忘年会続きです。
酒も好し料理も美味し年忘
〈西川寿賀子〉
「年忘」は「としわすれ」で、
忘年会のこと。
私は、飲み疲れ。
しかし、考えてみると今年は、
風邪もひかず、病気もせず、
元気に一年を過ごすことができた。
ありがたや、ありがたや。
今日は午前中、
㈱成城石井の管理本部から、
三人の皆さんが、
商人舎オフィスにやってきてくれた。
といっても、成城石井本社から、
商人舎まで歩いて5分。
隣組なのです。
深澤祐三子さん、
千葉文雄さん、
石井香名さん。
千葉さんは人事部部長、
深澤さんはCS推進課主任、
石井さんは採用教育課。
社長の原昭彦さんは、
コーネル・ジャパン奇跡の2期生。
現在、親会社がローソンになったけれど、
とてもいい経営状態で、
来年の創業90周年を迎える。
おめでたいときに、
100周年に向けて、
さらなる成長を期する。
夕方、東京・青山へ。
成城石井青山店。
青山通りに面した小型店。
24時間営業で、
生鮮三品、惣菜までそろった、
スーパーマーケット。
入り口からワンウェイコントロールで、
突き当りに精肉の対面売場がある。
もちろん、成城石井自慢の、
プライベートブランドも満載。
その青山通りを挟んだ向かい側に、
ヴィルマルシェ。
こちらはイオンの小型実験店。
11月25日にオープン。
オーガニックコーヒーが、
今年いっぱい100円で販売される。
こちらはアップスケールした、
エクスプレスストア。
なかなかによろしい。
ビオセボンの要素も盛り込んで、
オーガニック商品も、
PBのグリーンアイも満載。
イオンの「都市シフト」戦略の一環で、
アップスケールタイプとして、
意欲的な実験店だ。
その後、夕方には、
築地「天竹」
明治創業のフグの名店。
USP研究所の「望年会」
USPは「ユニバーサル・シェル・プログラミング」の略。
流通関連の情報システムを、
Linuxを駆使して構築するIT企業。
當仲寛哲さんが主宰。
創業13年目を迎え、
スタッフは今年50名を超えて、
ポルトガルとカナダに、
関連会社を設立。
国際企業にならんとする。
その當仲さん、かつて、
6人の仲間と、この「天竹」で、
忘年会を開いた。
それがいまや、
130人が集まる、
全館借り切りの、
大「望年会」となった。
私たちのテーブル。
その後、二次会はいつもの、
銀座の森夢林。
大久保恒夫さんと、
カラオケ三昧。
㈱セブン&アイ・フードサービス社長。
今年もいい年でした。
〈毎日新聞『余禄』から。大橋桜坡子〉
さて、丹羽宇一郎さん。
伊藤忠前会長。
日経オンラインの経営者ブログ。
「ニュースに事欠かない一年」
「このまま黙って新しい年を
迎えるには何ともスッキリしない」
底流に共通した根本問題がある。
それをズバリ、言い切る。
「権限と責任の問題です」
例えば第1に、
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」
茶番劇のような状態が続いている。
「原発を何が何でも推進したい
電力業界の『村民』と、
政府という『名主』の出来レース」
そしてひとこと。
「技術は
ウソをつきませんが、
技術者は人間ですから、
時として
ウソをつきます」
例えば第2に、
築地市場の豊洲移転問題。
「誰が、いつ、どこで、
どんな決定をしたのか」
「決定する権限を持った人間は
それだけの責任を負うもの」
丹羽さんは“TDR”という要素を使う。
透明性(Transparency)
情報公開(Disclosure)
説明責任(Responsibility)
TDRの3要素を満たしてはじめて、
ガバナンスが発揮される。
「権限と責任というものは
常に裏表の関係にあります」
「無責任に決められたことを
おざなりに放置してしまうことは、
日本人の最も悪い習慣という以上に
文化とさえ思われます」
年の瀬に、
新しい「年」を望みつつ、
TDRの「権限と責任」を思った。
〈結城義晴〉