Everbody! Good Monday!
[2016vol39]
2016年第40週。
9月最後の週で、
今週土曜日から10月。
あとは一気呵成に、
年末までなだれ込む。
私は10月、11月と、
半月ずつアメリカ出張。
その間に、
米国大統領選挙は、
最大の盛り上がりを見せ、
11月8日が投開票日。
それまでにテレビ討論会が、
三度開催される。その第1回討論は今夜。
日本時間で明日27日の午前。
ニューヨーク市郊外。
ヘンプステッドのホフストラ大学。
民主党候補ヒラリー・クリントン、
共和党候補ドナルド・トランプ。
その直接対決。
第1回テーマは三つ。
①米国の進路
②繁栄
③安全保障
司会者を挟んで、
それぞれのテーマを、
30分間ずつ。
合計90分で議論する。
今回は面白いショーかもしれないが、
何かを生み出す議論にはならない。
合衆国大統領候補の討論ならば、
次の時代が見えてくるような、
夢とビジョンと実のある、
ディスカッションを望みたいが。
それにしても、
大関豪栄道豪太郎。
大相撲秋場所で全勝優勝。
大阪府寝屋川市出身境川部屋。
本名・澤井豪太郎、30歳。
カド番からの全勝優勝。
涙の初賜杯、見事。
日本人力士としては、
20年ぶりの全勝制覇。
1996年秋場所の横綱貴乃花以来。
身長183cm、体重160kg。
右四つからの寄りは正攻法。
しかし今場所でも、
横綱日馬富士を破った一番のように、
首投げも鋭い。
日経新聞・吉野浩一郎記者。
相撲界の「乱世」を、
予見して、鋭い。
31歳の大横綱白鵬は、
休場して「違ってきた」と発言。
今年の初場所で大関琴奨菊が、
日本人として10年ぶりの初賜杯。
春場所からは大関稀勢の里が、
3場所連続優勝争い。
新旧勢力が入り交じっった移行期を、
記者は「乱世の土俵」と評する。
大横綱千代の富士時代と、
次の大横綱貴乃花時代の合間。
大関霧島が生涯唯一の優勝、
琴富士、琴錦、水戸泉らは、
平幕優勝。
貴乃花時代から横綱朝青龍時代の間、
出島、武双山、貴闘力、そして琴光喜が、
ただ一度の優勝を飾った。
今、その状況に酷似している。
照ノ富士、逸ノ城らモンゴルの大器。
高安、御嶽海、遠藤ら日本のホープ。
「はたまたまだ見ぬ新星か。
ゆっくりではあっても
時計の針は前にのみ進み、
戻ることはない」
こんなときが、
大相撲は一番面白い。
さて、秋は深まる。
善人と察して停る赤蜻蛉
〈朝日俳壇より さいたま市・町田蚕子〉
豪太郎の肩には赤とんぼが、
とまりそうだ。
指揮棒の先より秋の広がりぬ
〈同 塩尻市・古厩林生〉
さわやかな旋律が聴こえてくる。
久しぶりに日経俳壇にいい句があった。
秋蟬のひと節鳴いて風となり
〈東京都・野上卓〉
そんな昨日は、
神奈川県大磯。
レイクウッドゴルフクラブ。
雲の切れ間に、富士の姿。
前のパーティは、
中居正広くんのグループ。
といってもSMAPのメンバーではない。
最近の心労を癒すために、
ごく親しい仲間たちが、
プレゼントしたラウンドらしい。
若い人たちのように、
サインをもらったり、
一緒に写真を撮ったりはしない。
遠くから、その心労を察しつつ、
静かにラウンドした。
中居くんも44歳になった。
芸能界の乱世が彼を待っている。
神奈川県藤沢市出身。
私はその藤沢に本部を置く、
㈱ロピアの会長・社長とラウンド。
高木秀雄さんは73歳、
高木勇輔さんは34歳。
私は勇輔さんが高校生の頃から、
秀雄さんとはながい付き合い。
昨年度小売業ランキングで、
133位のロピア。
年間売上高は819億1600万円、
前年比116.8%。
経常利益は34億5300万円、
こちらは114.1%。
会社は絶好調だし、
戦略は間違っていないし、
実にいい親子関係だし、
人財も集まっているし、
そのうえ、お二人とも、
ゴルフもいい線を行っている。
少なくとも傷心の中居くんよりも。
1年に二度ほど一緒に、
ゴルフプレイを楽しむ。
私もいい気分になる。
アメリカ出張など、
超多忙な中、
実に爽快なひと時だった。
ありがたい。
そういえばSMAPの1998年の名曲。
「夜空ノムコウ」
あれからぼくたちは
なにかを信じられたかなぁ
夜空のむこうには
明日がもうまっている
〈作詞・スガシカオ、作曲・川村結花〉
豪栄道豪太郎にも、
高木勇輔にも、
中居正広にも、
明日が待っている。
時計の針は
前にのみ進み、
戻ることはない。
なにかを信じられたなら。
もちろん、
高木秀雄さんにも、
結城義晴にも。
みなさんにも。
では、今週も、
Good Monday!
〈結城義晴〉