春が来たり、冬に戻ったり。
「三寒四温」とはよく言ったものだ。
私の大学受験時代には、
「四当五落」などという言葉が、
よく使われた。
寝る間も惜しんで猛勉強。
4時間の睡眠なら合格、
5時間も眠っていては不合格。
今年の東京大学の入学試験は、
2月25日(土)と26日(日)だった。
そして発表が、
今週金曜日の3月10日。
ああ。
糸井重里の『ほぼ日』
巻頭言は「今日のダーリン」
問題解決の考え方。
・・・なにか解決したい問題があるとき、
その問題の中心に中心にと向かうのは、
まちがった方法ではないのだろうと思う。
・・・ただ、それは、
問題に答えが出たときに、
みんなが「よかったね」と
言いあえるような場合だけだ。
鋭い観察だ。
・・・中心の中心で、
「いちばんいい方法は、これだ」
ということが見つかれば、
もうそれでいい。
しかし、こんなことばかりではない。
いや、こんなことの方が少ない。
複雑にからみあった問題。
あるいは、人間関係そのものに、
なにか深い溝があるといった問題。
そんな問題に対して、
「いちばん中心のところ」に、
解決を求めても、
こじれていくばかり。
・・・それが「正解」なのかもしれないけれど、
人と人とが反発しあうようになったり、
慰めようのないくらい
悲しい目にあう人が出てきたり、
だれもが、それぞれに、
孤立していったり。
そんなことがある。
・・・話せばわかるというけれど、
話してもわかっても、
幸せに近づかないこともある。
そこで糸井の考察。
・・・いちばん納得のいく答えは、
みんなが幸せになればいい
ということのはずで、
逆にみんなが不幸になるような「正解」は、
選ばないほうがいいのだと思える。
「正しい」よりも、
「不幸にならない」
「幸せになる」
・・・正解かどうかはともかく、
できるだけ多くの人を
不幸にしないこと、
できるだけ多くの人を
幸せにすること。
そして糸井らしく、
忘れちゃいけないことをくわえる。
・・・「わたし」を、
不幸にしないということ。
よくよく考えて、
そっちの方に歩み出せ。
・・・妥協とか、いい加減とか
言われるかもしれないし、
そんなことでいいのか、
とじぶんでも思うかもしれない。
それでも「わたしを不幸にしない」
を忘れちゃだめだ。
・・・いちばん近くの、
生きるべきいのちは、
そこにある。
全く同感。
今日は差し向かいで、
あるサービス業の経営者と、
そんなことの考察の場をもった。
さて今日のDaily商人舎には、
3本のニュース。
その中の2本は人事。
①三越伊勢丹HD社長に
杉江俊彦専務(56歳)昇格
突然の大西洋社長の退任。
理由はよくわからないが、
「正しい」よりも、
「幸せ」を選んだ方がいいと思う。
こちらは商品部の根本的な改革。
どんどんやるべし。
③オフプライスのTJXとロス
2016年度決算・ともに増収増益
百貨店の不振をよそに、
その売れ残り品を集荷し、
売り切って絶好調。
さて万代の2店舗。
まずは寝屋川万代宇谷店。
創業55周年の上り旗がたなびく。
4月16日の日曜日。
万代55周年記念イベント開催。
その前に、記念セール。
この店の週末は、
店舗前の交通渋滞が激しい。
ピークは夕方よりも夜8時以降。
棚卸休業の2月28日の翌日、
3月1日の創業祭は大渋滞だった。
4月16日の日曜日も休業。
その前日の土曜日は、
大セールだから、
またまた渋滞だろうか。
店舗入口には、
55周年キャンペーン告知。
総額2000万円。
競合の激しいエリアで頑張る2人。
私の隣は店長の海野正敏さん、
その隣は農産部チーフの竹本雄貴さん。
後ろは人事部マネジャーの2人。
津田睦さんと東尾里江さん。
次に交野市の、
郡津(こうず)店。
250坪に建て替え拡張して、
リニューアルオープン。
[写真提供は谷康一さん]
約6カ月間の休業、
そのあとの大改装オープン。
3月4日にオープンしたばかり。
このパネル。
毎週日曜日、農産コーナーは、
「総重量1トンに挑戦」
冷凍食品売場には、
リーチインケースが入る。
小型店にはインストアベーカリーがない。
しかし、それでも購買客数は多い。
ある女性のお客様。
店長に近づくと、その手を握って、
「オープンしてくれてありがとう」
幸せな店長の東秀行さん(中)。
そして松岡俊行さん(左)、
第3運営部エリアマネジャー。
松岡さんはこの地区を担当する。
そして万代知識商人大学2期の級長。
新店も、改装店も、
新しい旅立ちはいいもんだ。
「正しい」の連発は、むしろ危ない。
「不幸にならない」
「幸せになる」
これが正解の場合もある。
いや、こちらの方が多いかもしれない。
〈結城義晴〉