絶好の花見日和。
「土手の花見」の話はよかった。
しかし大阪、京都は雨模様。
浅田真央さんの引退。
マスコミがこぞって取り上げた。
そっとしておいてあげるのも、
いいのではないかと、
ふと、思う。
糸井重里の「ほぼ日」
巻頭言は「今日のダーリン」
「四月の、いまごろ。
新しい環境にある人は、
戸惑ったりしやすい。
新しい場所で、
なにをしていいのか、
なにをするべきなのか」
「そうそうわかるものじゃない。
あれれれ、である」
「じぶんの力が、
どこでどうやって発揮できるのか。
まったくわからないし、
力なんて、あったっけ?」
「戸惑ったりもするし、
悩みやすくもなる。
もっと、ずっと、
たのしみにしていた四月なのに。
どきどきわくわくしていたはずなのに」
わかるなあ、その感じ。
「たった三日で疲れちゃった、
かもしれない。
いや、たのしいことだって、
なくもないかな」
「だけど、わたしは
どうなっていくのかな。
このままでよかったんだろうか。
夢を見過ぎていたのだろうか。
もっと、つまらないと
覚悟してればよかったのか」
ここから糸井は優しい。
「‥‥というようなところにいても、
それでいいのだと思う。
そんなもんだと思う」
「もし、戸惑ってなくて、
とても元気でやれている人がいたなら、
そりゃもう、とても運がいいってことだ」
「四月のいまごろは、
戸惑いの時間」
そうそう、
戸惑いの時間。
「急いでどうにかしようとしなくてもいい。
小さくてもたのしいことを、
ひとつでもふたつでも
見つけられたらいいんじゃない」
「近所に、おいしい
パン屋さんがあったとか、
通い道ですれちがう
かわいい人がいたとか、
それくらいのことを、
見つけただけで大当たりだ」
「うまくても、へたでも、
『そこに一所懸命にいる』」
「いることだけが大事だと思っていい。
『いる』って、どういうことか?
あえて助言をするならば、
『いる』というのはね、
『耳でよく聞いていること』と、
『目でよく見ていること』そして
『足でよく歩いていること』だよ」
「それをちゃんとやっていることが
『いる』ということ」
耳でよく聞く。
目でよく見る。
足でよく歩く。
イノベーションも、
そこから生まれる。
私は朝から、滋賀県野洲市へ。
琵琶湖の南岸にある。
今日は第12回目。
北陸・東海・関西から、
1000名ほどが参集する。
そのみんなの前で、
地区で表彰された優秀8チームが、
改善活動を報告し、競い合う。
ホワイエに展示されているのは、
1回から11回までの最優秀チーム。
案内してくれたのは柳本啓之さん。
営業推進室長。
12時50分に開幕。
わたしは夏原平和社長と、
平松正嗣専務の間で、
役員の皆さんと審査。
審査は参加者全員が1票をもっている。
全員の投票で1位、2位、3位を決める。
大会は分刻みのスケジュールで進行。
地区長たちのパフォーマンス。
「むすんでひらいて」の歌に合わせて、
向かい合って踊る。
それがばらばらで、
会場の笑いを誘い、
緊張が一気にほぐれる。
そして1チーム15分の発表。
取り組み視点、実施内容、結果、
さらに発表力、チーム力などで審査する。
その緊迫のピカピカ実現大会の模様は、
明日のブログに続く。
イノベーションは、どこから生まれたか。
耳でよく聞く。
目でよく見る。
足でよく歩く。
ピカピカ実現のイノベーションは、
そこから生まれた。
〈結城義晴〉