米国ブルームバーグの調査。
「世界富豪ランキング」
トップは今回も、
マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ。
資産額は864億ドル。
100円換算で8兆6400億円。
注目はジェフ・ベゾスの2位浮上。
アマゾン・ドット・コムの創業者兼CEO。
投資家ウォーレン・バフェットを抜いた。
「オマハの賢人」
アマゾンの株価がこの1年で4割超上昇。
それが2位への躍進の理由。
資産額は777億ドル(7兆7700億円)
バフェットは2016年末には2位だった。
足元の資産額では、
ZARA創業者アマンシオ・オルテガに次ぐ第4位。
第5位は、マーク・ザッカーバーグ。
フェイスブック創業者兼CEO。
IT、そして小売業が上位を占める。
フェイスブックはIT兼小売業。
日本人トップは柳井正さん。
ファーストリテイリング会長兼社長、
51位の資産額は168億ドル。
次がソフトバンクグループ孫正義さん。
89位、126億ドル。
中国アリババの馬雲(ジャック・マー)は、
15位に入って、これもIT兼小売業。
ITと小売業がリードする世界の産業界だ。
しかし影のトップ富豪がいる。
ウォルトンファミリーだ。
つまりウォルマートのサム・ウォルトンの家族。
そのウォルマート。
Daily商人舎で報じた。
ウォルマートニュース|
オンライン商品対象の「ピックアップ割引」を開始
eコマース部門CEOのマーク・ロア。
「オンライン注文され、顧客が店舗で、
ピックアップする商品の割り引きを、
4月19日からスタートする」
それが今日。
名称は「Pickup Discount*」
対象は1万アイテム。
6月末までに、人気商品を対象に、
品目数100万超にまで拡大される。
ウォルマートは昨年夏に、
新興企業のジェット・コムを買収。
33億ドルを投じた。
ジェットは「スマート・バスケッ ト」を特徴とする。
つまり異なる商品のまとめ買いで、
割引額を増やす独自手法。
ネットのバンドル販売だ。
ジェフ・ベゾスを、
ウォルトン一家が、
追撃する構図。
成田空港からそのアメリカに出発。
アメリカン航空。
10時間半で、テキサス州ダラス。
平原のダラスにも、
湖があって、外は27度。
すぐにウォルマートを核とするパワーセンターへ。
そのサムズクラブ。
ウォルマートのホールセールクラブ。
店内レイアウトも品揃えも、
コストコホールセールそっくり。
コーポレートカラーが対照的。
コストコの赤、サムズの紫。
そっくり真似たら、業績は上がってきた。
真似るならば、
そっくりそのままでなければいけない。
中途半端に「いいとこどり」すると、
痛い目に会う。
もちろんそっくりそのままとは、
バックシステムを含めてのこと。
この業界第3位のBJ’sには売却の噂。
その買い手はジェフ・べゾスのアマゾン。
ああ。
私たちはスーパーセンターへ。
Save money, Live better.
左サイドが食品。
生鮮の鮮度が格段に上がってきた。
右サイドが非食品で、
そのトップエンドは「Summer」
衣料品売場のトップスペース。
サンダルも安くて豊富。
ホテルで使うスリッパなどは、
ここにしかない。
それだけ丁寧な品揃えをする。
そしてMother’s day。
ウォルマートの「早仕掛け」
そして「早仕舞い・際の勝負」
全体にブルーの店内カラーの中で、
ひときわ目立つのがオレンジパネル。
オンラインで注文して、
店で無料で自由にピックアップ。
ピックアップはここです。
このカウンター。
明日から1万品目で、
「Pickup Discount*」
6月から100万品目となる。
「Find millions more items online」
ウォルマートはいつも動いている。
そしてディナー。
ステーキハウス「Saltgrass」
カントリー調の店内。
伊藤勉副団長の挨拶のあと、
地元のシャイナーボックで乾杯。
サラダ、ヒレステーキ、
アスパラの揚物。
美味かった。
締めは馬場剛平和堂米原店店長。
アメリカの躍動、スピード、
そして競争。
その中から、異次元の「売る力」
根本を学びたい。
そして「引き出し」を増やそう。
(つづきます)
〈結城義晴〉
【追伸】
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