セブン&アイ・ホールディングス、
鈴木敏文会長兼CEOに続いて、
今度は村田紀敏社長兼COOが退任する。
毎日新聞が電子版でスクープ。
日経新聞も今回ばかりはずっと後れをとった。
毎日にリークする人間がいるようだ。
村田さんの辞任理由は、
「人事を巡る混乱の責任」
セブン&アイの新体制では、
会長職も空席となり、
CEO、COOといった役職も、
廃止される見込み。
取締役会は一気に若返るが、
だれが社長になるかに俄然、
注目が集まる。
鈴木さんは「新体制の指名はしない」 と明言、
村田さんは社外取締役の委員と協議して、
新体制を策定した上でけじめをつける。
残留が予測される取締役の面々〈敬称略〉。
取締役常務執行役員(CAO) 後藤克弘
取締役執行役員 伊藤順朗
取締役執行役員(CFO) 高橋邦夫
取締役執行役員 清水明彦
取締役執行役員(CIO) 鈴木康弘
取締役 井阪隆一
取締役 安齋隆
取締役 大髙善興
取締役 ジョセフ・マイケル・デピント
安齋さんはセブン銀行会長、
大髙さんはヨークベニマル会長、
井阪さんはもちろん、
セブン-イレブン・ジャパン社長、
デピントさんは米国セブン-イレブン・インクCEO。
役職順位ならば、
鈴木さん、村田さんの、
次の常務の後藤さんだが、
私はズバリ、
安齋さんあたりだと思うが、
いかがだろう。
さて今日は、
朝から東海道新幹線のぞみ。
新大阪に到着したら、
㈱万代の津田睦さんの案内で、
大阪市内の店舗を視察。
津田さんは人事部マネジャー。
最初に訪れたのが、
万代ミリオンタウン塚口店。
2016年2月9日にオープンして、
2カ月が経過したが、
絶好調。
JR宝塚線塚口駅前の再開発エリアへの出店で、
2階はクリニックモール、
1階に万代塚口店が入る。
突き当りが鮮魚。
天井や壁面のカラーを変えて、
コーナー化、ショップ化を意図。
鮮魚コーナーには対面売場を設ける。
そして左翼レジ側には、
インストアベーカリー売場を配置。
スープバーも導入している。
左翼入口に設けられカフェ。
2階のクリニックモールの受付状況が、
パネルで表示される。
お客は受診の順番が来るのを、
ここでお茶を飲みながら待つことができる。
ベテラン店長の藤本誠次さんと固い握手。
藤本さんがいる限り、
この店は大丈夫。
店の前のマンションの完全入居が終われば、
年商50億円の店になるだろう。
万代が最新のMDを加えたこの塚口店。
月刊『商人舎』で詳報する予定だ。
近隣にあるのがつかしん。
1985年開設の大型ショッピングセンター。
セゾングループ創始者・堤清二さんの時代。
堤さんが提唱した「街づくり」の理念を体現し、
当時、最も先鋭的な商業施設として、
話題になった。
2006年に、平和堂アル・プラザが入居。
約200の専門店、天然温泉、
さらにスポーツクラブなどで、
リニューアル。
その平和堂アルプラザ、
店舗面積1万3664㎡。
1階が食品館。
1品1品の商品が実に充実してきた。
2階に衣料売場。
火曜日の午後、
お客はよく入っている。
つかしんのパワーを活用して健闘中だが、
このフロアにさらに、
イノベーションが求められる。
塚口エリアを後に、門真市へ。
万代舟田店は、
4月8日に改装オープンしたばかり。
約ひと月の改装で、
ここでも最新MDを導入。
店舗面積は270坪と小ぶりだが、
小型店は万代の得意とするところ。
オープン記念セールが、
売場の随所で展開されている。
オープンしたての船田店。
相川徳央店長と
パートタイマーの辻本里沙さん、18歳。
頑張ってください。
最後にイオンモール四条畷。
2015年10月23日にグランドオープン。
核店舗のイオンスタイル。
実に、いい。
今日は火曜市で、
凄い賑わい。
イオンスタイル、ものになりそうだ。
2階は衣料売場。
3階はキッズ、
および寝具・家庭用品などの住関連。
イオンスタイルも非食品に、
一段のイノベーションが求められる。
4時間ほどの短い視察だったが
充実した時間だった。
万代本社に戻り、
津田さんと同じく人事部の
東尾里江さんと打ち合わせ。
加藤徹社長と阿部秀行常務。
5月に、阿部さんは新社長に、
加藤さんは会長に就任する。
持ち込みのボルドーとイタリアの赤ワイン。
もちろん美味い料理。
楽しい会話で、大いに満足。
最後は全員で写真。
前列右は下岡太一常務。
後列左が河野竜一執行役人事部長。
河野さんも5月に取締役に昇進。
おめでとう。
こちらは着々と、
執行部改革と人財対策が進んでいる。
私はそれらを見ている。
〈結城義晴〉