結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年01月04日(水曜日)

ジジ、一周忌のメッセージ「未来を見つめて生きる」

今日はジジの命日。
一周忌です。DSCN8963-2016-4-10-6

昨年の1月4日午前11時49分。
息を引き取りました。
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生まれたのは2005年3月7日。
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このブログにも、
411回登場してくれました。
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正月には毎年、
私とツーショットで、
あいさつをしました。
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昨年4月12日が100カ日。
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もう戻ってくることはありません。
それでもジジは教えてくれました。
DSCN8963-2016-4-10-2222

「死というものは、
そのことを考えずに、
突然それを受けるほうが
耐えやすいものである。
これに比べて、
死について考えることは
たとえ死の危険が
なかったとしても

はるかに耐えがたいものである」
〈『パンセ』断章一六六〉

ジジの死によって、
多くのことを考えました。
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「あなたが
死をおそれるときは

死はまだきていない。
死がほんとうにきたとき
あなたは
そこにいない。

だから死は、
おそれるにあたらない」
〈エピクロス〉

そう、死は恐れるにあたらない。IMG_6902-4-10

哲学者の雨宮民雄さんが書いています。
「日常の世界にも同じくらい
不思議なものが登場します。
それは、未来です。未来は、
やがて経験することになる時間のことと、
思っている人が多いのですが、
それは違います」

「現在や過去と異なり、
未来は、
経験の彼岸に設定された時間です。
日常的には現在と過去だけでも
人間は生きられます。
それでも、世の中の動きに
ただ
合わせるだけの人生に満足できずに、
主体的に生きようとする人々は
未来を見つめて生きています」

「その人たちの見つめる未来像は
幸福の国、ひとつの天国です」

「死んだらどうなるかの問いは、
ときに生きることから逃避する
投げやりな姿勢の現れともなりますが、
人類が長い歴史を通して、
問い続けてきた問いで
あることを考えますと、

人類の生き残り作戦の
ひとつではないか

と思われてなりません」
〈中央公論新社刊『子どもの難問』より〉
IMG_6903-4-10

ときどき、未来の世界から、
ジジが帰ってくるような気もします。

ジジに限りません。

多くの人たちが、
「経験の彼岸に設定された時間」から、
現在の私たちを見つめてくれています。

私はただ、世の中の動きに
合わせるだけの人生に満足せず、
ひたすら、主体的に生きようと思います。
未来を見つめて生きていきます。

ジジが昨年の今日、
そのことを教えてくれました。
そして毎年正月の4日に、
考える機会を与えてくれました。
DSCN8963-2016-4-10-66666
ありがとう。

さようなら。

〈結城義晴〉

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