Everybody! Good Monday!
[2016vol46]
2016年の第47週。
今年も、もうあと7週。
1月1日の週を第1週と数えるから、
端数の日を入れると、
1年は53週まであることになる。
だからあと7週。
カウントダウンは始まった。
ウォルマートは全店で、
クリスマスまでの
カウントダウンをしている。
これはほとんどのアメリカ人に、
周知されている。
アメリカでは、全米の大都市で、
アンチ・トランプ・デモンストレーションが続く。
手と手をつないで、抗議する。
湖の周りをこの結んだ手で囲んで、
アンチ・トランプの意思を表明する。
朝、目覚めると、ミシガン湖。
コングレスプラザ・ホテルからは、
ダウンタウンが近い。
ホテルの前にはグランドパーク。
この公園の中心に、
世界最大級のバッキンガム噴水がある。
7時15分に集合・出発。
空港までのリムジンバスでは、
いつものように最後の講義。
万代の阿部秀行社長と、
下岡太市副社長にメッセージをもらって、
あとは理念とビジョンを語った。
30分でシカゴオヘア国際空港。
帰国組を送り出して、
万代ドライデイリー会の、
第15回研修会は無事終了した。
その後、私は、
アメリカン航空。
飛び上がると、
シカゴの全米第3の大都市圏。
ロッキー山脈を越えて、5時間。
大平原が延々と続いた後は、
雪をかぶった山脈。
アメリカは広い。
そしてニューヨークから3時間、
シカゴから2時間の時差の、
ベイエリアへ。
サンフランシスコで、
次の仕事が待っている。
さて昨日のシカゴ最後の研修。
まずは一番目に、
フレッシュ・ファームへ。
たった4店舗のインディペンデント。
しかし青果部門、
ボリューム陳列は圧巻。
ニューヨーク・マンハッタンの、
フェアウェイマーケットを、
さらに洗練させたイメージ。
奥主通路には、
海産・畜産の対面とセルフ売り場が、
ボリューム感たっぷりに展開される。
その鮮魚部門は、
氷を敷き詰めてプレゼンテーション。
グロサリーもボリューム陳列。
そして安い。
メキシコ人向け、東洋人向け、
そして東欧人向けなど、
マイノリティ向けのマーチャンダイジング。
まさに国際的な品揃えが特徴。
そしてその中心に、
鮮度あふれる青果がある。
続いて二番目に、
ミツワ・マーケットプレース。
屋根瓦を施して日本風の、
スーパーマーケット。
入り口を入ると日本の果物。
そしてフードコートが大賑わい。
スーパーマーケットは、
欠品だらけで、何とかしてほしいが、
これは面白い商品だった。
USDAプライムビーフのすき焼き用。
しかも安い。
いっそのこと、
イータリーの日本版に、
チャレンジしたらいいのに。
残念だ。
三番目はアルディ。
ドイツからやってきたボックスストア。
アメリカで約1400店。
どんどん進化している。
この店は入り口に、
ワインを持ってきた。
そして牛乳は1ガロン1ドル79セント。
1リットル47円。
そしてレジは驚くほどスピーディ。
低価格というコンセプトは、
どんな都市でも、どんな客層でも、
否定されることはない。
四番目は、
マイヤー。
アメリカ中央部で222店を展開し、
年商は159億6300万ドル。
1兆5963億円。
1962年から総合スーパーを始めた。
ウォルマートのスーパーセンターは、
1988年のスタートだから、
食品とノンフードの結合フォーマットは、
マイヤーが草分けということになる。
しかしグリーター制度を設けたり、
ウォルマートをしっかり学んでいる。
店長のミネッシュさんにインタビュー。
「ウォルマートで22年働いた。
しかしこちらのほうがいいよ。
給料は、まあ、同じくらい」
生鮮食品などウォルマートに、
勝るところがあるが、
非食品はやはり、
かなりの差がある。
五番目は、
そのウォルマート。
入り口にはクリスマスのパネル。
「早仕掛け」はウォルマートの、
専売特許。
クリスマスのキャンディ売り場。
「際の勝負」をイメージさせるために、
「Sunday, December 25」を強調。
ハンガー陳列のアパレルも、
やはりマイヤーの上を行く。
そしてトイ・ランド。
クリスマスショップはもう大盛況。
そしてシカゴ・カブスのグッズ。
一番安くて、品質もそこそこ。
品揃えはマイヤーを圧倒。
この店は生鮮とデリを置いていない。
それがウォルマートにとって、
一番収益性が高いフォーマットだ。
ハワイと同じ。
ということは、ウォルマートにとって、
テキサスほどに厳しい敵が、
シカゴにはいないということ。
テキサスにはクローガーがいる。
HEBがいる。
だからかの地では、
ウォルマートはほとんどの店が、
フル装備して戦っている。
最後の最後は、
トレーダー・ジョー。
もうおなじみの変則レイアウト。
変則レイアウトもおなじみになると、
これしかない、と思えてくる。
フィアレスフライヤーのエンド。
そしてジョーズ・ランチ。
精肉売り場。
最下段にはターキー。
サンクスギビング商材。
安くて、うまい。
1ポンド1ドル99セント。
1ポンドは454グラム。
そして新製品のワイン。
ピノノワールのプレミアムリザーブ。
プライベートブランドで14ドル99セント。
断然のお買い得品です。
トレーダー・ジョーに代わって、
宣伝したくなるくらい。
すべての視察研修を終えて、
ミシガン湖の絶景の夜景スポットへ。
ほっとして、笑顔です。
最後の晩餐は、
ロウリーズ。
シックなインテリア。
超有名なローストビーフの店。
メイドさんがサラダを作ってくれる。
名物のスピニングボウルサラダ。
氷を下に張ったボウルに、
サラダをいれてくるくる回して和える。
これがうまい。
ローストビーフは、
シェフが切り分けてくれる。
この厚さでなければいけない。
付け合わせを盛り付けて、
最後にソース。
絶品です。
最高の食事と、
最高のワイン。
楽しんだら、
ドライデイリー会幹部のご挨拶と、
阿部社長、下岡副社長のメッセージ。
そして恒例の「大阪締め」
中筋浩二さんが決めた。
万代グロサリー・住関部執行役員。
第15回万代ドライデイリー会米国研修。
これにて終了。
帰国してからの成果に期待したい。
私の旅はまだまだ続く。
気力を振り絞って頑張ります。
みなさんも、年末まで、
気力を振り絞って、
Good Monday!
〈結城義晴〉