東日本を襲った寒さ。
昨日の真冬のような気候が、
今年最後の寒さとなるのか。
今日は打って変わって、暖かい。
横浜駅のそばを流れる新田間川でも、
桜の芽がほころび始めた。
もうちょっとです。
今日は朝から、
東急東横線で学芸大学駅へ。
イオンスタイル碑文谷。
昨年12月16日に、
1階から4階までがソフトオープン。
そして今週木曜日の30日に、
5階から7階までが完成し、
グランドオープンする。
その全館オープンの直前に、
マスコミ向けの内覧会が行われた。
5階の南側に未来屋書店が入る。
その一角にあるのが、
「MIRAIYA Bookmark Lounge Cafe」
未来屋書店とイオン直営のカフェ。
コラボレーションが素晴らしい。
まず、大前一也さん。
イオンリテール㈱南関東カンパニー、
東京山梨事業部長。
フロアコンセプトづくりから、
具体的な売場づくりまでを、
ていねいに説明してくれた。
そして店長の町野弘幸さん。
「昨年12月16日から今まで、
お客様からたくさんのお褒めの言葉を、
いただきました。ただし、
7フロア全部が揃わないままの店で、
いわば片肺飛行でしたので、
お叱りの声もお受けしました」
「しかし、それが、
ご期待の表れだととらえています」
だから全館オープンは、
本当にうれしそうだ。
町野さんの案内で、
5階から7階までをツアー。
様々なユニットに工夫がこらされていて、
現時点の総合スーパーとして、
実に先鋭的な出来栄え。
5階のメンズフロアは充実している。
このセミオーダースーツは、
私、購入します。
明日29日は、全館休業。
イオンスタイル碑文谷は、
全館開業に向けて、
最後の仕上げに入る。
そして明後日の30日、
グランドオープンを迎える。
大前さん、町野さん、
2人を慰労しつつ、
成功を祈念して写真。
お二人とも、アメリカ研修にご一緒した。
月刊商人舎で取り上げたいものだ。
碑文谷から学芸大学駅までの住宅地に、
めでたい紅白の花が咲いていた。
ここでも春を告げていた。
横浜商人舎オフィスに戻ると、
夕方に、(株)マルトの皆さん来社。
社長の安島浩さんと奥様。
そして2月25日に結婚披露した、
次男の英城さん・千知さんご夫妻。
披露宴への参列のお礼に、
わざわざやって来てくれた。
英城さんも、千知さんも、
三菱食品の社員として、
共働きで頑張っている。
実に仲のいいファミリーだ。
あの日のブログでも書いたが、
アランの「幸福論」
「幸福たらんと欲しなければ、
絶対に幸福にはなれぬ。
幸福である人以外には、
愛される人はいない」
「さあ、雨降りのときこそ、
晴ればれとした顔が見たいものだ。
だから、
悪い天気の日には、
良い顔をすること」
今日はいい天気の日だったけれど。
さて、
[今日のDaily商人舎]
全農ニュース|
元イトーヨーカ堂社長戸井和久氏が
全農改革チーフオフィサー就任
イズミニュース|
超大型商業集積LECT・245億円投資で4月28日開設
イオンニュース|
カンボジアにマックスバリュ・エクスプレス1号店開設
ローソンニュース|
熊本・大分食材使用の弁当・パン・冷麺開発で被災地支援
2月外食産業統計|
恵方巻・肉の日・プレミアムフライデーで売上高1.8%増
米国専門店ニュース|
4400店の靴専門店ペイレスシュー、倒産申請か
元イトーヨーカ堂社長、
戸井和久さんが全農改革。
私は、やると思う。
あの辞め方をした怒りを、
全力で改革に向ければ、
為せば為る。
期待しよう。
それからイズミのLECT。
245億円の投資で、すごいモール。
創業者・山西義政会長、
最後の大仕事だ。
これも期待しよう。
それから米国ペイレス・シュー、
倒産申請に至る理由。
それは明白だ。
今日の最後に、
「ビーコン」の話。
英語で「Beacon」
英語の元の意味は、「狼煙」や「篝火」
つまり位置と情報を伴う伝達手段。
現在は「無線標識」のこと。
特に「雪崩ビーコン」と呼ばれる。
英語では「アバランチトランシーバー」とも。
雪崩に遭遇する危険のある場合に、
必ず携行しなければならない小型機器。
電波の発信及び受信が可能。
万一、雪崩に巻き込まれて、
雪の中に埋まってしまった場合に、
ビーコンから発信される電波を、
救助者のビーコンで受信して、
埋没した人の位置を探索する。
今年最後の寒さに見舞われた昨日、
栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生。
登山講習会に参加していた高校生48人。
悪天候に、教師たちが判断した。
予定していた登山を中止し、
ラッセル訓練を実施することを。
これは雪を踏み固めて進む訓練。
そこに不幸なことに雪崩が起こった。
巻き込まれた高校生たちのうち、
教師1人を含む8人が死亡した。
しかし、この48人全員が、
ビーコンを装着していなかった。
悔やんでも悔やみきれない。
先週金曜日のブログで、
「マキアヴェッリ語録」を紹介した。
塩野七生の著作。
「誰だって
誤りを犯したいと望んで
誤りを犯すわけではない
ただ、晴天の日に
翌日は雨が降るとは
考えないだけである」
私は書いた。
「リーダーの心構えでもある」
問題はあなたの人生のビーコンは、
そしてあなたの仕事のビーコンは、
何かということだ。
商人舎は、
知識商人の仕事のビーコンに、
なろうと思う。
〈結城義晴〉