結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年03月24日(木曜日)

テロ社会の「ルート・コーズ」と世界の「三年先の向こう岸」

心は暗い。

ヨーロッパ連合、European Union(EU)。
その本部があるベルギーの首都ブリュッセル。
イスラム国(IS)による連続爆破テロ。

亡くなられた人々の冥福を祈ろう。

ベルギー人といえば、
名探偵エルキュール・ポアロ。

もちろん作家はアガサ・クリスティ。
イギリス人。

ベルギーの小売業といえば、
デレーズ(Delhaize)がその代表。
2015年で年商284億ドル。

米国ではデレーズ・アメリカを運営している。

しかしそのデレーズは、
オランダのロイヤル・アホールドと、
経営統合することになっていて、
この面でも連合化は進む。

併せれば、725億ドル。
120円換算で8兆7000億円。

毎日新聞の巻頭コラム『余禄』
「ベルジアン・コンプロマイズ」を引用。
「ベルギー式妥協法」の意味。

「両者の主張が対立して
折り合えそうにない場合にも、
機知を働かせて何とか
妥協点を作り出す方略」

『こんなにちがうヨーロッパ各国気質』
片野優ほか著、おもしろい。

ISの犯行声明はブリュッセルを
「十字軍の本拠地」と呼んだ。

もともとベルギーには、
500人近いIS参加者がいる。

コラムは指摘する。
「欧州の首都で育った若者らが
職も得られずテロリズムに走り、
欧州の理想や価値の
最も凶暴な破壊者と化したのは
現代文明の惨たんたる逆説である」

「この不条理によって試されているのは
当の理想や価値だろう」

「たとえ理不尽な暴力を見せつけられても
他者への思いやりを失わず、自由や寛容を
さりげなく守ってみせたいものだ」

思いやり、自由、寛容。
ん~。

毎日新聞に対して、
朝日新聞の『天声人語』

米大統領候補ドナルド・トランプの過激発言。
「テロ容疑者に対しては、
拷問とされる『水責め』を超える手段で
尋問すべきだ」

同様に排斥や差別が欧州に台頭する。

「それらは屈辱と憎悪の炎を
かき立てる薪にほかならない。
負の連鎖が深まるなら、
テロリストに勝利させてしまうことになる」

日本は東京五輪を4年後に控える。
「決して遠い対岸の火事ではない。
国際イベントはテロの心配と背中合わせだ」

朝日の結論。
「犠牲者を悼みつつ脇を固めたい。
テロの背景に広がる、
貧困と格差の荒野から目をそらさず」

「貧困と格差の荒野」
「目をそらさず」か。

ん~、文学的だが、これも、
決定的な方向性ではない。

最後に日経新聞『春秋』

「ママの台所で爆弾を作ろう」
イスラム過激派組織が発行した雑誌記事。

「いつでもどこでも、
そしてだれもがテロを実行できる。
テロの魔の手はさらに伸び、
欧州どころか世界全体を
のみ込もうとしているようだ」

私たちも他人事と思ってはならない。

「力で封じ込める対症療法は必要だが、
克服するためには根本的な治療しかない」

その通り。

ルート・コーズ(Root Cause)の解決。

そして「多様な価値観や異なる主張を
認め合う社会へと変えていく。
それしかない」

「多様な価値観」
「異なる主張」
それを「認め合う社会」

それは私たち自身の周辺の、
小さな社会でも同じこと。

つまり、私たち自身、
社会変革を目指さねば、
問題は解決しない。

今日は朝から東京・御成門。
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東京タワーは雨にけぶる。

恒例の取締役会。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱
略称CCL。

日々、ビッグデータを的確に集積し、
それを駆使してマーケティングする、
ビジネス・ソリューションの組織体。

その情報をTRUE DATAと名づける。

CCLの幹部のみなさんと写真。
新メンバーが増えて、逸材揃い。DSCN9686-6
前列は川崎清さんと、
島崎尚子さん、越尾由紀さん。
後列は右から、
松本俊男さん、私、田窪伸郎さん。
それから細川玲理さん、米倉裕之さん、
中川 浩之さん、関伸恭さん、田中覚さん。

中央の米倉裕之さんが代表取締役社長。
松本さんと田窪さんが非常勤取締役。
川崎さんは特別顧問、
中川さんは常勤監査役。
細川さんと関さんはDBM営業部部長、
田中さんが社長室長。

そしてCCLが誇る女性部長。
右の島崎さんは執行役員DBM営業部部長、
左の越尾さんは企画開発部部長。DSCN9689-6
CCLは、極めて中立で、
限りなくニュートラルな存在であれ。
私はそう言っている。

そしてやはりCCLも、
社会変革に貢献しなければいけない。

昼過ぎに会議が終わると、
雨は上がっていた。
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ちょいと散歩。

芝公園の木々は、
剪定されて面白い形。DSCN9694-6

芝増上寺。DSCN9695-6
今日は、宗教に関係なく、
拝みたくなる、祈りたくなる。

糸井重里の『ほぼ日』
その巻頭言「今日のダーリン」

「ずっと、三年先のことなんかわからない、
と言っていたのだけれど、
わかるところもあるじゃないか
と思うようになった」

「船に乗っているものとしては、
向こう岸の景色を見ながら進むように、
目の前の海ばかりじゃなく、
水平に見える三年先を、
見ていることはできるし、
するべきだと思っている」

これ、中期計画を、
実によく言い表している。

「一年先もなにがあるかわからないのに、
三年先がわかるものか」
糸井もこのセリフを使っていた。

しかし「外れても曲がっても、
『どっちに行くつもりか』を、
語り合えるような日常が
大切なのだと思う」

「そしてさらに、
三年先の向こう岸に行くためには、
鬼も笑う来年の、十回分くらい先の、
つまり十年後のイメージを
考えておくことも必要だ」

これが長期計画。

「三年先の、さらに先の景色を
絵に描こうとするからこそ、
三年先のことが、
話しあえるようになるのだ」

これが長期計画と中期計画の関係。

「10年先のことまで、
たのしみにされるチームでありたいよ」

国家も会社も同じだ。
CCLも商人舎も。

世界70億人の長期計画は、
多様な価値観と異なる主張を、
認め合える社会をつくること。

70人の会社の長期計画も、
同じ考え方でつくられる。

今日は、日経新聞に軍配を上げよう。

それは同紙が徹底して、
ビジネスのサイドから、
モノを見ているから言えること。

私は商業と経営と情報のサイドから、
世界を見ていよう。

〈結城義晴〉

2016年03月23日(水曜日)

クルーグマン博士の「相互依存」と「らしい・くさいの違い」

横浜でも花見シーズン直前。
商人舎オフィス裏の遊歩道。DSCN9679-6

その桜木1本。
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もう、開花。
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一方、オフィス近くの新田間川。
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芽吹いてきました。
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開花寸前。
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青空に映える。
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もう一息。
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待ち遠しいような、
もうちょっと待ちたいような。
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そんな気分は、
悪くない。
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さて、ベルギーの首都ブリュッセル。
ザベンテム国際空港と、
地下鉄マルベーク駅で、
連続自爆テロ。

死者は34人、負傷者は約230人。
日本人男性1人が重傷、1人が軽傷。

ベルギー政府はテロの脅威度を、
すぐさま最高レベル4に引き上げた。

過激派組織イスラム国(IS)は、
インターネット上に公式の犯行声明を投稿。

桜に浮かれつつある日本。
私も体調は万全だし、
桜に気分は高揚気味だ。

しかしヨーロッパは再びみたび、
緊張感に包まれた。

昨年11月13日のパリ同時テロでは、
130名が亡くなった。

今年の月刊『商人舎』新年1月号
「New Year’s Impression 2016」の冒頭に、
私は以下のように書いた。
………………………
国際情勢は今も、
「混沌」の一言に尽きる。

中東のシリアを中心とした混乱は、
世界の不安定要因となった。

キリスト教社会とイスラム教社会。

資本主義と共産主義の
イデオロギーの違いとは、

まったく次元の異なる
一神教同士の宗教戦争。

その軋轢の中に、
難民と国際テロ組織が同居する。

イスラム国のIS、
国際テロ組織アルカイダ、
アフガニスタン反政府武装勢力タリバン、
イスラム過激派ボコ・ハラムなど。

シリア難民受け入れの問題は、
EU内の各国に亀裂を生じさせた。

そしてそれが相対的に、
ヨーロッパを地盤沈下させた。
…………………………
そう、ヨーロッパの地盤沈下こそ、
世界にとって憂うべき事実だ。

そんな2016年3月下旬の今、
ポール・クルーグマン博士が来日中。
ニューヨーク市立大教授、
プリンストン大学名誉教授で、
2008年、ノーベル経済学賞受賞。

目的は、第3回国際金融経済分析会合への出席。
5月26日・27日に主要国首脳会議が、
日本の伊勢志摩で開催される。
「伊勢志摩サミット」と通称されるが、
今回はその準備会合の位置づけ。

私、クルーグマン博士の見方を、
結構、信頼している。

その発言。
「世界経済は弱さが蔓延している」
これをクルーグマンは、
「日本化している」と表現する。

だから「各国が財政出動で協調すべきだ」
つまり世界経済は相互依存せねばならない。

財政出動とは、
税金や国債などの財政資金を、
公共事業などに投資すること。

それによって国家主導で、
公的需要・総需要を増加させ、
国内総生産を向上させ、
民間消費などの促進を図る。

日本も「長期的には財政状況が心配」

しかし「2~3年は収支を気にせず、
財政出動すべきだ」

さらに付け加える。
「伝統的な政策手段が効かなくなっており、
物価目標など各種政策目標の達成が
困難になっている」

インフレターゲット論に、
最初に理論的基礎づけをしたのは、
クルーグマン自身だ。
1998年の論文。

その金融政策に限界があると認め、
だから財政政策が有効と強調する。

そして会合の終了後、
首相官邸で記者団に発言。
「消費税率アップは、
いまやるべきことではない」

ブリュッセルの同時テロに対しても、
日本化する世界経済に対しても、
国家レベルでの
「相互依存協力態勢」が必須だ。

私たち民間商業者も、
それを念じなければならない。

ポリティカル・マーチャントとして。

自分の売上げや儲けばかりに、
気をとられていてはいけない。

日経新聞のスポーツ欄。
『フットボールの熱源』
サッカー専門・吉田誠一記者が書く。

「らしい」と「くさい」の違い

三島由紀夫のエッセー集『不道徳教育講座』
「芸術家にしても、昔は
芸術家らしい態度や身なりを
していることが必要でした」

「らしい態度や身なり」
なるほど。

私も故渥美俊一先生から教わった。

「この『らしい』というのと、
『くさい』というのは、
大へんちがっているのだが、
又混同されやすい」

さすが三島。

「軍人だったら『軍人らしく』あるべきだが、
『軍人くさい』のはやりきれない。
しかも『らしく』『らしく』と
つとめているうちに、一寸油断すると、
いつのまにか『くさく』なっているのである」

これだ。
「らしく・らしく」がいつの間にか、
「くさく」なってしまう。

三島曰く。
「政治家らしい」のはいいが、
「政治家くさい」のはいただけない。

吉田記者。
「最近、この『くさい』という表現は
減っているような気がする。
代わりに増えているのが
『っぽい』だろうか」

「子どもっぽい」「大人っぽい」
「銀行員っぽい」「商社マンっぽい」
「学者っぽい」「ジャーナリストっぽい」
ついでに「コンサルっぽい」

さらに吉田記者は、
「アスリートっぽい」
「ドイツ人っぽい」

「褒め言葉なのか皮肉なのかは
場合によって違う」

プロ選手の「アマチュアっぽい」は情けない。
「教育者っぽい指導者」は評価される。

話は「っぽい」に移って、専門領域へ。

湘南ベルマーレ曺貴裁監督。
「サッカーを教えるというより、
サッカーを通じて生き方を教える」

曺監督の発言。
「自分は指導者だと思っていない。
指導者だと思わないようにしている」

「自分が指導者だと思った瞬間、
地位や権威を意識して選手を下に見る。
指導とは地位や権威をもって行うものではない」

「一人の人間として選手と接する」

吉田記者の結論。
「指導者も『くさく』なった瞬間に、
ダメになるのかもしれない」

ポール・クルーグマンも、
「ノーベル学者くささ」はない。

店長も部長も社長も同じ、
そして首相や大臣も同じ。

もちろん、知識商人も同じだ。

「知識商人っぽい」は、
未熟だと見て、
まだ許されるかもしれない。

「知識商人くさい」はいただけない。

その知識商人の指導者は、
さらに「くさい」ではいけない。

以って自戒とすべし。

「らしく・らしく」で油断すると、
すぐに「くさく」なる。

あ~あ。

〈結城義晴〉

2016年03月22日(火曜日)

二宮尊徳の「至誠・勤労・分度・推譲」とサミット㈱本部訪問

商人舎横浜オフィスの裏の遊歩道。
もう桜が開花した。
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この一本の桜は毎年、
この地域の中で一番の早咲き。

いつもいつも、
「早仕掛け・早仕舞い」

模範のような桜だ。

朝日新聞の『折々のことば』
編者は鷲田清一さん。

「清く楽しく美しく」
〈小泉今日子〉

あの「なんてったってアイドル」
キョンキョン、KYON2と書く。

「清く正しく美しく」
これが正統派の標語。
女優で言えば吉永小百合。

それに、小泉今日子はちらっと反発する。
「なければならない」という窮屈な意識は
感覚を怯(ひる)ませる。
「みんなが高速道路を
ガーッて走っているんだけど、
畦道をバイクで走ってるみたいな感じ」
のほうが素敵。

KYON2らしい。

そしてこれが商売の極意に通ずる。

「美しく」というのが、
なかなかに難しいけれど。

毎日新聞の巻頭言、
昨日の『余禄』

冒頭に二宮金次郎をもってきた。
後の農政家、二宮尊徳。

江戸後期の神奈川県・小田原の生まれ。

二宮尊徳の教えは、
「報徳思想」として知られる。
道徳と経済の調和・融和を図る考え方。
私利私欲に走らず社会貢献すれば、
やがて自らに還元されると説く。

尊徳は「至誠・勤労・分度・推譲」を教えた。

まず徹底して誠を尽くした暮らしをする。
それが「至誠」だ。
儒教でいう徳や仁と同意。

次に日常生活のすべての選択を、
至誠によって行いながら働くことを、
「勤労」という。

至誠は心の状態を意味するが、
勤労は行動になって現れた状態を指す。

尊徳が唱える「勤労」とは、
単に働くことではない。

日常のすべての勤労の行動を、
心の誠の状態から行う。
当然それは消費活動に現れる。

無駄がなくなり、自ずから贅沢を慎む。
これを「分度」という。
身の丈に合った暮らしをすることだ。

至誠から勤労した結果、
自然に「分度」となる。

最後に分度して残った剰余を他に譲る。
それを「推譲」とよぶ。

ここでも推譲は単なる贈与ではない。

至誠・勤労・分度の結果、
残ったものが推譲される。

そして「至誠・勤労・分度・推譲」を貫徹すると、
人間は物質的にも精神的にも、
豊かに暮らすことができる。
つまり経済が潤う。

「至誠・勤労・分度・推譲」の実践のなかで、
徳が徳によって報われていく。

これが「報徳」思想である。

商業界の倉本長治の考え方は、
ある意味でこの二宮尊徳の報徳思想に通じ、
それをわかりやすく展開している。

「損得より先きに善悪を考えよう」
『商売十訓』第一訓。

「欠損は社会の為にも不全と悟れ」
その第五訓。

尊徳の言葉。
「道徳なき経済は犯罪であり、
経済なき道徳は戯言(たわごと)である」

さて今日は、
夕方、東京・西永福へ。

サミットストア西永福店は、
改装の真っただ中。
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3月30日にリニューアル・オープン。

サミット㈱本部を訪問。

入り口玄関わきに、
「見おろすスーパーマーケット」
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2013年11月18日に、
サミット50周年を記念して、
スーパーマーケット・ミュージアムが開設された。
私のブログでも紹介した。

その時の模型が展示されている。
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素晴らしい。

牛・豚・鳥も、おもしろい。
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今日は月刊『商人舎』4月号の取材。

話を聞き、話をする。
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そして最後に写真。
右が服部哲也さん、
後は星野郁夫さん、中村聖さん。
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服部さんは取締役常務執行役員・商品統括、
星野さんはサイト開発部・店舗開発部担当取締役。
中村さんは広報室マネジャー。

服部さんはコーネル・ジャパン伝説の第一期生。

同社社長の田尻一さんは6月27日に退任する。
今日はその話は抜きでの取材。

しかし私はこのブログで、
「実にもったいない」と表現した。

今年度の商人舎標語は、
「人をつくる、人を残す。」だ。

このなかで後藤新平を引用する。
金を残すは下なり、
事業を残すは中なり、
そして人を残すは上なり。

ここでいう「人」には、
もちろんトップマネジメントも含まれる。
いや、経営的に見れば、
つくられねばならない「人」の筆頭には、
トップマネジメントが来る。

そのトップマネジメントに求められるのは、
「報徳」の考え方だと思う。

人を残すは上なり。

そして「清く楽しく美しく」

サミットは、
そういう会社でいてほしいものだ。

〈結城義晴〉

2016年03月21日(月曜日)

高野保男の「LSP進化論」と「ファミマガーデンの現代化」

Everybody! Good Monday!
[2016vol12]

2016年第13週。
3月第4週。

今年は例年に増して、
時間の経過が早く感じられる。

「時の過ぎゆくままに」
沢田研二、1975年の曲だ。
作詞は阿久悠、作曲は大野克夫。

からだの傷なら
なおせるけれど
心のいたでは
いやせはしない

ここが一番好きだ。
私のカラオケの持ち歌の一つ。
もう40年以上も前の曲。
ふるいなあ。

飼猫の野性を誘ふ雀の子
〈朝日俳壇より 東京都・岡村一道〉

春愁のひとつ過れば又ひとつ
〈同 さくら市・村上恒子〉

そして春です。

草の芽を寿(ことほ)ぐ如し風そよぐ
〈同 芦屋市・瀬々英雄〉

春分の日をはさんだ三連休。

Weekly商人舎日替り連載。
月曜朝一・2週間販促企画。

アメリカの「Back to School」を、
お薦めしている。

彼の国の新学期は9月から。
だから夏休みがものすごく長い。

この間、すべての小売業が、
「Back to School」商戦を続けて、
秋から冬にかけての三大プロモーションに、
満を持する。

10月31日のハロウィン。
11月第4木曜日のサンクスギビングデー。
そして12月25日のクリスマス。

夏の商戦が、秋冬を決する。

楽しい夏休みは終わった、
ああ、また学校が始まる。
仕事が始まる。
そんなニュアンスもある。

日本の新学期は4月。
新年度も3月から4月。
新番組公開も、 スポーツイベントも、
3月から4月スタート。

このときに、気持ち新たに、
新しい季節に向けて、
私たちは踏み出す。

その象徴が、
かわいい我が子のための
「Back to School」。

春休みは短いけれど、
アメリカのような大プロモーションにできる。
その詰めがこの2週間。

春分の日の連休から、
すぐにBack to School。
そして来週日曜日の復活祭。
イースター。

さらに桜の開花と同時に、
花見の大シーズン。

「全日本酒飲み音頭」
1979年のバラクーダの曲。
作詞は岡本圭司、作曲はベートーベン鈴木。

酒が飲める 酒が飲める
酒が飲めるぞ
酒が飲める飲めるぞ
酒が飲めるぞ

一月は正月で
酒が飲めるぞ ♪

二月は豆まきで
酒が飲めるぞ

三月はひな祭りで
酒が飲めるぞ

四月は花見で
酒が飲めるぞ

コミックバンドの歌だが、 大ヒットした。

あ~あ。
これも、ふるい。

さて今日の私は、
高野保男さんと対談。
作業システムの第一人者。

もとサミット㈱取締役で、
同社のLSPをゼロから構築して、
現在、超多忙なコンサルタント。

LSPは、 レイバースケジューリングプログラム。
この分野でも、
テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼの、
現代化が進んでいることを確認した。
それが何よりの収穫。

そこで高野さんと、
酒が飲めるぞ♪ と、
楽しい酒を飲んだ。
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日経新聞に、
「ファミマが園芸用品」の記事。
サカタのタネ、住友化学園芸の2社と、
ファミリーマートのコラボレーション。
野菜栽培キットのプライベートブランド。
名称は「ファミマガーデン」
4月19日から発売。

アイテムは2種類。
「育てるサラダ ガーデンレタスミックス」
「育てるサラダ バジル」
価格はいずれも498円。

商品名にある通り、
家庭で育てることができるキット商品。

「カップ麺と同じサイズの容器に
土と種と肥料のセットが入っており、
土を敷いて容器をそのまま
鉢植えとして置くことができる」

「毎日、一定の時間
日光に当てて水を与えれば、
30~50日程度で
サラダなどの野菜に育つ」

「一度収穫した後も、根の部分を残し、
付属の肥料を与えると再び育つ。
追肥をすれば商品1つで
3回育てることができる」

春らしい商品。

ファミマの来店客の3割強が、
50歳以上となった。
園芸愛好者の7割が50~60代。
この世代にターゲティングして、
ポジショニングを形成する。

記事は分析する。
「コンビニは東日本大震災以降、
生活インフラとしての存在感が高まり、
これまでスーパーが担っていた
野菜など生鮮品の取り扱いを強化した」

これはコンビニエンスストアのフォーマット化現象。
業態が成長し、発展し、飽和に近づくと、
業態からフォーマットへの分化が始まる。

業態間では起こらなかった競争は、
フォーマット間では起こる。

それも高野さんと話し合った内容。
商業の現代化は進む。

ファミマの園芸キットは、
それを証明するような商品だ。

今週末から、
月刊『商人舎』4月号の入稿。

頑張ります。

仕事では、
「時の過ぎゆくままに」は、
許されない。

仕事は、
心の痛手を、
いやしてくれるが。

では、みなさん、
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉

2016年03月20日(日曜日)

ジジ、「春分の日」の幸福論[日曜版2016vol12]

ジジ デス。
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今日 ハ 春分ノ日。
ソシテ 日曜日。

カエッテ キマシタ。
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ボク ガ 死ンダ ノハ
1月4日。

冬 ガ 行キ
春 ガ 来タ。

一月 往ヌル、
二月 逃ゲル、
三月 去ル。

ボク モ 四月中旬、
去ル。

覚悟 ハ デキテイル。

デモ、オトーサン トノ 思イ出 ハ
大切 ニ シタイ。

ボク ハ 2005年 3月7日 生マレ。
050401d

生マレテ 2カ月
5月 ノ ゴールデンウィーク明ケ ニ
オトーサン ノ トコロ ニ 来タ。
050511-01ちんまり☆

ソレカラ 10年、
オトーサン ト 一緒 ダッタ。

毎年、 オ正月 ニハ、
写真 ヲ 撮ッテ モラッタ。

ソノ 2011年。
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オ屠蘇 モ イタダイタ。
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デモ、コノ 年 ノ 3月11日 ニ、
アノ 震災 ガ アッタ。
01_01

スベテ ヲ モッテ イッタ。
http://magazine.shoninsha.co.jp/wp-content/uploads/2014/03/01_12.jpg?_ga=1.41648289.2025378231.1457938440

2008年 ノ オ正月。
http://www.shoninsha.co.jp/modules/blog/wp-content/uploads/DSCN2075-e.jpg

コノ 年 ニハ、
本 ガ デキタ。
本と2

ボク モ 嬉シカッタ。
本と

商人舎 ガ 発足シタ。
結城挨拶

ボク ハ ズット 見テキタ。
おはよう2

ソノ 思イ出 ハ 忘レマセン。

オトーサン、アリガトウ。
ミナサン、アリガトウ。
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ボク ハ 幸セ デシタ。

アラン ハ、
「幸福」 ニ ツイテ 語ッテイマス。
「幸福である人以外には愛される人はいない」

アリガトウ。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2016年03月19日(土曜日)

「富士そば」丹道夫の「人を信じる」とショーンKの「禁断の詐称」

春分の日の三連休初日。DSCN9646-6

空も雲も、春です。DSCN9649-6

日が長くなって、
夕やけも美しい。DSCN9657-6

福岡と名古屋で桜の開花。DSCN9656-6

まだ明るいのに、上弦の月。DSCN9644-6

これも美しくて、心が安らぐ。DSCN9652-6

朝日新聞『週末別冊be』
「フロントランナー」の欄に、
富士そばの創業者登場。
丹道夫さん。

1日5万~6万食の売上げ。
首都圏に111店の直営店。
すべて24時間営業。

チェーン店は「名代 富士そば」
社名はダイタンホールディングス㈱。
7社の子会社が連なる。
年商83億円。

丹さんの経営。
一に立地、二に立地、
三四がなくて五に立地。

「商売の成否は立地。
どこに店を開くかで90%決まる」

「通りに面した1階で、人通りが多く、
2間(約3.6m)以上の間口がある物件」

「朝夕の5分間に100人以上が通るところ。
しかも黒っぽい服を着ている人が大切」

つまりダークスーツのサラリーマンがターゲット。

「いい物件をいかにすばやく得るか、
スピード感が大切」

「立ち食いそば屋は不動産業なのです」

それでいて、
「不動産業者から『成長が見込まれる』と、
薦められた場所には手をつけない」

「甘い言葉にはだまされません」

かけそば、もりそば、1杯300円。
「1杯300円という単価が、
立ち食いそば屋の基本です」

1935年、名古屋市生まれ。
父親を亡くし、母親の故郷愛媛県西条市に転居。
1951年、高校を中退。
上京と帰郷を繰り返しつつ、
八百屋や燃料配達など仕事を転々。
後に別の高校を卒業。

1960年、東京栄養食糧専門学校卒業。

61年、4度目の上京で、
埼玉県川口市に弁当店を開業。
65年、友人と東京で不動産会社を興す。
このころは面白いように儲かった。

66年、立ち食いそば店を渋谷に開業。
やがて店名「富士そば」に変更。

72年、B型肝炎発症。
不動産会社を退社し、
ダイタンフード㈱を設立。
店を24時間営業にした。

80年代に10店を超え、
社長1人では管理しきれなくなった。
そこで「現場は社員に任せよう」
88年にグループ会社に分社化。
社員に大幅な権限委譲をする。

同時に、店はほとんどを椅子席にした。
竹や石を配した和風の内装。
床には大理石を敷いた。
「女性客や家族連れを意識し、
明るくおしゃれにしました」

これはポジショニングの確立。

すると「収容人員は減りましたが、
売り上げは伸びた。
1日7万円だったのが
10万円台になった店もあります」

社是が面白い。
「雨降りには社長は傘になれ」

「普段は社員に任せていますが、
何かあったときには真っ先に飛んで
社員が困らないようにしなければなりません」

全店舗を年に4回のペースで回る。
社員とのコミュニケーションが目的。
しかし「接客の仕方や店の汚れを
チェックするようなことはしません。
京都の和菓子を持って
『頑張ってね』と声を掛けるだけです」

「店で働く従業員の採用も店長に一任です。
店長が気に入れば
前歴、学歴、年齢にかかわらず
採用しています」

「前歴、学歴、年齢にかかわらず」が、
本当に大事だ。

「でも各店舗から入金された売上げを管理し、
社員への給与や、業者への材料費の支払い、
金融機関への借入金の支払いなど
『出金の蛇口』だけは、
社長が自ら、開け閉めしています」

最後に、丹さんの「商いのコツ」
「『儲』という字は『信じる者』と読めます。
しかも『信』のニンベンは『人』という意味があります」
故倉本長治も同じように説明した。

「もうけるとは人を信じることなのです」

プロの作詞家で、ペンネームは「丹まさと」
五木ひろしや天童よしみにも詞を提供。

その作詞家の丹さんだからこそ、
言葉に意味を持たせる。

丹道夫さんと対照的なのが、
ショーンK。

日経新聞の『春秋』は昨日、
毎日新聞の『余禄』は今日、
取り上げた。

発信源はまたまた、
水曜日発売『週刊文春』のスクープ。

「ショーンKの名で
テレビ番組のコメンテーターをつとめていた人物の
経歴詐称疑惑」

「端正なマスクで人気の経営コンサルタントは、
米ハーバード大の経営学修士という
学歴を売り物にラジオやテレビで
企業家や企業経営について語っていた」

「その学歴も経歴もでたらめだったとわかり、
4月から予定していた番組の司会などを
降りることになった」

『春秋』のまとめ。
「クラウドやソリューションなどのカタカナを操り、
低音の美声でま くし立てられたら、
つい耳も傾く。感心もする。
こちらに知らないという不安や引け目が
あるからかもしれない」

そう、「知らないという不安や引け目」が、
原因となることが多いのだ。

『余禄』の総括。
「変えられぬ過去と、
才能と努力で変えられる未来、
そのはざまで禁断の過去の
塗り替えに手を染めたのならば
嘆息するしかない」

「儲けるとは人を信じること」
そして「才能と努力で未来を変えること」

もちろん、ショーンKのごとき人間、
絶対に儲け続けることはできない。

〈結城義晴〉

2016年03月18日(金曜日)

法政大学「倉本文庫」開設・柳井正講演そして岩崎高治取材

「弱さ」は「強さ」の欠如ではない。
「弱さ」というそれ自体の特徴をもった
劇的でピアニッシモな現象なのである。
〈松岡正剛〉

朝日新聞『折々のことば』は、
鷲田清一さんが、毎日、
いろいろな人の言葉を選んで、
コメントを加える。

フラジャイル 弱さからの出発』からの引用。
fragile」は「弱々しい、脆い、はかない」の意。

この後に続く一文。
「部分でしかなく、
引きちぎられた断片でしかないようなのに、
ときに全体をおびやかし、
総体に抵抗する
透明な微細力をもっているのである」

商売の立場からこれを読むと、
「顧客」のことを表現しているように思える。

さらに無理やり、
フィリップ・コトラーに結びつけると、
マーケット・ニッチャーの存在を教えてくれる。

一方、糸井重里の「今日のダーリン」
「なにひとつ、簡単なことなんてない」
このごろ、何度も口に出しているらしい。

「ある意味では
『励まし』のことばとして、
別の局面では、
じぶんたちへの『戒め』のことばとして、
こういうことを言っているように思う」

「簡単そうに見えることは、
あんがい難しいものだし、
難しそうに見えていることは、
やはり難しいものだ。
いやになるほど、
難しいことばかりなのだ」

同感。

糸井は、そして自戒もする。

「もしかしたら、
老人臭いことなのかもしれない。
若い人なら、もっと無鉄砲に
『簡単です』と走り出してもいいようにも思う」

「ある確率で大失敗することがあったとしても、
なにかのミスがあってあわてることがあっても、
そういうことがあっても、
ほんとうはいいのではないか
‥‥こんな気持ちも、実はある」

商業や商売は、
大いに失敗が許される。

そんな仕事だ。

糸井はコピーライターらしく結論を書く。
「なにひとつ、簡単なことなんかないね」
のぼくと、
「簡単簡単っと言って走り抜いてしまえよ」
のぼくは、
実は、まったく同じ人物である。

「フラジャイル」と「簡単なことなどない」

今日は、そんなことを考えつつ、
市ヶ谷の法政大学へ。
DSCN9639-6

外濠校舎6階の薩埵(さった)ホールで、
「倉本長治・初夫文庫」開設
記念公開セミナー。DSCN1886-1
タイトルは「店は客のためにある」

2009年の5月、法政大学に、
「流通産業ライブラリー」が設立された。
主管はイノベーション・マネジメント研究センター。
内容は流通に関する専門デポジット図書館。

すでに「ペガサス文庫」が開設されているが、
それは故渥美俊一先生主宰の、
チェーンストア図書館から贈られたものだ。

今回は、商業界倉本長治初代主幹と、
初夫二代主幹の個人蔵書約3100冊が、
このライブラリーに寄贈され、
「倉本文庫」が開設された。DSCN1888-1

それを記念した公開セミナー。

多くの関係者、受講者が集まった。
大高善興さんもそのお一人。
ヨークベニマル会長。DSCN1889-1

開会の辞を兼ね、
はじめは法政大学教授矢作敏行さん。
DSCN1896-1
テーマは、
「解題 商業界精神と戦後日本の流通産業」

この3月で退任する矢作先生。

学者の立場から、
商業界精神と倉本長治主幹の、
商業に果たした役割を整理してくれた。 DSCN1897-1
その中核となる思想は、
倉本長治の「商いの三位一体論」
「愛」と「真実」と「儲け」とが、
三位一体となって、
商業の近代化を推進した。

私にとっては、実にありがたい講義だった。

そして記念講演は柳井正さん。
ファーストリテイリング会長兼社長。
DSCN1902-1
柳井さんのテーマは、
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」

柳井さんのオフィスには今でも、
この言葉が書かれた額が飾られている。
2000年度毎日経済人賞を受賞した時に、
贈られた書だ。

講演の初めに柳井さんは、述懐した。
「このタイトルの言葉には、続きがある」

「店主とともに滅びる」

「結城さんに教えていただいた」

2005年に商業界商人大賞が設立された。
私が㈱商業界社長のときに、
推進し、新設したイベントだ。

その第1回商人大賞に柳井さんが選ばれた。

私は直接、柳井さんにお会いして、
この賞の意義と授賞の理由を伝えた。

その折に、倉本長治の言葉を贈った。
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
店主とともに滅びる」

柳井さんの講演は40分だったが、
実にエキサイティングだった。

柳井正とファーストリテイリングの、
決意表明のような講演だった。

「世界のトレンドは、
デジタル化とグローバル化です。
それによって世界は、
すべてつながっている」

「だから商売人は、個性を出しつつ、
世界につながっていかねばならない」

「私たちは、世界の人々と、
つながっていることを実感できる、
商品とサービスをつくって、
売っていきたい」

「それが商業者の使命です。
その決意と覚悟をもちたい」

久しぶりに柳井さんの講演を聞いて、
私は感動した。

柳井さんとは近く、
会って話をすることになった。

質疑応答の20分も、
あっという間に過ぎて、休憩。

そのあと、古舘邦彦さんが講演。
古館さんは新潟の浅川園社長。
そして商業界全国連合同友会会長。

ただし、私は、取材のため、
失礼した。残念。

急ぎ向かったのは、秋葉原。
㈱ライフコーポレーション東京本社。
岩崎高治社長へのインタビュー。DSCN1993-1

1時間ほどの取材だったが
なんだか不思議なインタビューだった。DSCN1998-1

第五次中期経営計画のもと、
ライフの改革は順調に見える。

しかし「なにひとつ、簡単なことなんてない」

それを「ロジカル」に、丁寧に、
岩崎ライフは仕上げていく。

その間に、店と、
そこで働く人たちが、
変わっていく。
DSCN2001-1
詳細は月刊『商人舎』4月号。

ロングロングインタビューとなります。
ご期待ください。

取材後、森下留寿さんが顔を出してくれて、
意見交換をした。
取締役経営企画本部長。DSCN2003-1

岩崎さん、森下さん、
それから広報の皆さん、
ありがとうございました。

最後に、先月の商人舎標語。

店はいつも客のためにある。

店は客のためにあり、
店員とともに栄え、
店主とともに滅びる。〈倉本長治〉

この三行の言葉には、
すべてに「店」の文字が使われる。
それだけ「店」は抜きがたい存在である。

商人はずっと店をつくってきた。
店をつくるのが商人の仕事だった。
店をより良くするのが商人の役目だった。

そして商人は店を変えてきた。
店を変えるのが仕事だったし、
店をより良く変えるのが役目だった。

21世紀に入ってから15年。
その店のつくり方がさらに変わってきた。
レイアウトの引き方も変化を遂げた。

しかし良い店はいつもカスタマーを向いている。
良い店はずっとアソシエーツをいたわっている。
良い店はこれからもリーダーの能力を最大化させる。

アウトスタンディングなポジショニング。
とんがりとこだわり。
店づくりはフォーマット戦略の基盤である。

しかしだからこそ、そこに、
アウトスタンディングな成果が要求される。
こだわり店舗にはとんがり収益性が必須となる。

店はカスタマーを歓喜させ、
アソシエーツを成長させ、
リーダーたちを躍動させる。

店はいつも客のためにあり、
店員とともに栄える。
そして店主とともに滅びる。

〈結城義晴〉

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