Everybody! Good Monday!
[2016vol14]
2015年第15週。
4月に入って、
桜満開。
春爛漫。
Weekly商人舎、日替わり連載は、
2週間販促企画。
Weekly Managementが基本。
それを1週間を重ねながら、
2週間スパンで考える。
常盤勝美の2週間天気予報も、
だから、どうぞ役立ててください。
日替わり連載の火曜日編です。
〈朝日俳壇より 富士吉田市・小俣紀子〉
富士が見える里で、
風とともに消える淡雪。
〈同 枚方市・上野鮎太〉
〈同 川崎市・池田功〉
18階の「ペガサス文庫」「倉本文庫」
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター内、
流通産業ライブラリー。
矢作敏行教授の案内で、
倉本文庫を見学。
商業界の創始者、
倉本長治主幹・初夫前主幹の
お二人の蔵書がこの春、
「倉本文庫」として誕生した。
3月18日に開設記念セミナーが開催。
文庫には今日、初めて訪れた。
学者や学生・研究者のための文庫創設は、
実に意義のある事業で、
矢作先生のご功績。
私も、とてもうれしい。
矢作さんには心から感謝。
法政大学前の交差点には、
ぽつんと佇むしだれ桜。
これも風雅。
でも桜といえば
やっぱりソメイヨシノ。
私も市ヶ谷駅までの
桜の遊歩道を楽しんだ。
倉本文庫を見て、
矢作敏行先生と、
アカデミズムとコンサルタンシーのこと、
倉本長治と渥美俊一のこと、
流通談義などを交わし、
さらに満開の桜を愛でて、
今日は、実にいい気分。
さて、新入学・新学期を控えた今、
㈱クラレが新小学1年生にアンケート。
「将来、就きたい職業」
男子の1位は「スポーツ選手」で24.2%。
わかる。
2位は「警察官」12.5%、
3位は「運転手・運転士」8.6%。
そうか、いい傾向だなぁ。
女子はなんと、
1位「ケーキ屋・パン屋」の32.6%、
2位は「芸能人・歌手・モデル」12.7%、
3位「花屋」5.5%。
ケーキ屋・パン屋、花屋、
いいですね。
糸井重里の『ほぼ日刊イトイ新聞』
先週のその巻頭言「今日のダーリン」
「商売」ということばについての考察。
「あの人は商売人だから」
「あいつは商売がうまいんだよ」
この使い方をされる場合、
「『商売』ということばは、
ずるいとか汚いというような意味が
含まれている」
「その裏返しとして、
じぶんや身内のことを、
『どうにも商売がへたでしてね』と言う人は、
どこかに『つまり汚くないです』と
自慢しているような意味が
表現されているように思う」
「商人と屏風は、
曲がっていないと立たない」
この言葉に対して倉本長治は、
石田梅岩の『都鄙問答』(とひもんどう)を引いて、
反論した。
「商人も屏風もどちらも、
まっすぐで平らなところにしか、
立たない」
そして糸井。
「商売がへただとか
苦手だということを、
ことさらに言い立てるというのは、
なんともおかしい」
賛成。
「じぶんの持っている力を活かすためにも、
他の人たちを活かすため、
どうしたらいいのか思ったら、
少なくとも『商売がへた』であることが、
どういうことなのかを、
考えるくらいはしたほうがいい」
朝ドラ『あさが来た』
糸井の述懐。
「とても気持ちよく見ていられたのは、
商売が、どういうものなのか、
主人公をはじめ登場人物たちが、
いつも一所懸命に考え
実行していることだった」
「あさの旦那の新次郎が亡くなった
4月1日の回で、
あきれるほど大泣きをしてしまった」
私は観ていなかったけれど。
「『商売』を、ずっと
観てたドラマだったなぁと思ってね」
矢作敏行さんと、
倉本長治や渥美俊一のことを、
話し合っていて、
商売のことを、
いつも一所懸命に考え、
実行する商人を、思った。
新1年生たちがなりたい、
ケーキ屋・パン屋、花屋、
そして警察官、運転士・運転手は、
そうしたまっすぐな人たちなのだとも思った。
私たちの社会の未来、
決して暗くはない。
では、みなさん、
今週も、Good Monday!
〈結城義晴〉