Everybody! Good Monday!
[2016vol22]
2016年も第23週。
5月の終わりにして、
今週水曜日から6月。
新緑の万緑となりゆく疾さ
〈朝日俳壇より 香取市・関沼男〉
「疾さ」は「はやさ」と読む。
新緑はあっという間に万緑に変わる。
季節の力、自然の力を感じさせられる。
〈同 西宮市・吉田邦男〉
暦の上では、今週から衣替え。
俳句では「更衣」と書いて「ころもがえ」
しかし東京・横浜は雨模様でちょっと寒い。
だから私は明るい色の合服。
しかし足取りは、やはり軽い。
〈同 長崎県波佐見町・増田竹廣〉
クールビズという会社や団体もある。
衣替えして、クールビズ。
こちらもささやかな自由。
例によって商人舎magazineの、
Weekly商人舎日替わり連載。
食育月間と環境月間の6月を強調。
まるでホールフーズのスローガンのようだ。
それが、今年の6月ということになる。
今週の私は、月刊商人舎6月号の締め切り。
原稿を3本書いて、入稿と責了をする。
その間も、アポイントが目白押し。
どうやって乗り切るんだろう。
今日は昼に、東京駅のサピアタワーへ。
8・9・10階フロアには、
大学のサテライトオフィスが並ぶ。
9階に流通科学大学・東京オフィス。
ここで石井淳蔵先生と対談。
3月まで流通科学大学学長、
現在は、その流通科学研究所長特別教授。
そして㈱碩学舎代表取締役社長、
学術本・教材などの出版社を経営する。
つまり私の同業。
石井先生は今日の話の中で、
ピーター・ドラッカーを引用した。
「あなたはどのような存在として、
人々に記憶されたいか?」
ドラッカーの有名な問い。
石井先生の場合、
学長・教授としてか、
研究者・著述家としてか、
出版社経営者としてか。
それとも長野県東御市の菜園家としてか。
などという話が出て、とてもよかった。
目が開かれるところもあった。
ありがとうございました。
雑誌を楽しみにしてください。
横浜商人舎オフィスに戻ると、
AJSネットワーク6月号が届いていた。
スーパーマーケット応援団長の辛口時評。
私が書く連載はもう102回目。
こちらも手に入る皆さんは、
ご愛読、よろしく。
明日の火曜日は、来客が2件。
明後日の水曜日は、
全国セルコグループトップ会。
木曜日は、
日本ボランタリー・チェーン協会。
その設立50周年記念大会。
そして金曜日は夕方から、
学習院マネジメントスクール講義。
私は現在、このスクールの顧問で、
DSCM基礎コースの第1回講座。
私は「流通概論」ほかを担当する。
こんな日々のなかで、
商人舎6月号を仕上げるが、
絶対に手を抜かない。
私はこれまで、
原稿執筆と雑誌・書籍制作、
そして講演や講義には、
一度も手を抜いたことがない。
結果として失敗したことは、
まま、あるけれど。
今週も、そんな1週間。
なぜ、手を抜かないか。
それが私の仕事であり、
楽しみでもあるからだ。
昔々、二人の司会者がいた。
巨泉とマエタケ。
大橋巨泉は、
趣味を仕事にした。
前田武彦は、
仕事を趣味にした。
どちらかに決めろといわれると私は、
マエタケ派かもしれないが、
私にとって仕事は趣味ではない。
一生懸命やり続ければ、
仕事は楽しみになる。
私はどのような存在として、
人々に記憶されたいのか?
出版人か、著述家か、
講演者・講義者か、
知識商人教育者か、
商業現代化の啓蒙者か、その運動家か。
はたまたアマチュアゴルファーか。
いずれにしても、
どれにも手は抜かない。
ゴルファーのところは、
明らかにちょっと足りないけれど。
私にとって、
どれが一番楽しみとなるのか。
それによって、ドラッカー先生の問いへの、
解答を出すことができる。
それだけは間違いない。
そして、
一番の楽しみとなることは、
一番の苦しみを伴う。
これも確かなことだ。
では、みなさん、今週も、
苦しみましょう、楽しみましょう。
Good Monday!
〈結城義晴〉