトップになる人間だ。
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話をしていて、それが鮮明に感じられた。
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その考え方を、
加藤さんも私も感心しながら聞いた。
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徐良富さんは、
永輝超市のストラテジック・パートナー。
日本語堪能で通訳をしてくれた。
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アメリカやイギリスの小売業の話では、
ベンチマークする企業など、
互いに認識を同じくした。
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1時間半ほどの会談はすぐに終わってしまい、
上海オフィスを案内してもらった。
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西安寺を見下ろす絶景の事務所。
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その後、同じビル内のレストランで飲茶。
ティンタイフォン。
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ここでも加藤さんが質問し、
張さんが答え、
張さんが質問し、
加藤さんが答えた。
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私もいくつかの提案をした。
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最後に張さんと加藤さんが固い握手。
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私も握手。
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「これからも応援してください」
張さんはそう言った。
「もちろん」
私は答えた。

永輝超市の最新フォーマットは、
ブラボー。
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生鮮食品の鮮度と品質は、
上海や中国の小売業として、
ずば抜けている。
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それを安く売る。
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消費が向上している中で、
「良いものを安く売る」
だから顧客から絶賛される。

しかも永輝超市は、
スーパーマーケットを基本にしている。
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グロサリーも良いものを安く。
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顧客が群がっている。
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ハイパーマーケットでは、
台湾系の大潤発。

スーパーマーケットでは、
福建省出身の永輝超市。
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バルク売場のこのカラーコントロール。
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店長と二人の副店長に案内してもらって、
感謝。
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若い人材ばかりの永輝超市。
全員で写真。
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一方、一昨日は、
正大集団を訪問。
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正大集団はタイのCPグループの中国企業。
そのCPはタイ最大のコングロマリットで、
農業や食料品加工、食品小売業を中核とし、
通信、不動産など8分野で事業展開。

ASEAN各国や中国を中心に世界13カ国、
ロンドン証券取引所上場企業。

周さんは上海CPのCEO。
英語ではJoe Zhouさん。
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中国のウォルマートでCMOを経験し、
この会社ではCEO。
CMOはチーフ・マーケティング・オフィサー。

まずビデオでCPの実力を見せてもらった。
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それから会談。
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周さんは、日本のいい商品を、
何とか仕入れたいと積極的に詰め寄ってきた。
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加藤さんと私はそれを聞いていた。
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私は「コールドチェーンの充実」が、
中国流通業にとって、
何よりも重要課題だと指摘した。
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周さんも大いに納得。

最後に三人で写真。
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そして全員集合。
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今回は伊藤忠商事と日本アクセスのみなさんに、
本当にお世話になった。
感謝しておこう。

その後、周さんにご案内いただいて、
オフィスの下の店舗へ。
ロータス(卜蜂蓮花)。
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ハイパーマーケットを展開してきた中国のロータス。
2012年オープンの5000㎡の店舗で、
外食とスーパーマーケットの融合型。
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永輝超市はミドルクラスをターゲットにしたが、
ロータスは高級志向。
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むしろこちらの方が中国では当たり前。
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寿司の商品化は凄い。
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魚のプレゼンテーションも。
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惣菜も対面方式で充実。
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積極的に試食を展開。
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冷凍食品売場は洗練されている。
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天井はスケルトン。

そしてレジ。
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流通業の発展途上は、
まず百貨店と市場の時代が第一期。
第二期にはかならずハイパーマーケットが発達する。
総合スーパーである。
これは百貨店の大衆版。
ディスカウント・デパートメントストア。

その後、第三期に至って、
食品スーパーマーケットが遅れてやってくる。

それが今の中国だ。

その先頭を永輝超市が走っている。
ロータスもそれを追っている。

その両トップと会談。

その若さ、エネルギー、理論。
ちょっと驚かされた。

日本も「闇の廃棄食品総合商社」などに、
一喜一憂している暇はない。

そんなものはさっさと根絶して、
未来を見なければいけない。

つくづくとそれを感じた。

最後に、二日目の夜の話を少し。
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焼き肉レストラン。
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上海一の印刷会社XinXinを経営する吴さんのお招き。

卵の茶わん蒸しにキャビア。
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はじめから美味。
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伊勢エビ。
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これはフレンチ風。
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ナマコは中華風。
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そしてフォアグラにキャビア。
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調理長が直接、担当してくれて、
「料理の鉄人」並み。

これも厳選されたワインで楽しんだ。

食後は、バースデーケーキ。
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JTB西日本の小阪裕介さんの誕生日。

みんなで、ハッピーバースデーを歌って、
お祝いした。
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小阪さんは商人舎USA研修でも、
いつも新しい提案と素晴らしい配慮で、
成果を最大化してくれる。

おめでとう。
ありがとう。

10年といわず、
2020年までに、
中国流通業は日本に迫ってくる。
いや、追い越しているかもしれない。

特に永輝超市の張さんの発言は、
実にそのことを物語っていた。

詳細は月刊『商人舎』で紹介しよう。
3月号になるだろうか。

まだまだ、会わねばならない人間が、
世界にはたくさんいるのだ。

〈結城義晴〉

2016年01月19日(火曜日)

上海外資競演Walmart/Metro/Tesco/Auchan&RT

上海二日目。

黄浦江の対岸には外灘。
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反対側の浦東にはテレビ塔。DSCN9414-5

大雪の日本列島に対して、
中国大陸は曇り空。

日経新聞一面トップで、
「逆風の世界経済」の連載スタート。
その第1回は、
「中国不安、震源は製造業」

真っ先に出てくるのが、
セメント会社の華潤水泥。
中国国有複合企業「華潤集団」傘下。
14日には、同社の香港市場の株価は、
上場来の安値。

上海株式市場の総合指数は、
昨年末から18%下落。

「かつては中国の高速成長を支えた製造業」。
いまや「古い中国」を代表する存在。

しかし中国指導部の青写真には、
「新しい中国」の芽も出ている。

インターネット通販だ。
今、3割を超える拡大。

「国内総生産に占めるサービス業の比率は、
1990年代初めの30%台から
足元は50%超まで高まった」

中国は「個人消費や技術革新が
けん引する成長モデルへの道を
探りつつある」

そして「減速したとはいえ、
15年の実質成長率は6%台を維持」

その個人消費を支える小売業。

先の「華潤集団」の小売部門は、
ウォルマートと合弁展開するが、
その総合スーパー21社の株式を、
25~35%保有し、
残りをウォルマートの中国法人が握る。

売却額は33億元(約620億円)。

ウォルマート中国のコメント。
「今回の決定は経営に影響はない」
今後も店舗運営を続ける。

中国の小売市場は年2桁で伸びている。
しかしそれはEコマースの、
想像を絶する成長に負う。

日経記事では、
「実店舗を運営する
従来型の小売業は不振が続く。
なかでも総合スーパーは、
衣食住にかかわる商品をそろえる一方、
品ぞろえなどでネット通販に劣り、
各地で閉鎖が相次いでいる」

果たしてそうなのか。

上海で現場を見た。

まずウォルマートの新店。
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入口には春節向けのプロモーション。
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食品の什器は木製に変わった。
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バルク販売も木製什器。
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青果部門もすっきりした。
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相変わらずローコストオペレーションを志向する。
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しかし、やや高価格帯も併せて品揃えし、
在庫が少なくとも目立たない什器を開発。
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それでも低価格を打ち出すのは、
同社のポリシー。
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精肉バックヤードは顧客の目にさらす。
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鮮魚は中国の販売の特徴で、
氷詰め。
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子供服もカラフル。
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自転車はアメリカ本国と同じ売り方。
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ぬいぐるみの売場なども・・・・。
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かわいい。
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ウォルマートは可もなく不可もなし。
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ドイツのメトロは、
会員制キャッシュ&キャリー。
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ドイツの企業らしく、質実剛健。
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春節はど派手。
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広い店内のラック陳列で、
徹底して低価格・低コスト。
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巨大なラックが天井まで伸びて、
在庫をストックする。
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食品も単品大量販売。
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しかし生鮮食品は一目で、
アップグレードしたことがわかる。
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陳列やプレゼンテーションも、
アップスケール。
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鮮魚も水槽や氷詰めが、
2年前より進化した。
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ローコストなりの進化。
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それが重要だ。

調理教室なども設置して、
顧客にインスピレーションを提供する。
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一方、イギリスのテスコ。
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入口の春節プロモーションは目立つ。
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しかし青果は変わらない。
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鮮魚も鮮度が悪い。
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精肉は相変わらずの、
グロテスクな市場型の売り方。
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しかし年末商戦にもかかわらず、
客数が極端に少ない。
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日経新聞の記事は、
テスコに関しては当たっている。

そしてフランスのオーシャン。
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巨大なハイパーマーケット。
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こちらも入口は正月販促展開。
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入口付近にプロモーションコーナー。
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手前が家電など非食品。
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靴売場も上海最大級。
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奥のどん詰まりは、
やはりプロモーションスペース。
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そこに子供用品売場。
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スロープを上がると食品。
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主通路沿いに巨大な島陳列。
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菓子のばら売り方式は、
中国の特長。
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そして青果部門。
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このスポットライトは、
他のチェーンでも多用されていて、
商品のグレード感を引き立たせる。
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冷蔵冷凍食品が、
ハイパーマーケットの巨大な売場に
マッチしている。
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そして鮮魚売場。
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精肉と惣菜売場はにぎわっている。
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温惣菜は中国の自由市場の雰囲気。
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食品フロアのメイン通路。
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レジチェッカーは椅子に座っていて、
これはヨーロッパ方式。
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オーシャンは、
台湾出身のRTマートと合弁していて、
ハイパーマーケット業態では、
群を抜いている。
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オーシャンが低価格路線、
大潤発のRTマートがややアップグレード路線。

それによってマーケットシェアを高める。

その大潤発のRTマート。
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やや高級住宅地に立地するが、
客数が他の総合スーパーとは異なる。
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ベーカリーからはいい香りがする。
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豆製品の品ぞろえも豊富で、
しかもおいしい。
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この繁盛ぶり。
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青果部門は一段と進化した。
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このボリューム感とカラーコントロール。
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この売場は絶対に、
ホールフーズをモデルにしている。
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こちらはニューヨークの、
ガーデン・オブ・エデンか。
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中国人が好む紫色を、
上手に配した売場。
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葉物の鮮度感も見事に演出。
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精肉はダイナミック。
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そして鮮魚売場はどこよりも美しい。
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天井に網を張って、
演出効果抜群。
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春節飾りは一番、密度ある演出。
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衣料品も中国人好みのカラーコントロール。
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そして最後に家電売場も、
グレード感を引き出している。
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中国経済は低迷を喧伝されている。
しかしGDPは6.3%の成長率で、
国民・市民の生活レベルは、
確実に向上している。

それをRTマートは、
うまくとらえて、売場に表現する。

そんな店は大繁盛。

しかし2年前とまったく変わらない店からは、
生活向上した顧客は去っていく。

日本の報道は、
我が国の輸出入がいかに打撃を受けるか、
といった自分本位ばかりだ。

上海の現地小売業の代表業態は、
やはりハイパーマーケットで、
そこには明暗がくっきりとでてきた。

しかし、生活が向上し、
ライフスタイルが多様化するときには、
それをとらえるマーケティング力と、
イノベーション力が問われる。

段々、日本やアメリカに近くなってきた。

その変化のスピードは、
日本を凌ぐものだ。

〈結城義晴〉

2016年01月18日(月曜日)

上海2泊3日の弾丸視察で「高級化=日本化」を垣間見る

Everybody! Good Monday!
[2016vol4]

2016年第4週に入った。
突然、日本列島が、
すっぽり雪に包まれた。

お見舞い申し上げたい。

しかし私は昨日、朝、
9時35分発のJALで、
中国・上海に退避?

こちらは、ちょっと寒いけれど、
それでも雪は降らない。

だから、上海人は、
日本の雪が大好きで、
北海道や東北・北陸が
いま、大人気。

このエリアでの爆買いも盛んだ。

私は朝、6時のリムジンバスで、
ベイブリッジ。
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みなとみらいがいつものように、
見送ってくれる。
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バスの中でパソコンに向かっていると、
すぐに東京スカイツリー。
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そして成田空港から飛び立つ。
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富士の山が今日は曇の上。
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今朝は、新幹線からは、
見えていないはず。
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雲に浮かんで美しい。
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4時間で、上海の海。
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泥のような色。

そして2014年以来、
2年ぶりの上海浦東国際空港。
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そのターミナル1。
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ここで㈱万代社長の加藤徹さんと落ち合って、
上海小売業の視察。

今年6月、
ドライデイリー会の研修会は、
ここ上海で開催される。

その下見が今回の目的。

上海は北京ほど、
空気が悪くはない。

マスクしてマスクの人と話す齟齬
〈朝日俳壇より 前橋市・荻原葉月〉

すぐにカルフールへ。
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上海に最初に進出した外資小売業。

中国の旧正月初日は、
今年は2月8日。

だから大晦日は2月7日。
中国語では「除夕」と書く。

こちらの休みの期間は、
2月7日~13日までの7日間。
こちらは「春節」という。

店は半月後の正月に向かって、
年末商戦真っただ中。
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地上2階3階の売場は、
「プラネット」と呼ばれるフォーマット。
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スロープを上って、
3階が食品フロア。

ここでも春節に向けた盛大なプロモーション。
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春節のお土産売場。

このど派手さ。
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菓子のバラ売り。
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カルフール、なぜか元気がいい。

青果売場もボリューム陳列。
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プレゼンテーションが変わった。
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青果には特設のレジが設けられている。
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確実に売場はよくなっている。

鮮魚売場には、いつものように、
氷が敷き詰められている。
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そしてこの陳列。
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精肉売場では、
派手な音をさせて肉のカッティング。
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花売場も美しい。
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ワインセラーが設けられている。
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売場は高級化している。

そして春節を3週間後にした、
日曜日の午後のレジ。
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いきなり私の予想。
中国・上海の消費は、
格段に向上している。
その変化に対応した店や企業が、
好調なのだろう。

一方のイギリスのテスコ。
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派手な春節の飾りつけは、
従来と変わらない。
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しかし低価格一辺倒。
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売場も変わらない。
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鮮魚部門も鮮度がない。
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そしてこのガランとした売場。
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テスコは本国も不調が続くが、
この2年間にイノベーションがなかった。

それがこの売場に現れている。

三番目に訪れたのは、
シティスーパー。
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最新のショッピングセンターの中。
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高級スーパーマーケットだが、
それだけではない。
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カットフルーツの展開。
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地場野菜のコーナー。
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そしてシーフード・バーの前には、
イータリー張りのイートインコーナー。
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寿司・刺身売場は日本並み。
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この商品化の技術。
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シティスーパーは㈱阪食と提携して、
共闘戦線を張っている。

それが成果を見せている。

そして中国での「高級化」の一つは、
明らかに「日本化」である。

それがシティスーパーの強みとなっている。

鮮魚の水槽販売。
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料理教室もあって、
これも阪急オアシスと同じ。
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キッチン用品がずらりと並ぶ。
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シティスーパーの売場の最後は、
ライフスタイルを提案する住関連。
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生活向上と高級化の波とは、
中産階級の登場を意味する。
その層に対して、
イノベーションを起こす。

今の上海の競争は、
その一点に絞られている。

最後は百貨店の「久光」。
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バックオフィスを訪問。
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ここでは、守谷祐一さんにインタビュー。
ディビジョンマネジャー。
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国分首都圏㈱の内藤悟さんが、
アテンドしてくれた。
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2年前にも守谷さんに会った。

その後、この久光の食品売場は改装した。

今、日本食品は、
以前より手に入りにくくなった。

それは上海人の生活の、
高級化と日本化を意味している。

しかしもう一方で、
インターネット販売が、
想像を超えて急増している。

守谷さんは率直に語ってくれた。
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早速、店へ。
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ずいぶんと改革の成果が出ている。
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チーズはR型対面ケースで、
これも品揃えが増えてきた。
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ジャパニーズ・デリの売場は、
国分系列の上海峰二食品が担当している。
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精肉は一番の部門だが、
よくできている。
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そして食品売場の入り口に、
RF1が入っている。
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ロック・フィールドの惣菜ショップ。
リニューアルオープンのときには、
岩田弘三会長も訪れた。

久光で守谷さんに会って、
旧交を温めつつ、
上海の傾向を聞いた。

そして私は得心した。

ありがたい。

今日の視察はこれで終わり、
夕食は広東料理とワイン。

上海一の印刷業会社社長の吴さん(真ん中)と、
㈱MDサポート社長の陶さん(その隣)が、
招いてくれた。
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左端がMiracle前田こと前田仁さん、
右端はLegend小阪こと小阪裕介さん。

いつものメンバーが、
世話を焼いてくれて、
快適な下見の旅。

最後は、黄浦江のクルーズ。
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吴さんの持ち舟。
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私も運転席に。
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加藤さんと陶さん。
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上海の真ん中を流れる黄浦江は、
下流で長江と呼ばれる揚子江と合流する。

その黄浦江の中心部をクルーズ。
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右手は新市街の浦東。
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左手は旧市街の外灘。
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素晴らしい。

日本列島は雪に覆われているが、
ここ上海の夜景は、
息をのむ美しさ。

2泊3日の弾丸ツアー。
上海のイノベーションを見る。

みなさんも、いつも、
イノベーションを。

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

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