早稲田大学大隈講堂。
今日は都の西北へ。
キャンパスでは入学試験。
早稲田大学文化構想学部。
2007年4月に新設された学部。
第一文学部と第二文学部が再編され、
文化構想学部と文学部が設置された。
文学部は伝統的な人文学・文化学、
文化構想学部は、その人文学・文化学の、
学際的・横断的な研究・教育実践をする。
私はリーガロイヤルホテル東京へ。
壽里茂先生を偲ぶ会。
私の恩師。
早稲田大学名誉教授。
昨年10月13日にご逝去。
90歳だった。
その日、私は、ニューヨークにいた。
考えてみると、いつも、
こういった時には、
アメリカにいる。
壽里先生は大正15年生まれ。
私の父と同じ年。
それだけではない。
故渥美俊一先生とも同年。
父が逝ったときにも、
渥美先生のご永眠のときにも、
私はアメリカにいた。
私の母も大正15年生まれで、
まだ、存命だが、
もうおひとり、清水信次さんとも同年。
ライフコーポレーション会長、
日本小売業協会会長、
日本チェーンストア協会会長。
この寅年生まれの人たちに、
私は世話になりっぱなしで、
ここまで来た。
その壽里先生を偲ぶ会は、
壽里茂ゼミ稲門会の主催。
司会は事務局長の内藤邦夫さん。
(株)カーヴドリラックス取締役社長、
昭和58年卒業。
初めに1分間の黙祷。
それから献杯。
壇上には先生の遺品が展示された。
瑞寶中綬章の額。
正五位。
アカデミックガウン。
そして代表的な著書。
『現代の社会学』は、
私にとっての入門書だった。
壽里茂ゼミは「産業社会学研究」
先生には、ゼミの教え子が525名。
私の立教・結城ゼミは30名だから、
足元にも及ばない。
懇親会には全国から教え子が参集。
しかし最年少が44歳。
1996年の壽里先生の最終講義が、
ビデオ化されていて、それが放映された。
若い若い壽里先生。
最終講義の演題は、
「キャリアと社会構造」
この講義姿、私も時々、やる。
最後は恒例、
早稲田大学応援団の登場。
応援歌「紺碧の空」
「早稲田の栄光」
肩を組んで斉唱。
そして最後はもちろん、
早稲田大学校歌。
最後のスピーチは、
先生のご長女・珠子さん。
そして遺影を中心にして、
全員写真。
その後、大隈庭園を散策。
美しい。
大隈講堂も見える。
梅の花が見事だった。
そして大隈講堂前で写真。
永久幹事の内藤君と握手。
学生時代は不肖の弟子だった。
しかし私はOB会第4代幹事長。
そのとき、立教大学大学院の教授で、
コーネル大学RMPジャパン副学長だった。
壽里先生には、ちょっとだけ、
恩返しができたかと思っている。
そんなことを思いながら、
大隈講堂のまえで、
内藤君と写真におさまった。
壽里茂先生、
こころからご冥福を祈りたい。
合掌。
〈結城義晴〉