月刊商人舎2月号、本日発刊!!
特集は、
地球イータリー化現象
Global EATALY Phenomenon
[covermessage]
2007年、イタリア・トリノ。家電量販店「Unieuro」を経営していた辣腕の実業家Oscar Farinettiが、その家電店チェーンを売却して、決然と EATALYをオープンさせた。EATとITALYを合わせた造語。イタリア料理を食べさせ、イタリア食材を売る店。リテールとフードサービスの融合。もちろん、イタリアの「スローフード」から決定的な触発を受けた画期的な新フォーマットだった。この店が2008年、日本の東京・代官山に出店したが、残念ながら衰微して閉鎖。しかし2010年、ニューヨーク・マンハッタンに進出したEATALYは、世界で最もホットでトレンディな超巨大都市で、大化けした。EATALYは現在、世界11カ国に35店舗。地球規模で勢いを増している。それだけではない。EATALYのコンセプトに影響を受けた内食と外食の産業レベルの融合化現象が、流通先進国に続々と現れている。それを「地球イータリー化現象」と呼ぼう。日本では最大流通小売業のイオンが、イータリー化現象を学習し、新時代の中核店舗「イオンスタイル」のコア機能として独自の展開を見せる。この潮流は21世紀フューチャーストアを体現して、留まるところを知らない……。
[Message of February]
仕事の垣根を越えよう!
結城義晴の巻頭論文
ポストモダンのEATALY論
「Grocerant」コンセプトとの
決定的な差異はここにある!
イータリー・アジア・パシフィック㈱
甕(もたい)浩人社長に聞く
EATALYの海外戦略と
日本市場への再挑戦
NYC DOWNTOWNの全貌
15フレッシュ部門&1カフェ8レストラン市場
NYC FLATIRON
イータリーの名を世界に広めた記念碑店
EATALY CHICAGO
5850㎡2層に23レストランとマイクロブルワリー新設
イータリー・コンセプトの本質を解明する
マルチ・コンセントと体験価値の4E
仏版イータリーLe District
フレンチをテーマに物販&フードサービス
[商人舎magazine]
Chelsea MarketのEATALY現象
[特別企画]
イオンスタイルの
イータリー化現象
総合スーパー「フォーマット転換」のキートレンドを追う
イオンスタイル板橋前野町石井教裕店長
「マルシェダイニング」イータリー化の共振
イオンスタイル御嶽山駅前嶋内久美子店長
バル&イートインカフェ活用の試行錯誤
イオンスタイル碑文谷町野弘幸店長独白
「ふだん使いがプレミアム」の「7つの楽しみ」を提供する!
……………………………………………………
いかがだろうか。
商人舎編集部、渾身の特集。
ご愛読願いたい。
「世界中どこにおいても、
食べものが人々を
ひとつにし、
食べることが
すべての人を
団結させます」
オスカー・ファリネッティの言葉が、
心に響く。
さて今日は朝から、
東京・池尻の東邦大学付属病院。
目の検査と診察。
眼圧は右目12、左目14。
すこぶる、いい。
一安心。
私の右目の寿命は、
私自身の寿命より、
確実に短い。
富田剛司教授から、
言い渡されている。
だから、丁寧に検査をし、
検診を受ける。
池尻からの帰りに中目黒へ。
ピカール第3号店。
店内はずいぶん、
フランスの本物の店に近づいた。
内装にはフランスの香りが充満。
POPもプライスカードも、
もちろん什器も、
フランス風日本のピカール。
デザートも本場の商品。
編集部スタッフへのお土産に、
購入しました。
素晴らしい。
この店のスタディは来週、
Weekly商人舎週刊特別企画で、
お届けする。
その週刊特別企画は、
生団連新会長小川賢太郎
「抱負と決意」を語る
「メイド・イン・ジャパン」と、
「フロム・ジャパン」
ルワンダでのフェアトレード活動。
そして「ワーク・ライフ・シナジー」
自分の言葉を使って、
本音をズバリと言い切る。
面白い会長が登場した。
期待しましょう。
帰社すると、
常盤勝美さんが、いた。
(株)ライフビジネスウェザー取締役、
ビジネス気象研究所所長・気象予報士。
昨年の月刊商人舎8月号。
商品前線異常なし!
ウェザーMDの決定的新機軸
この8月号は、
常盤さんの特集号だった。
さらにMonthly連載では、
実践ウェザーデータマイニング
2017年1月の着目点
Weekly商人舎では火曜日に、
常盤勝美の2週間天気予報
若いけれどこの分野の、
第一人者になってくれた。
うれしい限りだ。
いま、単行本を執筆中だとか。
発刊されたら、みなさん、
読んでください。
最後に、またまた、トランプ政権。
昨日の続きにもなるけれど今度は、
ケリーアン・コンウェー大統領顧問。
FOXテレビのインタビューでコメント。
「イヴァンカ・トランプ」ブランドに対して、
「すてきな商品で、私も持っている。
無料で宣伝させてもらう。
皆さん、いますぐ購入を。
オンラインでも見つかります」
下院監視・政府改革委員会の、
チェイフェッツ委員長。
トランプ大統領と同じ共和党だが、
「明らかに一線を越えており、
容認できない」
なんと知性の感じられない、
政権なのだろう。
明日は建国記念の日。
ワシントンDCに行っている、
わが安倍晋三日本国首相。
そのことを忘れずに、
凛とした態度、対応を、
お願したいものだ。
「世界中どこにおいても、
食べものが人々をひとつにし、
食べることがすべての人を
団結させます」
オスカー・ファリネッティは語る。
さらにつぶやく。
「空腹を満たすためだけに
食事をするよりも、
教養と知識をもって
知性的に
食事をすることに、
賛同してくださるよう願っています」
商売にも政治にも、
知性は必須だと思う。
現代先進国は、
間違いなく知識社会なのだから。
〈結城義晴〉