今朝の日経新聞の束の真ん中、
22面23面。
ベッキー。
宝島社の企業広告ページ。
この「背中ヌード」写真が、
見開きいっぱいで掲載された。
髪をばっさり切って、
やせぎすの上半身。
魅力的だ。
コピーは、
「あたらしい服を、さがそう。」
アサツーディ・ケイ三井明子作。
ディレクションは、
三井とADKアーツ能丸裕幸。
スキャンダルで落ち込んだ、
女性タレント。
そんなときこそ、
神奈川県人の肝っ玉を見せろ。
ふたたびトップをめざせ。
それにしても、
昨夜のプロ野球パ・リーグ。
埼玉・西武プリンスドームで、
ファイターズの優勝が決まった。
大谷翔平の1安打完封。
最後の1球は、レフトフライ。
チームもシーズン序盤は不振だった。
6月下旬、首位ソフトバンクに、
最大11.5ゲームの差。
それを7月中旬の15連勝などで、
猛追し、最終盤で逆転。
栗山英樹監督、55歳。
就任初年度の2012年以来、
4年ぶり2度目のペナントレース制覇。
大谷様様のレース展開ともいえるが、
その大谷の「二刀流」という異端は、
栗山によって後押しされ、
王、長嶋やイチローにもなかったし、
メジャーリーグにも見られない、
特異のポジショニングを築いた。
すばらしい。
本物のヒーローは、
こういった土壇場の晴れ舞台でこそ、
淡々と力を発揮するものだ。
さて商人舎magazine。
Daily商人舎は、
昨日、今日と充実。
昨日は国内ニュース。
ドン・キホーテ、
保育施設「ドンキッズ」開設
働き方改革を志向して、最近は、
「保育施設併設型店舗」が多い。
ドンキは何でも速い。
そしてこの会社、
ネーミングが、うまい。
そして今日のニュースはアメリカから。
全米小売業2016年
ハロウィン市場は84億$
ここで、クイズ。
アメリカ人が、
ハロウィン商品を購入するとき、
ダントツ47%がある業態。
さてその業態は何か?
まず、考えてほしい。
答は、Daily商人舎に。
さてさて今日は朝から、
東横線で多摩川を渡る。
この川が神奈川と東京を隔てている。
目黒線、三田線と乗り換えて、
御成門駅へ。
雨模様だが、
東京タワー&はとバス。
それを地蔵が見ていた。
芝大門センタービル4階。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
今日は臨時株主総会。
そのあと毎月の取締役会。
もう、この会社では、
私が一番古い取締役となった。
現在の社長・米倉裕之さんに、
私は全幅の信頼を寄せている。
もちろん、ときどきだが、
手厳しいことも言うけれど。
この会社の社会貢献度は、
弥益(いやま)すばかり。
その意味からも、
全役職員でミッションを共有して、
ビッグデータの活用に、
イノベーションを起こしていきたい。
今日はほんとうに、
そう思った。
ランチミーティングをしてから、
横浜商人舎オフィスに戻る。
月刊商人舎の原稿作成と、
入稿業務の真っ最中。
遅ればせながらそれに加わって、
あとはいつになることやら。
AJSネットワーク10月号が到着。
私の連載は第106回となった。
タイトルは「辛口時評」
「スーパーマーケット応援団長」の、
という注釈が前に入る。
今月の特集は、
第12回チェッカーフェスティバル。
表紙はこのイベントに出演した、
33社33人のチェーカーズの笑顔。
そのうち優秀賞は4人。
㈱とりせんの根岸美咲さん、
㈱田子重の青嶋美和さん、
㈱ヤマナカの大竹千晴さん、
そして㈱スーパーナショナル、
岩崎めぐみさん。
おめでとう。こころから。
このチェッカーフェススティバル、
毎年毎年、企画や運営に改革が図られ、
進化がみられる。
今回のコンセプトは、
「普段の自然な接客・応対」
とても、よい。
コンテスト用に、
非日常の接客技術を競っても、
実務上はあまり意味がない。
「自然さ」を実現させるために、
審査員をトレーナーの人たちに代え、
投票方式を採点方式に代えた。
二日目の講演会も、
グループディスカッションに代えて、
その成果発表会も実施した。
このスーパーマーケット協会らしい、
ロマンとリアリティが両立した、
チェッカーフェスティバルだ。
7月14日、15日。
私は大阪出張で、
出席できなかったが、
機関誌の誌面からも、
それがよくわかった。
ただし、一つだけ、
惜しいなぁと思うこと。
優秀賞4人はおめでたいが、
最優秀賞をやはり、
決めてあげてほしい。
モティベーションが違う。
かつては優勝、準優勝を選考していた。
しかし、賞をとることが目的化してくる。
レース型競争の弊害が、
目に余るほどに出てくる。
そこでチェッカーコンテストを、
チェッカーフェスティバルに改めて、
金・銀・銅を廃止した。
それはよくわかるし、
その時点では正しかったと思う。
この協会らしい論理性があった。
しかし、あらためて、
「自然な接客」をコンセプトにして、
それを競うのだから、
最優秀くらいは、
決めてあげるのがいいだろう。
論理性というよりも、
人間心理や感情の問題だ。
私なら、やはり、
最優秀を目指すほうが、
やりがいがある。
レース型競争から、
コンテスト型競争へ。
時代は変化する。
常々、私はそう言っている。
しかし、レース型競争は、
絶対になくならないし、
なくなってはいけない。
レース型競争一辺倒の状況に、
コンテスト型競争が加わって、
それが豊かさや多様性を生み出す。
ノンコモディティ商品の、
専門性・独自性も必要だが、
コモディティ商品の経済性、低価格性も、
生活者にとって必須のものだ。
ブルーオーシャン戦略を唱えた、
チャン・キムとレネ・モボリュニュも、
レッドオーシャンは必要な市場だと、
釘を刺している。
だからチェッカーズのやりがいを、
もっともっと高めるためにも、
最優秀賞を設けてあげてほしい。
まったくの個人的な見解だが、
あえてそう言っておこう。
トップをめざすから、
美しい。
〈結城義晴〉